<挿絵>8月20日・Aクラス 21


冒頭文担当18期の草野碧です。
よろしくお願いします。
 
今回のテーマは「神様」。

これは、川上弘美さんの小説「神様」の挿絵を描くという課題です。

主人公が、3つ隣の305号室に引っ越してきたくまに誘われて、

川原に散歩に行って帰ってくるという短いお話です。
色は黒1色、グレーは濃淡何色使っても可、という条件で制作しました。
 
今回の講評で印象に残ったのは、
・ユーモラスな物語だけどあまりユーモアを強調しすぎない、コミカルとは違う。
・書き込みはほどほどに。くまの表情もあまり作らない方がいい。
・説明過剰にならない方がいい。
・挿絵が入る位置も意識する(始め、中盤、終わり、の配分が多い)。
ということです。
 
「説明的にならないように」というのは挿絵以外でもよく言われることですが、
挿絵の場合は作家さんの世界観を壊さないように、
見ている人に解釈を委ねる余韻のある絵が好ましいと思いました。
 
また、白黒で描いた方が出来映えが良いというのは、普段色を使い過ぎているからかもしれません。
色は2、3色ぐらいで描くのが良い、とのことです。
カラーの絵を描く時に参考にさせて頂きます。
 
夏休み明け最初の授業。
本日は峰岸先生の大盤振る舞いで沢山の方がピックアップされました!
色んな「神様」の捉え方をお楽しみください。

 

 katokayoko
加藤佳代子(1期)
 
 
 ozawachie
小澤千枝(2期)
 
 
 oonohiromi
大野博美(6期)
 
 
miyamaeitsuko
宮前伊津子(10期)
 
 
 arimanaomi
有馬奈保美(11期)
 
 
kyougokuaya
京極あや(11期)
 
 
doikaori
土居香桜里(12期)
 
 
chigiraharuna
ちぎらはるな(12期)
 
 
yoshiizumiyuko
吉泉ゆう子(12期)
 
 
iwashimaayu
いわしまあゆ(15期)
 
 
 sakamotominako
坂元美奈子(15期)
 
 
 kamisama_1
桜木理加(16期)
 
 
sanderstudio
サンダースタジオ(16期)
 
 
 shimodahiromi
下田ひろみ(16期)
 
 
HashimotoJunko
橋本純子(16期)
 
 
haratomoko 
原倫子(16期)
 
 
 yokoyamakazue
よこやまかずえ(16期)
 
 
 yamashitaakiyo
山下晶代(16期)
 
 
akashiakiko
あかしあきこ(17期)
 
itomaiko
伊藤真以子(17期)
 
 
satomie
佐藤美枝(17期)
 
 
 kanomatakousuke
鹿又広祐(17期)
 
 
tsubotatomoko
坪田明子(17期)
 
 
nakazatokasumi
中里香澄(17期) 
 
 
uematsuayako
植松彩子(18期)
 
 
kusano_kamisama
草野碧(18期)
 
 
sakumayuki
サクマユウキ(18期)
 
 
shinomiyaai
四宮愛(18期)
 
 
 sembarui18
仙波るい(18期)
 
 
nogamikazuko
野上和子(18期)
 
 
以下振替
 
hiroko-hashimoto-398
橋本裕子(C・11期)
 

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21 thoughts on “<挿絵>8月20日・Aクラス

  • Reply
    ちぎらはるな

    ピックアップ、「私のが載ってない!」って方はいらっしゃいませんでしょうか?もしいらっしゃいまいしたらメールください〜

    同じ小説を読んでも、あんなクマこんなクマ 色んな表現があって面白いですね。
    説明しすぎないように。。余韻を持たせて描けるようになりたいです。

  • Reply
    藤岡詩織

    くまがたくさんでなんだか見ててニコニコしてしまいますね〜〜。
    大野さんの絵が好きでいつも楽しみにしています。熊が本当に大きい熊!っていう感じの存在感なのがいいですね!
    サンダースタジオさんは熊以外の部分まで気になって色々見てしまいます。にぎやかで楽しいですね。
    橋本さんの静かな空間すごくすてきです。私は文章を読んでて橋本さんのようなイメージが浮かんでました。

  • Reply
    山下晶代

    講評で絵を並べてびっくり。みなさん主人公を女性に描いている!?みたいな。
    ちなみに私は、少数派と思われる「主人公=男性」だと思った派です。
    今回の課題文は、読めば読むほど、読者に委ねられている部分が多い作品だと感じました。
    読者の想像を損ねず、でも自分が描くからこそこうなる、という絵にするにはどうしたら?という落としどころに夏じゅう悩みました。
    なので、それぞれの解釈で自分の世界に引っぱりこんでいる、皆さんの作品を見て、こういう手があったか・・・と思っておりました。
    仙波さんのハッチング美しいなあ。熊の顔を描いていなくても、何か伝わってくるものを感じます。

  • Reply
    鹿又広祐

    お疲れ様です。
    川上弘美さんは一番好きな作家さんなので今回のテーマは嬉しかったです。
    おすすめは「蛇を踏む」という短編と「機嫌のいい犬」という句集です。
    僕の宝本です。
    今回は休みも長くあったので心をフラットに、先生の以前の講評でのコメント
    『頭の中のイメージを丁寧に表現する』をモットーに課題に向かいました。
    前のめりになり過ぎない素直なイラストレーションが少し出来た気がします。
    あれ?自惚れ?(誰も褒めてくれなそうだから笑)

    ちなみに「神様」には続編があります。
    とっても切ないい話なので是非是非〜

    • Reply
      原 倫子

      「神様」の続編、切ないですよね〜。「神様」と同じくらい短いお話なので、皆様、是非。
      私は中公文庫の短編集「神様」に収録されているものを読みました。

      川上弘美はエッセイも秀逸なのでおすすめです!「此処 彼処」「あるようなないような」東京日記シリーズなど、私は大好きです。

  • Reply
    吉泉ゆう子

    ずらりと熊が並びましたね。
    挿絵が相変わらずテンションあがらないのは(先生すいません)、自己主張が強すぎて、作者の意図を読まないからだと改めて思いました。そんなことを言っていては駄目ですね。猛省いたします。

  • Reply
    原 倫子

    川上弘美の作品世界が大好きで、自分もこんなあじわいの絵が描きたいなあと思うのですが、同時に、挿絵を描くのはとても難しいとも感じていました。
    本当は、くまも主人公も描かないでなんとかやれないか、と悩んだのですが・・・駄目でした。がっつり描いてしまいました。
    もっと実験的にいろいろやってもよかったかな、とかいまだにくよくよしています。
    でもくまとか河原とか、描いててめちゃくちゃ楽しかったです。

  • Reply
    有馬奈保美

    皆さんよく読み込まれていて、場面の構図もとても勉強になりました。
    土居さんのやわらかいタッチや、ちぎらさん、桜木さんの熊の表情、
    そこはかとなくいそいそした感じがにじみ出て、思わずニンマリしてしまいました。

    今回は何度読んでも場面のイメージがわかず、(昔、熊や羊男が出てくる話が好きだったのに)
    感性がヨボったのだなとか、そんな気分で上下してどうするよとか、諸々反省しました!
    BクラスCクラスの挿絵もどんな構図が出てくるのか楽しみです。

  • Reply
    大野博美

    藤岡さんありがとうございます。
    読みながら、大きくてちょっと怖そうなリアルな熊が妙な事を喋るおかしさ、を想像してたので、わりとリアルな熊を心がけて描きました。

    鹿又さんみたいに、もっと熊の大きさを強調する構図を練りたかったんですが。
    仙波さんみたいに、桜木さんみたいに、熊の毛並みのもふもふ感も描いてみたかったんですが。
    植松さんみたいに子供にパンチされる熊の表情、四ノ宮さんみたいにもじもじした熊の表情、も描いてみたかったんですが。
    うまくいかなくて。
    教室で皆さんの作品を見ながら、なるほどこういうふうにも描けたのかと思ってました。

    好きな作品だけに、つい読書感想画になっちゃって「こういう所が良かったです」といろいろ説明したくなってしまうんですが。
    初めて読む人が入って来られる余地を開けておいて、引込まないといけないんだよなあと。
    次の課題の装画に悩んでいます。

  • Reply
    しんやゆうこ

    振替でBクラスに出席でした。
    こうして見ると、相談して描いている訳ではないのに、それぞれのクラスにカラーがあるようで不思議です。
    ちぎらさんの女の子、「オ〜!モーレツ〜!」みたいで面白いです。
    コメント欄での皆さんの川上弘美愛も素敵です。みんなの心の中に大切にしている物語があるのだな〜と思いました。読書の秋ですしね…..。

  • Reply
    袴田章子

    みなさんすごい見ごたえですね!

    この物語の挿絵と考えたときに、あまり具体的なものより、モチーフとか静物画が
    すてきに描けたらいいなと思っていました。

    橋本さんの切り口が、とても好きです。
    小説の説明じゃなくて、雰囲気を増す作用になってるところがとても良いですね★

  • Reply
    橋本裕子

    振替で出席しました。
    Aクラスの方々の原画を実際に見ることが出来て、新鮮でした!

    小澤さんの絵、鉛筆でしょうか?毛並みがつややかできれいでした。
    大野さんのくまは、大きくて凶暴さの片鱗も感じさせて良かったです。
    仙波さんのくま、魅力的でした!

    藤岡さん、袴田さん、うれしいコメントありがとうございます!
    「神様」初めて読んで、なんて素敵なお話だろうと思いながら描きました。
    鹿又さんや原さんおすすめの短編や句集、続編も読みたくなりました♪

  • Reply
    伊藤真以子

    神様の挿絵、みなさんハイレベルだったなぁー!
    続編読みます!
    ちぎらさん遅れてすみませんでした!

  • Reply
    京極あや

    クマ続編読みたい!今度図書館か本屋で探してみます。

    挿絵って読み手に余韻とか想像力を掻き立てることが大事なんだと、みなさんの絵や
    コメントを読んでいまさらながら思いました。ああ、課題何回もやってるのでホントにいまさら。。。

    自分はまずその物語を読んで、一番面白いと感じたところや描きやすそうなところを選んで
    描いてしまうので、どうしてもド直球に描いてしまうというか、余韻とかそういう感覚をつかんでいないのかも
    しれません。

    さて、装画はどんな絵にするか。。。。

  • Reply
    橋本純子

    お疲れ様です。
    先生!挿絵は難しいです。
    自分のイメージというより、読んだ人はどう感じるのかな?
    イメージを壊したくないな。という気持ちが強くて、
    消極的なイラストになってしまうような気がします・・・・。
    今回も時間を置いてみると、
    やっぱりデザイン的な方に逃げたりしていて、反省です。
    (前回の女生徒も飾り罫に逃げたし。)

  • Reply
    阪上城

    振替出席でしたが、みなさんのコメントが興味深かったので参加させて下さい!
    前回「女生徒」は悩んだあげく空中分解。先生の「心理描写に走ると失敗する。人や場面をシンプルにしっかり描くこと。」(言葉が正確でなかったらすみません)の言葉が頭に残りました。
    でも7月の装丁画コンペの制作では、今度はしっかり描こうとしたあげく、自分の絵にする段階でまた空中分解。自分らしい作風をしっかり持って、そこから逆算することも大切と痛感しました。
    子供の頃から盛り気味の挿絵が好きでしたが、今回、物や景色を描いて余韻を残す作品も魅力的で、印象に残りました。次回の取り組みも楽しみです。

  • Reply
    ちぎらはるな

    神様続編読かぁ。。気になりますね。

    有馬さん、しんやさん コメントありがとうございます!!!
    「オ〜!モーレツ〜!」って、スカートひらんってやつですよね。また検索して見て来ました。
    あのビジュアルは今見てもカワイイです。

    伊藤さん、いえいえ〜

    そう言えば、引っ越しそばシーンは茹でた麺で描いたのですが、Aクラスは乾麺派が多かったですね。
    なんで茹でたものなのか聞かれてよくよく考えたのですが、これ!SUUMOのCMの印象が深かったのですよ。
    ↓↓
    http://youtu.be/yiG0vlpdX8E

    人では無い者がわざわざ茹でた引っ越し蕎麦持って来てくれたらたまらんな〜 と思って描きました。
    普通は。。。乾麺です。。かね?笑

  • Reply
    小澤千枝

    とても難しい課題で、講評でみなさんお上手だなあ、こういうふうに描けばよかったなあと思いながら、
    素敵な絵がたくさん並んでとても楽しくなりました。

    先生やみなさんの意見を聞きながら、さらにこの課題の難しさを感じました。
    作者と読者の間を繋ぎながら、世界をせばめず、想像の広がりを持たせる。解釈の違いや自分が感じた世界が主観でしかないことに気がつけて、
    難しいけど、勉強になりました。

    橋本さん
    画材は、実は、色鉛筆です。何気に何色も使っています。
    とても発色のいい色鉛筆で、最近気に入って、奮発して購入しました。

  • Reply
    四宮愛

    相変わらず、まだブログへのコメントに積極的に参加出来ておらず反省している18期生の四宮です。
    今回の課題はモノクロだったので、個人的には画材の選択が絞りやすく、良い具合に力を抜くことが出来ました。
    (完成度は置いておいて…)
    ただ、次回の課題=「装画」を意識して描かなかった為、挿絵に首を絞められ、苦戦しそうな気配がしています。

    大野さん、名前を出していただいて嬉しかったです。ありがとうございます。
    みなさんのように、自分のタッチというものを持てるように早くなりたいです。