ゲスト矢吹申彦氏、対話と講評! 29


こんにちは。21期Aクラスの菅原さこです。
今回の合同授業のゲスト講師は満を持して登場の矢吹申彦さん。
猛暑と生徒達の熱い視線の中、白と水色の爽やかな装いで登場されました。(峰岸先生も靴下含め白とブルーで統一。偶然でしょうか!)

授業前半は経歴紹介の後、峰岸先生との対談方式で話が進められました。

イラストレーターへのきっかけは日宣美展で和田誠さんの絵を見て「自分の師匠」と思った事、桑沢時代に先生から「君の絵は学生らしくない」と言われ「早くプロになりたい。学生らしい絵を描く気はありません」と返した話、絵の描けるデザイナーになりたいと和田さんに絵を見てもらったり仕事の手伝いをしたのちにフリーになった話など、強い動機と行動からスタートしたことがうかがえるエピソードから始まりました。
その後の音楽業界との関わりやサブカル雑誌、イラストレーター集団の話などイラストレーション史を肌で感じられるような内容は、長い間同世代で現役をされているお二人ならではだったと思います。
話の中で印象に残った言葉を幾つか紹介します。

・イラストレーションとはテーマを絵解きするものであると思っている。
 ディレクターからテーマを与えられて「こうです」と示すもの。
 自分の好きなものを描いた絵の中から仕事に使ってもらうというのが増えているが、それはイラストレーターとは違うのではないだろうか。

・テーマに沿って描くことが続くと自分の中に欲求不満が出てくる。そこで好きな絵を描いて数がたまったら展覧会を開く。
 そういうことはずっとやっている。(多忙な時期でも空いた時間は仕事ではない絵の時間だったとか!)

・絵の世界観が一つしかないと展開できなくなる。
 皆、スタイルが一つだけではなくいくつかの世界を持っている。
 (和田誠さんも相当色々なスタイルを持っていると例に挙げていました。しかもどのスタイルでも個性がわかるという)

後半は19期生のファイル講評と全体の質疑応答でした。

ファイル講評は「いいよ。ここ(二人)だけ聞こえれば」と個人面談のように静かな時間が流れていきました。
その中で聞こえてきた言葉としては「色使いが面白いと思うよ」「画面構成が面白いね」「線の残し方が曖昧だね。力強さが変わると思うよ」「画面構成を作りすぎているね」「空間の使い方で違った面白さがでると思うよ」「切り取り方が面白いね」等。
イラストレーターとデザイナーの両面を持つ矢吹さんならではのアドバイスのように感じました。

質疑応答では矢吹さんと音楽との関係やLPレコードジャケットのエピソードや「100%スタジオ」について挙がりました。
矢吹さんの描く印象的な空の表現についての質問に対しては絵の中で空の面積が広いので色々工夫されているそうで、印刷に近い色という理由で選択している絵の具の色まで教えてくださり、生徒たちが一斉にペンを走らせる中、峰岸先生が「ちょっと待って 僕もメモする 何色?」と聞き返し会場は爆笑でした。

授業の終盤に入ってからも、峰岸先生も一升瓶を持って押しかけていたという矢吹さんのお住まいは色々な人達の出会いと交流の場として賑わっていたそうで(トキワ荘のような!?と想像)人とのつながりが大事だという話や、著書の仕事に触れて、好きなものも続けていれば仕事につながることもあるので続けていってくださいという話もあって、出席した生徒たちにとっては最初から最後まで中身が濃く随所に響く授業だったのではないでしょうか。皆さんはどのようなところに響いたのでしょうか。
矢吹申彦さん、峰岸先生、貴重なお話をどうもありがとうございました。

最後に…私は授業後の懇親会は残念ながら欠席でしたが、酒肴酒器に精通している矢吹さんを囲んでの酒席はさぞかし美味しいお酒だったことでしょう。羨ましい限りです。

                      ★

 

授業も懇親会もとても良かった!楽しかった!矢吹さんありがとう、ありがとう!
菅原さん、トキワ荘とは違うね、みんなで住んでたわけじゃないから。矢吹サロンというか、そんな感じだね。
また久し振りに一升瓶下げて、遊びに行きたいなあ・・・。
テコさん(奥さん)にもよろしくね!

峰岸達

 

プリントした作品ファイルばかりだったので「少しでも原画が見たかった」との矢吹氏の弁。ファイル
の方が合理的かと思って当たり前のようにそうしていたが、そうか原画だよね、確かに。

 

二人ともトシなのでメガネかけ変えたり、外したり忙しいのであった。
白とブルーは示し合わせてないよ、偶然。何たって夏は白とブルーだって!

 

授業後の懇親会。矢吹氏は、あっちのテーブル、こっちのテーブルと移動して和やかにみんなに対応して
くれました。ありがたいことです。

 

おまけ=2005年にHBギャラリーで2人でやった「カンゲキカンレキ展」の時に描いた矢吹、峰岸それぞれ
の自画像。唐に原氏が作ってくれた封筒に使われた。

キャプション=峰岸

 


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29 thoughts on “ゲスト矢吹申彦氏、対話と講評!

  • Reply
    川井純子

    峰岸先生、矢吹さん、特別授業をありがとうございました。
    お疲れ様でございました。
    矢吹さんはとっても物腰柔らかく素敵な方でした。
    長い時間割いてくださり、貴重なお話しをしていただき本当にどうもありがとうございました。
    菅原さんも冒頭文を詳細にまとめてくださってますが、
    矢吹さんの「イラストレーションとはテーマを絵解きするものであると思っている」というお言葉は
    非常に説得力があり、確かに、と思い大変勉強になりました。
    この度、講評もしていただけて、恐れ多く緊張しましたが、矢吹さんの優しいお人柄に触れ、嬉しく思いました。
    アドバイスのお言葉をいただき光栄に思いました。感謝いたします。
    今回のこのブログ記事も、授業風景写真と自画像イラストレーションのなんと豪華なこと。
    本当にありがとうございました!!

  • Reply
    じーろじーろ(21期)

    21期じーろじーろです。
    さこさん(と心の中で呼んでます)詳細なレポートありがとうございます。

    参加できなくて残念でした。
    イラストレーターのあり方のお話、深いです。
    永遠のテーマであり、葛藤な気もします。

  • Reply
    銀杏早苗

    菅原さん、その場の雰囲気が伝わる記事をありがとうございます。
    矢吹さんと峰岸先生。イラストレーションはもちろんですが、お二人ともサインも素敵なんだよねーってかねがね思っていました。
    だからここで「カンゲキカンレキ展」の並んだサイン付き自画像を拝見できて、お得な気分です。

  • Reply
    橋本裕子

    矢吹さん、峰岸先生、ありがとうございました。
    空と雲と草原の組み合わせのお話が面白かったです。
    演劇の舞台装置か歌舞伎の書割りのような感じだなあ・・・と、感じました。
    毎回ファイル講評のコメントは自分のイラストレーションにも照らし合わせて伺っているのですが、今回は聞こえなかったので残念でした。
    似顔絵、思わずフフフと笑ってしまいました♪
    菅原さん、冒頭文ありがとうございました。

  • Reply
    鹿毛英子

    1ページずつ丁寧にファイルを見ていただきました。貴重な機会をありがとうございました。
    絵解きのお話はとても大切なことですね。
    青い空と草原とその向こうの森については授業中もお話がありましたが、懇親会の席でもう一度伺ったところ、それは故郷の原風景なのだとお聞きしました。
    自分にも忘れられない心地よい景色や匂いや音があります。これは最大の武器になるのだなと思いました。

  • Reply
    石崎 静香

    峰岸先生、矢吹さん、特別授業ありがとうございました。素敵な時間を過ごせました。
    私は今回ファイルを見ていただけたのですが、原画を持って行かなくて激しく後悔しました。
    矢吹さんが印刷に近い絵具を使っているってお話していたこともあって、原画を持ってたら原画と印刷した時の色の違いについてもっと詳しく具体的に聞けたような気がします。でも丁寧に見ていただいて優しく励ましてもらえたのは心にしみました。
    あと懇親会は写真も撮っているんだから食べ物に夢中になっていてはいけないと反省。

  • Reply
    ミヨシ

    菅原さん、授業の光景のうかがえる詳細な記事をありがとうございます。
    とても楽しみにしていたのにどうしても行くことができず、とっても残念に思っていたのですが記事を読むと余計に悔しいですね。熱のこもったエピソード話、イラストレーションの精神論から技術論までなんと充実した時間!
    あとファイル講評の対象者にもなっていたので、記事を読んでただただ授業参加の皆さんをうらやましく感じております。

  • Reply
    杉目 史

    菅原さん、当日の雰囲気をとても的確にまとめてくださってありがとうございます!
    本当に改めて考えれば考えるほど、贅沢すぎる講義でしたね。
    講評で、皆が必死に盗み聞きしようと(?)物凄く前傾姿勢になっていたのがおもしろかったです。
    矢吹さん、峰岸先生、貴重なお時間をありがとうございました。

  • Reply
    ハヤシユカ

    菅原さん、詳細なレポートありがとうございます。
    私も、どうしても行けずみんなから話をきいて残念に思っていました。飲み会もみんな楽しそうな雰囲気が伝わってきました。あと、自画像の先生が若いと当たり前ですが、思いました、それも載せてくれて、読み応えある記事でした。ありがとうございます。

  • Reply
    アコル

    お二人のホワイト&ブルー双子コーデ素敵でしたね。

    大きい教室なので、ファイル講評若干聞こえづらいところがあったのですが、
    さこさんのまとめで補完されました。ありがとうございます。

    懇親会では、矢吹先生が各テーブルに回って来てくださって、
    全員とお話さえれていましたよ。
    しもじもの私めにまでもお声がけくださって、感動しました〜。

    矢吹先生、貴重なお話ありがとうございました。

  • Reply
    森田潤

    講評いただいた言葉を思い出しながら、
    自分のイラストレーションに向き合う時間が続いております。
    大変貴重な機会をありがとうございました。

  • Reply
    石橋 澄

    矢吹さん、貴重なお話、ありがとうございました!
    夏は白とブルー!矢吹さんと先生のコーディネート、とても素敵でした。イラストレーターの方々は年代問わず、皆さまオシャレで、「ああ、こうなりたい」といつも思います。

    イラストレーションは、テーマを絵解きすること。
    その一方で、自分で描きたいものがあったら描き、たまったら展覧会をする。
    これをずっと続けている。 
    というお話がやっぱりとくに印象に残りました。

    最後あたりで、ほとんど、お二人の普段のおしゃべりのような瞬間があって、すごく微笑ましかったです。またぜひご指導お願い致します!

  • Reply
    春山拓思

    矢吹さん、峰岸先生、貴重な機会をありがとうございました。
    僕は今回、講評もしていただきとても嬉しかったです。
    丁寧に観ていただき、アドバイスから背中を押してもらったような気がしています。
    ありがとうございます。作品をどんどん作ります!
    矢吹さん、先生の対話では、絵解きのこと、仕事と欲求のバランス、好奇心についてなど、お話し頂いたことから、
    イラストレーションへの向き合い方をもっと掘りさげて考えたいと思いました。
    授業、講評、懇親会を通して、矢吹さんの丁寧で穏やかな雰囲気がとっても印象的でした。
    懇親会のとき、テーブル回ってきてくださりありがとうございました。
    お2人の自画像いいですね〜!

  • Reply
    木原まさやす

    前にも書きましたが、矢吹さんの表紙のニューミュージックマガジンはバイブルみたいなものでした。

    懇親会では、我々の席まで自らお越しいただき、いろんな質問に答えていただいて本当にありがとうございました。
    ぼくは全ての絵はイラストレーションだと思っているのですが、
    サカガミくんが同様の主旨で質問したら(ナイス質問)、
    例えば泰西名画の多くは教会のためのイラストレーションだということは肯定されながらも、
    でも「イラストレーターはアーティストの覚悟にはかなわないよ」(ニュアンス違っていたらすみません)と答えられたので、
    うーん、長年イラストレーションの第一線で、アートとの違いについて考えてこられたのだろうなーと感じ入りました。

  • Reply
    杉能みお

    矢吹さん、峰岸先生、貴重なお話をありがとうございました。
    お二人でお話されている空気が素敵でした。
    恥ずかしながら、現在までイラストレーションの歴史をほとんど勉強してこなかったのですが、お二人のお話を聞いて興味を持ちました。
    早速一冊本を読んでみた所、矢吹さんのインタビューが掲載されていて、改めて貴重な時間だったのだと感じました。
    ありがとうございました!

  • Reply
    morori

    峰岸先生、矢吹さんありがとうございました!
    イラストレーターとしての考え方、イラストレーション史たくさんのお話聞けて勉強になりました。
    帰りに突っ込まれた足のネイル塗り直しましたw

  • Reply
    小牧真子

    峰岸先生、矢吹さん、心に響く特別授業でした。どうもありがとうございます!
    菅原さん、貴重な記録にしていただいて、後からまた読み返したいと思いました。

    矢吹さんが懇親会でしてくださった夢のお話など、
    合同授業告知のページに、感想とお礼を先に投稿してしまいました(笑)
    ここから一部抜粋して転載してみます(転載に意味があるのかどうか・・・)

         ◇

    すべては矢吹さんのふんわりした夢の中の出来事を絵物語でみているようです。
    懇親会の後半では、気さくに各テーブルを巡ってくださり、とっても感激しました。
    レジェンドのイラストレーターは、洒落っ気ちゃめっ気たっぷり。いつもの峰岸先生のように親しみやすくて楽しませてくださいました。
    お酒を飲みながら、矢吹さんに「矢吹さんの作品は、どれも夢の中の世界を描いていらっしゃるように思えます。ふだん、どんな夢をご覧になりますか?」と伺いましたら、とても不思議な矢吹さんらしいおはなしをしてくださいました。

    「眠りにつくまでのうとうとする間にこんな夢を見たいなぁと想像するんだよね。うまくいったら、その続きを夢の中で見られたりするんだよ。」

    「でも本当の夢ってのは、眠りにつくまでに想像した見めみたい想像のことで、眠ってから見る夢は本当の夢じゃないと思ってるよ」

    少し、言葉の表現がうろ覚えなところがありますが、おおよそこんな意味の「夢見論」を教えていただきました。

    昨夜はほろ酔いでバタンキューでしたが、今夜から眠りにつくまでにすてきな想像をしながら安らかに寝てみようと思います!
    峰岸先生、素晴らしい合同授業をどうもありがとうございました。

         ◇

    もう一つ、懇親会で峰岸先生と偶然おそろいの白コーデで
    アイビーファッションのお話もしてくださいました。
    白ジャケットの下のペイルブルーのTシャツ、じつはインディアンマドラスの赤いシャツを
    着ていらしたそうです。でもふとペイルブルーのTシャツかな?と心変わりして着替えて
    お出かけされたそうです。

    アイビーファッションのお兄さんスタイル、プレッピーのことや
    石津謙介さんのVANヂャケット以前に、横浜の元町商店街にポピーという
    アイビーファッションを取り扱うショップがあったことなどお喋りしてくださって
    とっても楽しかったです。
    ファッションが大変お好きで、首からかけたネックレスのような眼鏡がとってもお似合いでした。
    上品でおしゃれなセンスも矢吹さんの魅力の一つでした。

    峰岸先生、MJならではの合同授業を
    いつもありがとうございます!
    今後の合同授業も楽しみにしていますので
    どうぞよろしくお願いします。

  • Reply
    すぎもりえり

    峰岸先生、矢吹さん、特別授業ありがとうございました!
    とても興味深かったです。
    イラストレーションは絵解き、
    テーマに対する絵解きであるイラストレーションのお仕事と、描きたい絵は個展で展示していらっしゃる、というお話しが印象的でした。
    矢吹さんの描かれる空と雲の表現がとても素敵で好きだったので、空のお話(具体的な絵の具の色まで!)を聞けて感激でした!
    懇親会ではみんなのテーブルを回ってくださって、優しいお人柄が…!懇親会でもお話し聞けてうれしかったです。
    ありがとうございました!

  • Reply
    CHIKARA

    峰岸先生、矢吹さん、ありがとうございました。
    矢吹さんの「おとこ料理讀本」や「矢吹申彦音楽図鑑」を拝見しながら、お話も聞けて大変ためになりました。
    すごく刺激をいただき、またしっかり頑張ろうと思いました。

    懇親会もすごく楽しく、矢吹さんのお話もたくさん聞けてよかったです。
    ありがとうございました。

  • Reply
    加藤佳代子

    矢吹申彦さま
    合同授業では当時の様々なお話をお聞きすることができてとても貴重な時間を過ごさせて頂きました。
    本当にありがとうございました。
    若い頃から(もう40年も前・・)矢吹さんのイラストレーションに触れて過ごしてきたあの頃を思い出していました。
    矢吹さんが早くから活躍されていたあの当時、まだイラストレーションを始めていない私にも刺激を与えて下さいました。
    今も当時から変わらぬ絵に対する真摯な姿勢に心から感銘を受けました。
    イラストレーションを勉強し始めたのはものすごく遅いのですが、矢吹さんや峰岸先生にこうして直にお話をお聞きすることができること、なんて幸せなのでしょうか。
    授業が始まる前に、持参した本にサインをして頂きありがとうございます。宝物です・・。
    懇親会でも気さくにテーブルを回って下さって、嬉しかったです。
    とても楽しい時間でした。どうぞまたいらしてくださいね!! お待ちしています!

  • Reply
    長光雅世

    矢吹さん、本当にありがとうございました。
    矢吹さんが穏やかにお話してくださった中に、たくさんの力強い言葉があり、感動と憧れと嬉しさと反省と、たくさん心に響いてきました。
    知りたいこと、それ以上のこと、どんどんどんどん話していってくださったこと、とてもありがたかったです。
    ずっと尽きなさそうな峰岸先生とのやりとりも、いいなぁ憧れるなぁと思っていました。
    菅原さん、とっても素敵なまとめをありがとうございました。「僕もメモする」と言った峰岸先生を思い出してまた笑ってしまいました。

  • Reply
    大内郁美

    矢吹さん、貴重なお話どうもありがとうございました。学生時代から現在までのお話を、イラストレーションの歴史も辿っているような感覚で聞いていました。同時に、自分の知識の無さも痛感しました…もっと勉強します、、

    図々しくもエッセイにサインを頂けて、すごく嬉しかったです。宝物になりました。(印度の味、美味しいですよね(^^))

    また、こんな貴重な機会を設けてくださった峰岸先生にも感謝でいっぱいです!

  • Reply
    合田里美

    矢吹さん、峰岸先生とても貴重な授業をありがとうございました。
    じっくりといろいろなお話をしていただき、お二人が作られてきたイラストレーションの
    歴史と変化を聞かせていただき大変嬉しいです。
    改めて自分の画風やイラストレーターとはというテーマについて考えるきっかけになりました。
    お話をメモしたノートも文字でいっぱいになりました。
    本当にありがとうございました。

    菅原さん、素晴らしい記事ありがとうございます!

  • Reply
    キムラキコ

    菅原さんのおかげで、いろいろと当日の様子を思い出せました!(ありがとうございます!)
    わたしもやはり「絵解きする」という部分が強く印象に残りました。ついつい独りよがりな絵を描いてしまいがちですが「情報を伝達する」という元々の意味というか役割を忘れないようにしたいです。
    おふたりの雰囲気も、同じ業界で長い時間をいっしょに過ごしてきた感じがして、いいなあって思いました。
    矢吹さん、峰岸先生、本当にありがとうございました!

  • Reply
    けいもとひとみ

    矢吹さん 峰岸先生

    矢吹さんと峰岸先生、お二人のやりとりの空気感が素敵でした。

    皆さんも書かれているように「お洋服素敵!似ている!」と思いました。笑
    先生もいつもおしゃれで、初めてお会いした矢吹さんもおしゃれで、
    作品だけでなく、ファッションも色合いを考えて着よう!と思いました。

    矢吹さんのお話のなかで「イラストレーションとはテーマを絵解きするもの」
    というお言葉が特に印象に残っています。
    そのお言葉を聞いて、全然出来ていない…と思いました。。
    “絵解き”意識して、がんばります!

    貴重な機会をありがとうございました。

  • Reply
    東久世

    矢吹さん、先生、楽しいお話ありがとうございました。
    あと菅原さんもお疲れ様です。隣の席でものすごい集中しながら聞いていて、
    こりゃ冒頭文が楽しみだ♪と思ってました。案の定すてきなまとめっぷり!お疲れ様です。
    矢吹さんと先生の出会い、駆出しの頃の話、イラストレーターとは?など、興味深い話が続きましたが、
    私はなにより、齢70を超えても現役第一線なお二人がまぶしかったです。
    私も現役長々ばーさんになれるよう頑張りたいなと思いました。

  • Reply
    中村ラコ

    矢吹さん、峰岸先生、貴重な機会をありがとうございました。テーマを与えられてイラストレーション、というお話を伺い、伝えることがイラストレーションの基本という事を再確認しました。つい好きなものばかりを描いてしまいがちですが、色々なことに関心をもち、知識を深め掘り下げていく事はイラストレーションの幅を広げることに繋がるのだと感じました。また、矢吹さんが懇親会の席で各テーブルを回って下さり、多くの方とお話されていて、ご配慮への感謝はもちろんですが、峰岸先生もよく仰られるように、絵に限らず話をしたりコミュニケーションをとったりすることの大切さを改めて感じました。懇親会でLivingston TaylorやTin Pan Alleyのジャケットを描かれたときのお話を伺えたこととても嬉しかったです。ありがとうございました。

  • Reply
    徳重千里

    矢吹申彦さん、貴重なお話、懇親会でのQ&Aにまで丁寧にお返事くださって、
    本当に感動しました!
    どうもありがとうございます。
    どんな質問にも、とってもわかりやすく、単刀直入な回答は、
    印象にのこっています。

    峰岸達先生、似顔絵が最高です。
    似ているだけでなく、誰が描いたかがわかるなんて。
    矢吹さんを呼んでくださってありがとうございました!

    菅原さこさん、冒頭文、どうもありがとうございます!
    先生方、お二人の揃えた衣装のような白い装い、
    さわやかでした ^。^。

  • Reply
    サカガミタケシ

    矢吹先生、本当に心に残る一日になりました。
    ありがとうございました!
    まず教室にいらした先生の服装が、「風景図鑑」の
    ひとコマの写真をほうふつさせて嬉しくなりました。

    静かに淡々と語る様子を拝見しながら、
    峰岸先生もおっしゃる「すごい量のお仕事」を生み出す
    エネルギーの源を考えることしきりでした。

    教室でもイラストレーターの在り方、心構えを
    説いてくださいましたが、さらに懇親会でも私たちの
    テーブルにわざわざ来られて、(これまで数えきれないくらい
    尋ねられてきたであろう)イラストレーターを巡る諸質問に
    お付き合いいただいたことは、いま思い出してもジンと来ます。

    絵を描くことの歴史的な系譜を受け継いでいるのは
    イラストレーターなのかアーティストなのか、とか
    村上隆さんのこととか…なかでも一番に刺激を受けたのが
    「設計図が大切。それができたらあとは描く作業だけだよ」とのアドバイスです。
    思い通りに描けないのが悩みだとばかり考えてきましたが、
    もしかしたらまだ「思い」が足りなかったんじゃないか、と。
    (小牧さんが聞いた話と通じるのかもですね)

    あるアーティストに「Dream Harder」というアルバムタイトルが
    あったのですが、そんな言葉を思いながら次の日に描いた絵は
    いつもより少し満足感が増していたような気がしました。

    終電の地下鉄に慌てて飛び乗ると、丁寧に手を挙げて下さったりと
    比べるのも僭越ながら自分もこんな大人でいたいと思った次第です。

    これほど皆に気を掛けて下さる機会に遭えたのも
    峰岸先生のキャリアとお人柄のおかげさまです。

    矢吹先生、峰岸先生、ありがとうございました。