元・トビラ絵について 24


昨年3月に卒業した、1期の加藤佳代子です。
7月13日の合同授業では、皆さまの質問等、先生との掛け合いを交えながらお話させていただき、
自分の絵は全く今風の絵ではないのにもかかわらず、熱心に聞いて下さったこと大変感謝しています。
 
この絵は、2016年のギャラリーハウスMAYAの装画コンペで入選したもので「春琴抄」を描いたものです。
普段は彩度を抑えた色使いがほとんどで、黒をベースに描いたのは初めてでした。
卒業したので、もうMJ サイトに自分の絵は出ないものと寂しく思っていましたが、
今回トビラ絵に載ることになり、とても嬉しく感激しています。
ありがとうございました!
 

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24 thoughts on “元・トビラ絵について

  • Reply
    川井純子

    加藤さんおつかれさまです!
    合同授業は諸事情あり行かれなくて残念でしたがおつかれさまでした。
    また展示などでお目にかかりたいです。
    加藤さんは最初から時代物の絵を描いてらっしゃったんですか?
    先生のアドバイスでしたっけ…?
    このトビラ絵も密度が濃いというんですか、やっぱり素敵です!!

    • Reply
      加藤佳代子

      川井さん、ありがとうございます。
      年齢を重ねて時代小説を読むようになり、先生からのアドバイスで描くようになりました。
      当初はすごく下手くそで、MAYAコンペにも4回目でやっと最終選考に入ったほどでした・・。

      • Reply
        川井純子

        加藤さん、ありがとうございます。
        加藤さんのお話しを伺えて、嬉しいです。
        本当に、漆黒が盲目を表していますよね。。
        う〜ん、とうなってしまいます!
        加藤さんの粘りは凄いなと大変参考になります。
        何がそうさせるのか、、
        使命というか、仕事というか、自分の絵の道を全うしないといけない人と、
        趣味というか、そこまでじゃない人といるかな、と思ったりして、趣味になりそうな自分がいたりもしますが、
        やっぱり悔しいというか、意地というか?理屈じゃなく、なんかもう少しはがんばりたいかなあとおかげ様で思いました。
        長くなってすみません!
        加藤さん、お話しありがとうございます。
        またお聞きしたいです!

  • Reply
    加藤佳代子

    MJサイトのトビラ絵に取り上げていただきありがとうございます。
    毎朝、PCを立ち上げて一番にMJサイトを見るのを習慣にしています。
    サイトを開けてびっくり!自分の絵がトップに載ると少々気恥ずかしいものですね。
    私の話が少しでもお役に立つのであればと合同授業のゲストを引き受けましたが、
    皆さまと色々なお話をしたことや懇親会でのことなど、久しぶりにMJの方々と交流ができてとても楽しかったです。
    ありがとうございました。

  • Reply
    橋本裕子

    加藤さん、合同授業ありがとうございました。
    ご自身の好きな分野とお仕事がマッチしてすばらしいなあと思っています。
    懇親会でもテーブルを回ってくださり、いろいろお話しできて楽しかったです♪

    「春琴抄」・・・盲目のヒロインの世界をシンボリックに表しているような黒と感じました。
    うなじの美しさ、つくす佐助の手、着物の柄や、紋様化された蝶、黒に浮かび上がって魅力的と思ったことを思い出します。

    • Reply
      加藤佳代子

      橋本さん、コメントありがとうございます。
      当時見た蓬田やすひろ氏の絵で、顔と手以外を違う黒の2色で描き分けていた人物の絵に影響を受け、
      黒を使ってみたいと思ったのです。この絵を覚えていて下さってとっても嬉しいです!
      先日、HBで偶然お会いしてゆっくりお話ができたように、またどこかで会えるかな?

  • Reply
    吉泉ゆう子

    サイトを開いて、わ!誰のイラストレーション?!
    と、目に飛び込んできました。
    加藤さんのとわかって、あたらめて、納得!!!!と思いました。
    合同授業参加できませんでしたが、またお会いできたらお話し聞かせてください。

    • Reply
      加藤佳代子

      ゆう子姉さん、お久しぶり!コメントありがとう!!
      合同授業は、峰岸先生との掛け合いで、緊張せずにリラックスして話ができました。
      トビラ絵はサイトを開いたときにものすごく目立って、自分の絵なのにびっくりですよ。
      吉泉さんともまたどこかで会えるかな、その時を楽しみにしています。

  • Reply
    徳重千里

    加藤さん、ありがとうございました!

    お話を伺っていて、
    エッ?加藤さんでも、そうだったんですか…
    ということばかりでした。

    トビラ絵…見て、すぐにわかりましたよ~。
    春琴抄って、どう描くんだろう?
    って思っていましたから、
    加藤さんの作品をみたとき、
    あぁ~、そういうことでしたか、
    と納得したのを覚えています。
    とても、印象的でした!

    • Reply
      加藤佳代子

      徳重さん、コメントありがとうございます。
      自分は横長に描いた絵が少なく縦ばかり描いているので、今回先生にできれば横でと言われ、この絵にしました。
      昔から悩みまくりで描いているし、今も描く度にこれでいいのか?って思っているんですよ。
      この絵、覚えていてくれてありがとーー!

  • Reply
    前田なんとか

    21期前田なんとかです。
    合同授業はありがとうございました。
    扉絵ステキです。描きすぎずに物語をこれほど匂わすイラストレーションが描けるのはすごいです。合同授業では、たくさんの原画を一気見できる機会に恵まれて嬉しかったな〜。丁寧に描かれている原画の強さに改めて感動しました。

    • Reply
      加藤佳代子

      なんとかさん、ありがとうございます!
      この絵は2016年にギャラリーハウスMAYA装画コンペに入選した4枚のうちの1枚です。
      毎年時代物の絵を出していて背景も結構描き込んでいたのですが、この年は訴えたいことをシンプルに描いてみる、
      ということに重点を置いて描きました。ステキと言って下さってありがとう。嬉しいですー。

  • Reply
    菅原さこ

    加藤さん、合同授業ありがとうございました!

    扉絵の春琴抄の絵、とてもよく覚えています。
    儚さとほんのりとした色香、着物姿の美しさにうっとりしました。

    • Reply
      加藤佳代子

      さこさん、コメントありがとー!
      いつも人物は正面を描いていたので、後ろ姿を描くのは新鮮でしたが、
      後ろ姿に感情を込めなければいけないのは、すごく大変でした・・。

  • Reply
    田口実千代

    加藤さん、こんばんは。
    サイト見たら加藤さんの絵があって素敵!
    やっぱり流石です☆

    • Reply
      加藤佳代子

      ぐっさん、こんばんは!
      サイトを開くとすぐ自分の絵が出てくるって結構驚きました。
      もっとこう描けばよかったとか、ああすればよかったとか、これでよかったのかなと反省〜、です。

  • Reply
    増田恵

    なんて美しいんでしょう!
    ほぅと思わず声がもれました。
    儚げな清潔な一途な少し妖しげなそんな言葉が浮かびました。

    もし本で出会ったなら、うわぁ!裏まですごーいと思わず広げるところを想像しました。

    • Reply
      加藤佳代子

      増田さん、ありがとうございます。褒めて頂いて恐縮です・・。
      自分では春琴抄の雰囲気が出せたのだろうかと思っていたので、儚げで妖しげと言って下さってとても嬉しい!
      文庫本では表1だけの絵になるので、表1〜4を描きたいと思ってこれを描いてみました。

  • Reply
    藤安初枝

    合同授業で原画を手に持って見させていただいた時には、手描きの線、面の美しさに息をのむばかりでした。
    今回、サイトを開いて扉絵を見たら、この黒!
    ドキッとして、吸い込まれるように長々と見てしまいました。
    色で表現できることって大きいのだなと改めて感じます。
    「春琴抄」ちゃんと読んだことがなく、あらすじしか知らないのが悔やまれました…。

    • Reply
      加藤佳代子

      藤安さん、こちらにまでありがとうございます。
      今まで黒をバックに描いたのは少なくて2枚くらいでしょうか。この絵は黒とグレーですが、黒にもいろいろな表情の色合いがあるのだと知って、ジェットブラックにマースブラックを組み合わせたり、藍鼠や消炭色も使ってみたりしています。
      自分はアナログでしか描けないので必死です〜。

  • Reply
    宮内カナ

    加藤さん、合同授業お疲れさまでした。いけなくて申し訳ありません。
    この「春琴抄」、授業で原画を見て本当に鮮烈でドキッとして、それが入選されていて大変感動しました。
    私はこの小説を読んでいましたが、もし読んでなかったとしても、本屋さんでこの絵で置かれていたら、不穏な雰囲気に惹きつけられて、読んでみたくなり手に取らずにいられなかったと思います

    • Reply
      加藤佳代子

      宮内さん、こんにちは。ドキッとしてくれてありがとうー!
      書店で手に取ってもらえる、って本当に難しいですよね。イラストレーターの全ての皆さんはそう思って描いているでしょうから、その中でオッと足を止めて手を伸ばしてくれるのはすごく嬉しいことと思います。
      合同授業はお会いできませんでしたが、クオバディスで櫻井さんの個展でお話できてよかったです―。

  • Reply
    森きなこ

    22期 森きなこです。(うっかり勘違いでしたが、、)冒頭文のためのメモが本当にお宝のようです!改めて合同授業ありがとうございました!加藤さんご卒業後にMJに入った者としては、丁寧で綺麗な原画をあんなにたくさん拝見できたことがすごく嬉しくかったです。このトビラ絵も、装画ってこういうことだなぁ、と見た瞬間からすごく引き込まれました。。

    • Reply
      加藤佳代子

      森さん、合同授業の冒頭分を書いて下さったうえに、こちらにまでコメントを寄せていただきありがとうございます!
      イラストレーションのジャンルとして「時代物」というものもあり、それを見てもらうのもいいかなと思って、少々恥ずかしかったけど回覧させてもらいました。
      ギャラリーハウスMAYA装画コンペはコンペとして唯一、時代物のテーマがあるので8年ほど応募していました。応募することで勉強になることが多いですよ。頑張って下さいね。