課題作品

【装画】9月14日(日)Cクラス


あいはら小海(15期)「豆の上で眠る」/湊かなえ
・アクリル絵の具、色鉛筆、ケントボード
事件によってバラバラになってしまう姉妹の物語、もう少し翳りのようなものを出
せたらよかったです。思いと技術の隔たりにじっと手を見ます。先生からも顔が可愛す
ぎるので、もう少しシリアスにしてみなさいとアドバイスを頂きました。


木原まさやす(18期)「火垂るの墓」/野坂昭如
・Photoshop
はじめてデジタルで描いてみました。
兄妹一人ずつの装画2案でしたが、先生の指示で一緒にしました。


前田なんとか(21期)「解剖学者と殺人鬼」/アレイナ・アーカート
・キャンバスペーパー/アクリルガッシュ
小説の舞台がバイユーでの事件だったので、流れの良い小川というよりは、
濁った沼地みたいなイメージで描きました。


倉本トルル(23期)「参謀」/森繁和
・Clip Studio Paint
森さんを太り過ぎに描いてしまい、直しました。
あと、ちょっとリアル寄りになってしまいました。
もうすこし自分なりのデフォルメを試行錯誤しようと思います。
やはり似顔絵は難しいです。


かとうあやか(24期)「雪渡り」/宮沢賢治
・ipad (procreate)
宮沢賢治の雪渡りを描きました。宮沢賢治の作品が好きで課題でもいくつか描きましたが、
雪渡では一面の雪景色を表現できて楽しかったです。


わたなべ友恵(24期)「泣かないで、パーティはこれから」/唯川恵
・水彩紙、アクリルガッシュ、色鉛筆、Procreate
頭の中で思い描いた装画と自分の画力がなかなか追いつかず、
でもその構図を自分が描きやすいように変換することもできずで難しかったです。


葛󠄀西 可奈 (25期) 「ボッコちゃん」/星 新一
・画用紙、ボールペン、色鉛筆、Photoshop
各ショートストーリーに関わる生き物やアイテムを並べてみました。
小さなアイテムを描くのが楽しかったです。


岩城諒子(27期)「ヒルベルという子がいた」/ペーター・ヘルトリング
・水彩紙、不透明水彩絵の具、オイルパステル、色鉛筆
元々河合隼雄さんの「「子どもの目」からの発想」という本を読んでいたら、
こちらの本が紹介されていたので、原著も読んでみました。


佐々木久枝 (28期)「ヴィンテージ フォー ガールズ」/ 写真・長島有里枝
・ CLIP STUDIO PAINT
イギリスのビンテージ雑貨屋の写真集の世界観を重ね、雑貨を収集する女性の部屋を描きました。
ストーリーを感じられるイラストになっていると嬉しいです。


松原裕美子(28期)
「自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと」/若松英輔
・透明水彩、アイビスペイント
デザインセンスがなくて苦労しました。
描画センスがあるわけでもないのでこれからも真面目に描きます。


itoki(29期)「ひめくり小鍋」(「眠れぬ夜のご褒美」より)/冬森灯
・iPad(procreate)
2点のうちリアルな小鍋メインの装画を選んでいただきました。
ほっとする滋味深い料理の雰囲気を出せたらと描きました。
もう少し色合いを明るくしたり、テーブルのものを増やしたり、
野菜の葉物の描き方…等、細かいところも気になってますが、今後の課題にしたいです。


くすのきみのり(29期)「ロスねこ日記」/北大路 公子
・水彩色鉛筆、Photoshop
水彩色鉛筆で描いたものを、Photoshopに取り込んで切り抜き、配置しました。
猫の輪郭を強調したくて、背景無地で線画のみにしました。
峰岸先生のおっしゃるように、思っていたより地味だったので、
線画の小物を背景に散らせばよかったなと思いました。


奈良山ヨー(29期)
・Adobe Fresco
色が足りないということで、原題部分を白から変更しました。
青とピンクで迷い、メールでご指導いただきました。
もう一枚描いた方は、構図がわかりづらかったのですが、挑戦して良かったと思っています。


やなぎたみわ(29期)「過ぎ去りし王国の城」/宮部みゆき
・画用紙、コピック
毎回ながら自身の課題が多く残りますが、
アウトプットと先生のコメントが次につながるきっかけになっています。

以下、振替え。
【Aクラス】

田村美佳(26期)「雪之丞の話」/江國香織
・パステル、カーボン鉛筆、iPad
Cクラスの皆さん振替でありがとうございました。
入塾の当初から装画に苦手意識があり、皆さんの装画に兎に角圧倒されました。。
また作成期間に、先生の装画の一部をを見返したのですが、本当にすごくて、
空を見上げるような気持ちに改めてなりました。
先生に今見ていただけるとありがたさを噛み締めてもっと頑張らねばー!


堀江恭一(27期)「容疑者の夜行列車」/多和田葉子
・紙版画、インク:シャルボネール、紙:ハーネミューレ、一部デジタルにて着彩
紙版画とデジタルを組み合わせて描きました。
紙版画の仕上がりをもっと綺麗にできないかと考えています。
今後、紙版画とデジタルを組み合わせた描き方を探っていきたいと思います。


ayucoon(28期)「わたしのマトカ」/片桐はいり
・アクリル絵の具、水彩紙
片桐さんのコミカルな旅のお話なので、ついつい手に取ってみたくなるような、
かわいらしい北欧の森をイメージしました。


松下かつや(29期)「奥本昆虫記」/奥本大三郎
・アクリルガッシュ、オイルパステル、マーメイド紙
キシタアゲハという蝶に憧れて図鑑を眺めていた著者の少年時代、
その標本を父から貰い受け、現在も宝物として大切に収めている。
そんなエピソードが作中で語られています。その話から着想を得て、
キシタアゲハの標本を装画に描きました。
先生からは「インパクトがあって良い」との評価をいただきました。

【Bクラス】

えいいち(10期)
ボビー・ギレスピー自伝 Tenement Kid
ボビー・ギレスピー 著
・クレヨン、藁半紙、procreate
イギリスのバンド、プライマル・スクリームのボーカル、
ボビー・ギレスピーの自伝を装画に描きました。
書籍の内容としては、バンドが名盤「スクリーマデリカ」を
発表するまでの経緯が綴られていますが、装画は子供時代を
メインモチーフに落書き風に描きました。

 

 

コメント

    • 前田なんとか
    • 2025年 9月 24日 9:21am

    奈良山さんの、絵もステキですが、先生のおっしゃる通り現代部分の赤がよく映えます。画面の全体の配色バランスを考える良い機会になりました。
    やなぎたさんの、森の緑の描き方がグラフィカルで惹かれました。
    松下さんのは、本当にインパクトがあって、書店で目立つと思いました。また、とても個性的に描かれていると思いました。

      • やなぎたみわ
      • 2025年 10月 01日 1:54pm

      前田なんとかさん
      コメントありがとうございます!
      グラフィカルと言ってもらえて嬉しいです。う〜ん、と消化できてない部分が多く残る課題でしたので、いただいたコメントをヒントに魅せ方を工夫できたらと思います。

    • あいはら小海
    • 2025年 9月 24日 10:49pm

    装画の授業はいつも悩み通しです。今回、自分は初めて(汗)表1~表4にチャレンジできました。顔は、もうずっと課題です。

    池田さん 授業で拝見した1枚目、よしもとばななの翻訳版があったらこんなカバーになるんじゃないかなって思いました。2枚目、木の配置や差し色のバッグ、撃ち抜かれました!パッと目に入ってきた時の印象がとても素敵で…インスタでまた見てみたいです…!

    トルルさん 参謀、見た瞬間から含み笑いしてしまいました。ワルそげだけどワルじゃない、トルルさんのユーモラスな愛情を感じました~。先生の「一般的な知名度が低いのなら、ユニフォームを着ているバージョンがよい」とのコメントもなるほど!と思いました。

    岩城さん 主人公でしょうか、少年に目が吸い寄せられる色づかいが素敵です。

    やなぎたさん お城(少し怖い)とパターンっぽい木々の不協和音が、どんな話なんだろう?と興味をそそられます。

      • 池田吏穂
      • 2025年 9月 26日 10:12pm

      小海さん
      励ましのコメント、ありがとうございます!!

      提出した2点をそれぞれ覚えてくださっただけでもう目頭が熱くなりました~

      先生からいただいたご指摘をしっかり肝に命じて勉強していかないと…ですね。(猛省中💦)

      小海さんの作品、木の描き方や猫さんなどいつかこんな風にアナログで描けたらなぁと思わずため息が漏れました。
      私の中の理想の形に思えます。

      人物も目元がキリッとして特徴的で好きです!

      • やなぎたみわ
      • 2025年 10月 01日 1:57pm

      あいはら小海さん
      コメントありがとうございます。
      ちょっと怖いって言っていただいて、私の中の読んだイメージが間接的に伝わって嬉しいです。

    • 奈良山ヨー
    • 2025年 9月 30日 3:26pm

    なんとかさん 文字色を修正でいろいろ試していたら最終的に自分ではわからなくなってしまい…先生となんとかさんに映えると言っていただけて、よかったです。書店にあったらどう見えるか、ちゃんと気を遣っていかないとと思いました。

    トルルさん 「参謀」授業で画面に映った瞬間に好きになっちゃいました。森繁和さんを知らなかったのですが、あいはらさんと同じく、ワルそうなのに温かみがあってトルルさんの愛情を感じます。

    やなぎたさん パターンの森の向こうにリアルなお城が見えているのが、冒険がはじまりそうな感じがしてワクワクしました!

      • やなぎたみわ
      • 2025年 10月 01日 2:10pm

      奈良山ヨーさん
      コメントありがとうございます。
      冒険のある物語なので、冒険と言っていただいて、あ!伝わってると嬉しくなりました。挿画にどのような要素を入れるのか、とても難しいです。奈良山さんの表紙イラストから、客観的な目線を感じながら物語の空気感が伝わってきて印象的でした。

    • 松下かつや
    • 2025年 10月 01日 1:53pm

    前田なんとかさん
    人物や建造物に対する想像力や興味が段違いなのだろうなと思います。Instagramの方にアップされている「飢えた宇宙」の装画もとても気になりました。前田さんの絵が流れてくるといつも「うますぎだろ」って思います。

    奈良山ヨーさん
    挿絵課題のときから作品に引き込まれて、どんな本なのか読んでみたくなりました。装画も構図もコントラストが良くて、ずっと見てられます。フォント色も授業中のもの洗練されて、より目に留まると感じました。もう一枚の扉を挟んだ構図も、今すぐ思い出せるくらい魅力的な絵でした。

    堀江恭一さん
    授業中すごく見入りました。赤と黄色のフォントも、蒸気機関を中心にした構図も、すごくハマりました。書店に置いてあったらとりあえず買ってると思います。

    田村美佳さん
    授業中一枚目?の沢山の花が咲く草原に主人公がぽつんと遠めに立っている絵が個人的に一番推しで、今も思い出せます。田村さんの絵が好きで、いつも作品楽しみにしてます。Instagramいつも拝見してます。

    木原まさやすさん
    授業中装画を見てすぐ、内省感のあるキャラクターで言語化できないいろんな感情を包含した表情だなと感じました。僕は高畑勲の映画しか知らないのですが、小説も読みたくなりました。岩波文庫の「きみたちはどういきるか」の挿絵に共通した雰囲気を感じました。

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