11期休学中の長光雅世です。
タイムリーなお仕事をさせていただきましたので、
先日、装画を担当した小説が直木賞候補になりました。
遠田潤子作の「銀花の蔵」、新潮社から4月に発売されています。
奈良県の座敷童がいるという醤油蔵が舞台で、 主人公の銀花の10歳から60歳までの家族のお話です。
一家には困難や因縁がたくさん….それでも銀花は、 彼女なりの家族(幸せ)を得ていくので、読後は「私も頑張ろう」 と思えました。
装丁は新潮社の古閑里良さんです。
打ち合わせの際、コロナにドキドキしはじめた頃でしたので、 カフェではなく新潮社に招いていただき、 重厚感ある建物に感動しました。
古閑さんは、 峰岸先生も何度か一緒に仕事をしたことがあるそうで、 打ち合わせの際は先生のお宅へ作品を取りに行った話を聞かせても らいました。
お土産にいただいた「波」には峰岸先生の昔のお仕事の絵( 欽ちゃん、渥美清、植木等)が載っており、 良い絵が描けそうな予感がしました。
装画は一面に描かせてもらい、本扉にカットも描きました。
MJブックからきた仕事なので、 先生にはとても感謝しております。