<雑誌表紙>8月12日(水)Aクラス 14


 

 


近所にある都内有数の急坂を描きました。
個展で選んだ場所のアングル違いなのですが、それよりは坂っぽさが出
ている!(自画自賛)と思いたいです。
色づかいが微妙…取り組みが遅かったことを反省いたします…。

キムラキコ(10期)「散歩の達人」

 


首が細いと幼くみえてしまい、太めに修正…子どもっぽい感じが反省
点です。この他に、もう一枚、ビックリハウスという雑誌も。先生が、
表紙を描かれた当時のお話の一部を、コメント欄で、シェアできたら
と思います。

徳重千里(12期)「オリーブ」/マガジンハウス

 


今回は子供服とライフスタイルの雑誌Milkの表紙のつもりで描きました。
バックのくすみピンクがモニタのせいか、薄茶に見えるとのことで調整
しましたが、ちょっと発色がむずかしい色だったかもしれません。

金子なぎさ(19期)「Milk ミルクジャポン」/(株)アマナ

 


この構図は好きな構図でよく描いてしまいますが、もっとたくさんこの構図
で描いてみようと思いました。(この雑誌は、すでに廃盤か休刊のようです。)

うめもときょうこ(21期)「BIRD」

 


人物イラストレーションは7頭身くらい、首は少し短いかな?と思うくら
いがバランスが良いなどとご指摘いただきました。
いつも人を大きめに描くときはポーズに気を取られてバランスが狂いがち
なので気をつけたいです。

小泉理恵(21期)「BRUTUS」

 


繊細で荘厳な歴史ある教会ですが「デフォルメが君らしいね」とおっ
しゃっていただき益々建物を描くのが好きになりそうです。
ピックアップにならなかった方は女性の首の長さ(長いとスタイルが
実は悪く見える)のご指摘があり、そこから笑顔の表現(口を開けた
顔は難しい)、目の表現など魅力的な女性を描くためのヒントが
ギュッとつまった15分でした。

菅原さこ(21期)「まいにちイタリア語」

 


おしゃれで渋い旅とカルチャー雑誌「TRANSIT」を選びました。イタリアの
中でもメジャーな街ではなく南イタリアのプーリア州の白い街です。

平塚じーろ(21期)「TRANSIT」

 


若い女性向けの旅行情報誌で、“沖縄への旅特集”を想定して描きました。
沖縄本島の「美ら海水族館」の先に「備瀬」という昔ながらの古民家が数多く点在する集落があり
ます。沖縄旅行の際に私も立ち寄った好きな場所です。集落は緑が一杯で、シーサーに守られてい
る古民家の庭では子猫たちが自由に遊びまわっていてしばらく眺めていました。そしてサイクリン
グやお散歩、海に出て青い魚を見たり・・とても心が癒された場所です。コロナが収まったらまた
行きたいですね。イラストは植物を描くのと古民家のデフォルメが大変でした。

ふちのとみよ(21期)「オズマガジントリップ」

 


色が薄くなりがちです。文字の色がまだ薄いとのことでした。色によ
り印象が大きく変わるので難しくもあり楽しい課題でした。。
講談社出版文化賞さしえ賞の話題も少し。先生はこれまでにかなりの
数の絵を描いてきたという(1万何千点はいっているよ)というお話し。
改めてまだまだだなと思いました。

いけ野なみ(24期)「やさいの時間」

 

 

 


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14 thoughts on “<雑誌表紙>8月12日(水)Aクラス

  • Reply
    ふちのとみよ

    今回は4週間の製作期間でしたが、「わーいMJの夏休みだ〜!」と油断してしまい、取り掛かりが遅くなりました。
    雑誌といえば人物を描くべきか?と考えましたが、私はまだ自分らしい人物が描けていないので、旅行雑誌用に風景を選びましたが、植物の繁る風景を描く事はなかなか難しく時間がかかり、技量不足を思い知らされました。

    キコさん、都心の坂道という感じが良く描けていますね。雑誌にもよく合っています。
    徳重さん、オリーブ世代ですか?私も高校時代読んでいました。懐かしいですね。イラストは女の子の柔らかな髪が良く表現されていますね。
    金子さん、ミルクという雑誌タイトル、あどけない子供達、ふわふわの洋服、柔らかな色づかい。誌面が綺麗にまとまっていますね!流石です。
    うめもとさん、雑誌タイトルとうめもとさんのイラストの雰囲気がピッタリです。雑誌の中が気になる表紙で読んでみたくなりますね。
    小泉さん、窓の外の雷の景色が、「危険な読書」というタイトルにかけてあるのでしょうか?一捻りあって小泉さんらしいですね。
    さこさん、イタリア人女性の描き方がうまいですね。雑誌にピッタリな絵です。
    じーろちゃん、雑誌タイトルのグレーとイラストのグレージュが洗練された色使いですね。
    いけ野さん、優しい色使いが上手です。前回カラーカットの植物の色合いも好きでした。

    最後になりますが、
    夏休み中に長光さんが装画を担当された「銀花の蔵」を読みました。さすが直木賞候補です。とてもいい本でした。映画にならないかな〜?と密かに期待しています。

    • Reply
      徳重千里

      コメント、ありがとうございます!
      Oliveって、途中からイメージチェンジして
      路線変更しましたよね。
      その後も、タレントがたくさん載ったりして。

      ふちのさんの沖縄!
      シーサーの表情と、木登り猫がのんびりしていて
      行きたくなります。

  • Reply
    小泉理恵

    私も夏休みの短さに驚き、いつも以上に焦って取り組みました。昔から性格が何も変わってません。。

    キムラさん、坂道(しかもほぼ正面!)って確かにすごく難しいと思うのですが、しっかり坂に見えます…!男性の服のふんわり感や遠くに抜けて見えるビルと青空から、お散歩の気持ち良さを感じました。
    うめもとさん、手前の草木や小物、人物が自然な配置に見えてバランスが絶妙です。BIRD休刊しちゃったんですよね〜残念です。。
    菅原さん、私も、国内外どんなテイストの建物も良さを活かしながら菅原さんタッチで描かれているのがすごいなと毎度思います。
    ふちのさん、コメントありがとうございます!危険感を出したく、外を危なくしてみました笑
    いつも色鉛筆の印象がありますが、今回は絵の具でしょうか?植物大変とのことでしたが、色や植物の方向など綺麗にまとめられていてすごいと思いました。かくれんぼ?している動物たちも可愛いです^^
    いけ野さん、どれも新鮮で美味しそうな夏野菜ですが、ナスのグラデーションの色味が特に美しいです!

  • Reply
    前田なんとか

    原画を見たくなる作品ばかり。このところ全く原画を見ていないので人にもですけどもう飢えています。
    教室再開が難しいのは承知ですが、教室が恋しいです。

    小泉さんの、窓の外が暗示している物語性のある絵がすごく印象的でした。この柔らかい補色の色合いと構図に、こんなにも不安感と緊張感を煽られるのかと、暫く考えたけどよくわかんなくて、こりゃスゴイと唸りました。
    さこさんの教会の表現力!一体どうやっているのか、技術も魅力です。さこさん、今回の絵のサイズをぜひ教えて下さい!
    いけ野さんの、優しいやさいの時間も好きです。
    うめもとさんの山はやっぱり絶品です!そしてこのテーブルクロスがもうたまらんです。

    • Reply
      菅原さこ

      なんとかさん、コメントありがとうございます!少し前にopaギャラリーで版画作家のグループ展を見て反省して帰宅したので、嬉しいやら恐縮やら。嬉しい言葉は素直に受け止め励みにして精進したいと思います。

      絵のサイズについてですがA4サイズに刷った180mmx180mmの版画作品です。

      今回は雑誌ロゴのフォントだけ引用してデザインするのではなく、より実際の雑誌表紙に近づけたかったので使用されているイラストサイズの実寸を測りそれを元に多少カットされるであろう余白も考慮して拡大サイズを決めました。
      でも、よく見ると左右が余白ができてしまっています。サブタイトル欄などの関係で今月号の絵のはまる枠が正方形ではなかったため、
      左右をぴったり合わせると遠景の小さい人物が中途半端にカットされて遠近感がうまく表現されなくなってしまい結果左右の余白は
      「抜け感だな」と自分に言い聞かせて何とか合わせました。
      多少カットしてもいいように構図を考えたつもりでしたが詰めが甘かったです。色々とやってみると気づきがありますね。
      今回の反省点でした。

      • Reply
        前田なんとか

        さこさん、お返事ありがとうございます。
        なるほど180mmx180mmですか、思ったより小さい画面でした。
        細密さと全体のバランスがうまくできているので、見ごたえあります。
        さこさん自身の分析が興味深かく、楽しく読ませていただきました!
        「抜け感だな」←コレすきw

  • Reply
    菅原さこ

    雑誌表紙は雑誌の持つコンセプト、サブタイトルからメッセージが直球で伝わってくるので、皆さんのチョイスや作品とのコラボを見るのがとても楽しい課題です。私自身も雑誌表紙は好きな課題でもあります。
    「そう来たか〜!」と感嘆しまくりです。
       

    キコさん、キコさんの描く街の風景と「散歩の達人」ピッタリですね!ゆったりと坂道を楽しむ散歩の雰囲気が気持ちよさそう。タモリさんも興奮しそうな高低差!笑   
       
    徳重さん、「olive」は10代の私にとってオシャレ(洋服)+カルチャーが最先端で東京的な印象の雑誌でした。地方在住者にとっては真似したくてもこんな洋服どこにも売っていない〜みたいな笑。表紙の女性の個性的なファッションや繊細な髪の毛の表現からそんなことを思い出しました。ちなみに私は「mcSister」派でした笑
          
    金子さん、黄色のニットワンピースの子がとにかく可愛くて好きです!ニュアンスのある色のまとめ方が勉強になります。  
     
    うめさま、テーブルの向こうに背景の山が広がっていたり、女性の表情やテーブル上のアレコレからも「旅を想う」感が伝わってきますね!ジャケ買いしたいです!
         
    小泉さん、コメントありがとうございます!いつもどこまで彫るか彫らないかのせめぎ合いですがそう言っていただけて嬉しいです!
    小泉さんの「危険な読書」表紙一番唸りました笑。小泉さんの持ち味のいつもの絵には不穏や危険とは離れているイメージなのですが
    窓の外の風景でこんなにも印象が変わるのですね。書店にあったら絶対足を止めて見てしまいそう。   
      
    じーろさん、実は「まいにちイタリア語」をチョイスした時もしかしたらじーろさんと被るのではないかなと思ったりしました笑が「TRANSIT」だったのですね!そのチョイスもメジャーから少し外れた街並みもイタリアをよく知っているじーろさんならではですね。風にはためく赤とピンクのアクセントが効いてますね。   
      
    ふちのさん、コメントありがとうございます!実際見たイタリア人の若い女性は小柄でスタイル良く堂々としている印象でした。それを思い出しつつイタリア人にも日本人にもどっちにも見えそうな路線でいってみました笑 
    緑あふれて癒される沖縄の雰囲気をとても感じられる絵ですね。手前の赤茶色の植物が効いていてオシャレですね。そしてシーサーがかわいい!
      
    いけ野さん、野菜の緑がそれぞれ微妙に違うのに一つの画面に自然におさまっているのがすごいなぁと思いました!「やさいの時間」と柔らかい色使いの優しい雰囲気の絵がとても合っていますね。

    • Reply
      徳重千里

      コメント、ありがとうございます!
      東京にいたって、読者の対象年齢で、
      そう簡単に買える服では、なかったですよね。
      当時は、DCブランドとか言っちゃって、
      バブリーな世の中へ突入していく
      勢いでしたけど 笑。

  • Reply
    徳重千里

    作品の文章中に、ちょこっと触れさせていただいた
    月刊ミニコミ雑誌の

    「ビックリハウス」

    をご存知でしょうか?

    当時、サブカルチャーという呼び方は、
    しなかったと思うのですが、
    読んでいるとニヤっとしてしまうような
    サブカルそのものという内容でした。

    投稿読者も参加型で登場したり、
    アーティスト、タレント、文化人などと呼ばれる人々が、
    掲載されていました。
    たとえば、YMO、とんねるず、中沢新一…

    表紙を描いていたイラストレーターも、
    安西水丸、原田治、秋山育、湯村輝彦、ペーター佐藤…

    そして、
    峰岸先生が表紙を描かれた1981年2月号。
    ↓読みたくなりました?

    1981年2月号(通巻73号)
    編集長=高橋章子 発行=パルコ出版
    表紙イラストレーション=峰岸達
    http://www.ne.jp/asahi/gomasio/rf-2/kongetsu/81-2bh/index.html

    ヤフオクも売切れ、古本屋さんでも、
    なかなか見つからないのでした。
    残念。

  • Reply
    鈴木実千代

    徳重さん、情報ありがとうございます!
    「ビックリハウス」懐かしいなぁ。
    73号探しましたが、メルカリもsoldoutでした。
    でも峰岸先生がお描きになった表紙だけでも拝見できて大変嬉しいです。
    カッコよくてチャーミングで遊びがあって凄いなあ〜出版業界が元気でクリエイターたちも自由に面白いものを発信してた当時を
    思い出しました。

  • Reply
    すぎもりえり

    パソ通のコメント、今ごろの初参加です。
    コメントくださった方、うれしいです。ありがとうございました。
    キコさん、急坂かっこいいです。難しそう〜なところにトライするのも、ちゃんと見せてしまえるのもすごいなぁ。
    徳重さん、ひとつまとめの三つ編み、オリーブ少女ですね〜。ビックリハウスしりませんでした。先生の表紙見せてくださって、ありがとうございます。
    金子さん、同じ雑誌チョイスです!びっくりしたんですが、背景色チョイスも似てます。先生から「Aクラスにも『Milk』描いた人がいたよ」とお聞きして、誰かな、と楽しみにしてました。おシャレな子どもたちの雰囲気がすごく出てて、すてき!ズボンのさりげない線の使い方がカッコよくて好きです。
    うめもとさん、すごくすてき。この構図、ぜひに。たくさん見たいです。なんとかさんと同じく、テーブルクロス、たまらない。鳥たちがタイトルロゴの鳥といいかんじなのも好きです。
    小泉さん、いいですね!色合いがとってもいい。雰囲気と光と影も。要素が多いのに、シンプルに見える…すごくいいな~と思いました。
    さこさん、色合いが涼やかで、版画の墨を引き立てて、すてきだなぁ と思いました。すてきな7月号。さこさんの建物、これからも楽しみです。
    じーろさん、白い街、気になります!
    ふちのさん、描き込まれた植物、いいですね。ちょうちょがいたり、ねこさんがいたり。たのしいです。
    いけ野さん、みずみずしい夏野菜が、やわらかな色彩でいいですね。

  • Reply
    金子なぎさ

    ふちのさん、さこさん、すぎもりさん、コメントありがとうございました!
    今回の子供、特に左の男の子、漫画っぽくなったかなぁ〜と思うのですが、、セーフでしょうか?

    この課題は、皆さんの選ぶ雑誌がとても個性にハマっていて、たのしいですね!
    徳重さんのオリーブは可愛くておしゃれで、大好きな雑誌でした^^。いまでも当時のオリーブが本棚の奥に一冊くらいあるはず。
    チェッカーズとかが載ってる頃。。
    峰岸先生のビックリハウスの表紙もみられてよかった!リンクありがとうございました。

    ぼやぼやしていたら、もう今週は次のお題に。。!

  • Reply
    いけ野なみ

    ふちのさん、徳重さん、小泉さん、なんとかさん、さこさんコメントありがとうございます。
    キムラさん。坂!の表現すごく上手です。どのように描かれているのだろうか?と思わずじっくりみてしまいました。
    金子さんの描かれる人すきです。子供がさらに可愛い!色の配色もとてもすきです。
    小泉さんの作品の空気感というのでしょうか、いいなあと思ってます。毎回楽しませていただいています。
    じーろさん。淡い色がきれいに出せていますね。原画みてみたいです!

  • Reply
    キムラキコ

    なぎささんのくすみピンク!わたしもこういう色、好きです(うまく使えないけど…)顔もファッションもかわいい!服のシンプルな描写もおしゃれですねえ。
    小泉さんのBRUTUS、危険な感じが出ててウマいなあ!色選びも絶妙だなーって思いました。
    さこさんの教会、いいデフォルメですね!あちこちかわいくてひかれます。

    わたしの描いた坂、以前に血迷って低めのヒールで降りようとしたら、自分の体重で折れるんじゃないかと思いました笑
    ふちのさん、小泉さん、さこさん、すぎもりさん、いけ野さん、コメントありがとうございました。
    この右手の建物の隣りを都電が走ってるのですよー。