11期・橋本裕子です。よろしくお願いいたします。
18日の課題は「装画」でした。
「装画はみんないいねえ!」と、先生。
市販の文庫本と比べて「オリジナルよりいいなあ、どれも」
「挿画のほうが難しい、モノクロということや仕事で描く時は描きたい場面ばかりではないからね」
先生は新聞小説でテーブルをはさんでの会話が延々続くシーンがあり、毎日同じ絵にならないように工夫なさったそうです。
・装画は、余白を多めに取っておかないとタイトルや著者名を入れた時ぎゅうぎゅうになってしまう。
・背表紙の位置に字がはいるので、絵の重要な部分に字がかからないように気をつける。
・絵の構図、表1より表4の方がメインになってしまわないように。
・帯の位置。
・女性の顔の輪郭や少女の表情、色の深みについてのご注意。
・似顔絵は下品にならない方向で。
・ペーター佐藤のリアルな似顔絵には欠点を見せない技術がある。
「書を捨てよ町へ出よう」の装画をご覧になって、「寺山修司の自伝に絵を描く仕事がスタートしたが、数回で寺山修司が体調を崩し亡くなったので途中で終わってしまい残念だった」エピソード。
切り絵や版画の作品からの関連で、水沢そらさんや森英二郎さんの作品についてのお話。
先生も版画にトライなさったことがありましたが、「僕にはむかないな」と、手描きのスタイルに戻られたそうです。
「僕はあきらめは早いけれど、気に入ったものに対する集中、のめりこむ度合いは深いんだ」
扉絵はMAYAの装画展で入選なさったアコルさんの「ラプンチェル」に決まりました。
そのあと、高田文夫氏と峰岸先生の「画文集 芸人とコメディアンと」の出版記念イベントのお話。
11月28日(木)成城ホール18:30開場19:00開演の高田さんと峰岸先生のトークショウ。ナイツの漫才。
その後小田急線線路の反対側のクオヴァディスで画文集の原画展パーティ。
以前「1978年のツービートを聴く会」をMJ生の和田さんが主催、峰岸先生が観客席で録音したテープを聴く会に高田文夫さん、峰岸先生、水道橋博士、和田さん、その他の方々が出席。
録音状態があまり良くない「ツービートのマラソンギャグ・デスマッチ」のテープをまるで玉音放送のように聴いてそのあとは高田さんと先生の演芸話が盛り上がったそうです。
その高田さんと峰岸先生の「画文集 芸人とコメディアンと」とても面白いものになったよ・・・と、先生。
似顔絵はあと4組描けば完成とのこと。
成城ホールでの出版イベントとクオヴァディスでの原画展のパーティの詳細は、近々一斉メールでお知らせしますので、楽しみにお待ちください。
11期・橋本裕子
橋本裕子(8期)「よしきた、ジーヴス」/P・G・ウッドハウス
やまもとようこ(15期)「十五少年漂流記」/ジュール・ヴェルヌ
合田里美(18期)「トラットリア・ラファーノ」/上田 早夕里
CHIKARA(21期)「書を捨てて、町へ出よう」/寺山修司
さいとうすず(22期)「長くつ下のピッピ」/アストリッド・リンドグレーン
以下、振替。
山瀬さんの女性、髪も横顔もきれい・・・
耳のひだを描いてもいいような気がします。
shocochiyoさんの女二人、面白い!蹴り上げた右足の位置が面白いなあ
ハシモトジュンコさんの装画、爽やかな空気!
橋本さんコメントありがとうございます
耳のひだ、リアルすぎるかなと思って迷ったんです
形も個人差がありますよねー
裕子さん、ありがとうございます。
風が感じられるといいなと、思って描きました。
ラプンツェル、わたしも課題ではなく
コンペ用に描いたのですが
徳重さん、アコちゃん、タケイさん
どれも一目みて誰の作品かわかります!
子ども向けの童話ならタケイさん、
新しい解釈で大人も読める童話なら徳重さん、アコちゃんの作品なのかしら
魔女の宅急便のあやちゃん、杉目さんも
可愛らしさとひとり立ちする魔女を
応援したくなるさわやかさが素敵ですね
あやちゃんの街並み、すっきりと美しいです
CHIKARAさんの寺山修司、すご〜く草食男子でかわいいです。女子も読みそうですね!
寺山修司さんって写真で見ると石原裕次郎みたいな
ギラギラした昭和の男を感じるのに
競馬もギャンブルなのにあんなにかわいく
描けるなんてすごすぎます〜
山瀬さんの女性、新しい一面を見られました
透明感がありますね
もとざわさんのオオカミくん
可愛すぎて悪者感ゼロです
赤ずきんちゃんのファンじゃないかなと思いましたー
えこさん、女性のポーズとタイトルの関係が
とてもいいですね
こんな風にスペースをとれるようになりたいです
合田さん、これはお仕事の作品でしょうか?
本物の装画のようにみえました。
レストランの照明にタイトルが縦にならんで
デザインをひきたてるイラストなんだなぁと
勉強になりました。
小牧さんコメントありがとうございます!
ついつい色々ごちゃごちゃ描きたくなってしまうタチなもので、
今回は余白感を意識して描いてみました。
なので、コメントいただけて嬉しいです^ ^
小牧さんの絵、可愛らしさと紫と赤とグレーの色合いのなんとも言えないあやしさがよいですね!
タイトルしか知らないのですが、内容が気になります。
毎回装画の授業は皆さんのクオリティが高くてホレボレしちゃいます。
小泉さんの、間の取り方、相変わらず気持ちいいいです。
杉目ちゃんの、風を感じさせるイラストレーションさすがです!
合田さんの食べ物、やっぱり美味しそう!神戸カラーなんですね、スッと取り入れて反映できるのかっこいいです。
ハシモトさんのは、キレイだ!可愛いのに甘くなくてステキです。
しのはらさんの、この人の肌色好きです。
前田さん、ありがとうございますー
色んな小説の装丁をみて、風を感じさせるイラストって素敵だなと思ったので意識してみました!
装画の授業、書店に並んだ図(平積みで)を想像したりどんな話なんだろうと小説の世界を想像したり楽しいですよね。
今回も色々刺激の多い楽しい課題でした。
ようこさんの「十五少年漂流記」、配色と絵のハマり具合がとても素敵だなと思いました。少年たちも全員いるところがこれから始まる物語を感じられて読みたくなります。
合田さんの「トラットリア」、とても美味しそう!男性もオシャレで清潔感があってこのお店なら食べに行きたいです。
彩さんの「魔女の宅急便」、建物がとにかくかわいいなぁと目を引きました。
杉目さんの「魔女の宅急便」、アングルが面白くて眼下に見える色々なものの配色が杉目さんらしく綺麗だなぁと思いました。
Bクラスの装画も楽しみにしています!
さこさん、ありがとうございます!
アングルって難しいですね、、なんとなくで描いてしまいました汗
さこさんの絵も版画の味が活かされて、どんどん素敵になっていますね
さこさん、ありがとうございます!また人物から逃げてしまった…(笑)建物がやっぱり描きやすいです。
さこさんの時代もの、渋くてかっこよいです。
橋本さん、冒頭文ありがとうございます。
先生がおっしゃっていた、「これだと思った(自分にあっている)技法などを突き詰める」
というのは参考にしたいとおもいました。
小牧さんの絵、森見登美彦の小説の雰囲気(古風な中に現代ぽさがあるというか)に合っていてすてきです。
小泉さん、私もこのエッセイ好きでした。MJは江国香織人気が高いですよね!
いつも小泉さんの色の選び方にハッとさせられます。
合ちゃんの装画はさすがという感じで何度もみてしまいました~
ひねったことをしていないのに目を引くというか、装画のお手本のようです。