<挿絵>6月3日(水)Cクラス 17


 

 

王子のキスで姫が目覚めるというロマンティックなシーンが有名なお話ですが、
ペロー版は王子が傍らに行くと目覚めます。(キスなし!)先生からは
「顔に特徴が出るよう練習してね」と激励をいただきました。がんばります!

邦子(22期)「眠れる森の美女」/シャルル・ペロー

 


今回もタブレット(アプリはadobephotoshopsketch)を使用して制作しました。
峰岸先生からは「いいんじゃないかな。小説より児童文学に向いているかもね。」
という講評いただきました。
以前、小説よりハウツー本の装丁や雑誌のカット向きかなと言われたことがあり、
小説は向いていないかーと思っていたので、児童文学というジャンルというものもあったか!
と目から鱗でした。

久保田美穂(22期)「バッテリー」/あさのあつこ

 

いつもと違う題材に挑戦してみました。先生にコメントをいただいて、
葉と花の色を反転させています。
白黒で描く時は、色に頼れない分慎重に濃淡を選ばねばと肝に銘じました。

もとざわひろみ(22期)「スイート・ホーム」/原田マハ

 


テクスチャーのある絵にしたくて最近はペンか色鉛筆を使っていますが、
先生からは「仕事になると大変だよ」というアドバイスもいただき模索中・・・
挿絵はメリハリが難しく毎回苦戦します。

しのはら えこ(23期)「銀河鉄道の夜」/宮沢賢治

 

自分の描く人のイラストが外国人のようだと先生からご指摘を受け、
別のシーンの絵を描き直しました。本の世界観に合った人物が描けるよう、
もっと練習していきたいです。

あきやまりか(24期)「うろこ雲」/宮沢賢治

 

三島由紀夫の卓越した表現力で書かれた人物達を描いてみたところ・・・とっても印象が小さくなってしまい(力不足なのです)
これは違うなぁと思い、印象的な物事を描くことにしました。挿絵はむつかしなぁ、そして深いなぁ。。

イシハラ ヨシコ(24期)「命売ります」/ 三島由紀夫

 


あまりはっきりと描きすぎて、作品の世界を邪魔をしたくなく、
ぼやかしたり暗くなりすぎたりしてしまうことを先生には指摘されました。
丁度よいバランスを探っていきたいと思います。

伊藤幸穂(24期)「さよなら妖精」/米澤穂信

 


物語に合わせて絵を描くのが初めてだったので、衣装やシーンの構図を
描くのに時間をかけました。描いていて難しい面もありましたが、
とても勉強になって楽しかったです!

大木ゆり(24期)「青い鳥」/メーテルリンク

 


主人公(地図帳)による回想シーンがメインの話です。
わたしは昔のことを思い出す時には、細かい部分よりも色合いで思い出すことが
多いので省略できそうなところは思い切りベタ塗りにしてみました。
先生がお話しされていたように自分のスタイルが作れるように頑張りたいです。

お仙(24期)「独白するユニバーサル横メルカトル」/平山夢明

 


ipad、Procreateで描いています。タッチなど模索中です。小説の中にある懐かしい夏の雰囲気が出ると
いいなと思いながら描きました。

里七(24期)「しずかな日々」/椰月 美智子

 


挿絵を描くのは初めてで、どのシーンを描こうか悩みましたが物語を絵にするのは
新鮮で面白かったです。
先生からもあったようにまだ絵に個性が出ていないので、徐々に良くしていきたいです。

土屋友紀(24期)「かもめ食堂」/群ようこ

 

本を読むのが苦手なので、知らない本でどこまで描けるのか試してみました。
他の絵ですが、表情はおさえめがいい、とのご指摘をいただきました。

平野めぐみ(24期)「うちのご近所さん」/群ようこ

 


先生にもっとゆっくりした線で丁寧にとアドバイス頂きました。
粗くなってしまう癖を直していきたいと思います。

Mayumi Sun(24期)「二十歳だった頃」/岩瀬成子

 

作品の内容を表現する挿絵も、モノクロで描くのも本当に難しいなと感じました。
人物の描き方をもっと模索していきたいです。
使用したのは水彩絵の具、色鉛筆、マジックペンです。

渡部友恵(24期)「神様のカルテ」/夏川草介

 

以下、振替。


奇妙なお話の短編集だったのでそれを念頭に、描くものの幅を広げていく
一歩をなんとか踏み出しました。引き続きがんばります…!

森 きなこ(22期)「動物たちのまーまー」/ 一條次郎

 

 

 


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17 thoughts on “<挿絵>6月3日(水)Cクラス

  • Reply
    大木 ゆり

    こんにちは。24期生Cクラスの大木ゆりです。
    みなさん、それぞれ違う画材や技法なので、バリエーション豊富で見ていて勉強になりますね!

    さて、今回の課題の時に、
    先生から「送ったメール文や講評した内容をコメントに書いてもいいかもね」ということだったので、
    こちらに一部記載させていただきます。

    今回、私は下記3種類のタッチで提出しました。
    ・着彩+更に描き込み(自由課題の時に出した人物の作品のタッチ)
    ・着彩(今回、ピックアップされたもの。自分としては未完成だったのですが、せっかく描いたのだから・・・という気持ちがあり提出しました。)
    ・線画+着彩(ラフ。構図に悩んで時間かけて描いてたので、出してみました。)

    描いていて、疑問に思ったのは、
    「今後、モノクロタッチはカラーと同じにした方がいいのか」ということでした。
    先生からの回答は、「同じにしなくてもいい」でした。
    タッチを装画に合わせて描くのは大変だから、合わせなくて良い。
    実績を作ると、クライアントから認められる為、「こうして欲しい」という要望はなくなってくるそうです。

    ちなみに、私の場合は、線描きよりも、線なしで絵具を塗った作品の方が良く見えるそうです。
    また、先生とお話をしていて、「挿絵は、描き込みするよりも、構図重視で分かりやすさが必要」かなと感じました。

    【その他、講評でアドバイスしていただいたことや、色々なお話】

    ・口が開いている絵は、漫画っぽくなってしまうので、口をつむっている方がいい。すまし顔の方がいい。
    ・峰岸先生の場合、モノクロは「グレーは使わず、線で描き分けていた」。
    ・宇野亜喜良さん→耽美派。エロティックだが、時代小説は全く違っていた。横線で全部鉛筆。でも、周りは「宇野さんが描いたから」評価していた。
    ・次の装画の課題は、例え暗い内容だとしても、明るいカラーで描く。それが、装画の基本。
    また、挿絵はシーンによってはサブだけでも問題ないが、装画には必ず主人公をメインに入れないといけない。

    ・顔は、特徴のある作風にしたほうがいい。
    ・唇は描いたほうが良い。絵に深みが出る。
    ・顔が平凡。眉毛はもう少し太さを描いたほうが良い。インパクトを持たせることができる。

    ※顔に関しては、講評後、修正してみました。
    修正後の先生からのアドバイス→顔は深みが出て良くなったが、あまりおちょぼ口にならないように。あと、横顔をどうするのか考えること。(唇、歯など。)

    ・似顔絵→デフォルメの練習としてやる。リアルっぽい絵は、写真見て描く。デフォルメ系は、見ないで描けるようにする。自分らしい形を見つける。自分の形をつかむまで、色々やってみる!
    ・課題で「「顔の練習」があるが、1枚に1点をしっかり描くのではなく、鉛筆で落書きした感じで1枚にたくさん描く課題。間違えないように!

    ・峰岸先生は、「昭和レトロ」を意識してやっている。イラストレーターは何千人といる為、特徴が必要。

    などなどでした。
    普段なら、教室で聞く事ができるお話とのことですので、パソ通でひとりひとりにご説明されてる
    先生は、大変ですね!教室での講評が待ち遠しいです。

    • Reply
      大木 ゆり

      結構省いたのですが、
      ずいぶんと長文になってしまいました。
      今後、気をつけます・・・。

  • Reply
    前田なんとか

    大木さんのコメントくらいのガッツリ講評はとても参考になります。先生の声も聞こえてくるようでした。
    誰かに言っていることが、ためになることも多いので、たくさん書いてくれてありがたいです。
    平野さんのどっちも素敵です。
    里七さんのタッチもあまり他に見ないので新鮮で温かみがあって、読んでみたくなりました。
    みぼたん児童文学ね〜、なるほどそっちもイイね!全くシンプルでうまいんだもんなー。
    えこさんはもうずっと好きです。人物の飄々としている感じも鳥も雰囲気あって好き。
    きなこっちが建物描いてるのなんだかとても新鮮!面白そうな本なので、機会を作って読みたいです。

    • Reply
      大木 ゆり

      そのように、おっしゃっていただきありがとうございます。私も、過去の講評内容など、参考になることがとても多いです。

      そういえば、前田さんが入塾された時は、作風が今とだいぶ違っていたこともお聞きしました。私も試行錯誤している最中ですが、卒業までには自分の納得いく作風にできるようにしていきたいものです。

    • Reply
      里七

      コメントありがとうございます。前田さんの飯尾さんのイラストも拝見してまして、飯尾さんが好きなので、似ている!とひっそりと感動しておりました。作風も飯尾さんの雰囲気とぴったりで素敵でした。

    • Reply
      久保田美穂

      なんちゃん、コメントありがとうございました!
      すっかりお返事遅くなり失礼しました(^^;)

  • Reply
    平野めぐみ

    24期Cクラスの平野めぐみです。
    なかなかお名前と絵が一致しなくて難しいですが、今回もみなさんの絵と添えられた文で、なるほどと学ばせていただいております。
    先生とは他に、連載と文庫の両方を手描けられるかというとそうでない場合もある、というような、イラスト業界の厳しさといいますか、そんなお話も教えていただきました。

  • Reply
    里七

    今回の課題、選書にも人柄が垣間見える気がして面白いですね。読んだことのない作品は想像が掻き立てられて読んでみたくなりました。

    >大木さん
    講評とても参考になります。大木さんの老若男女の書き分けすごいです!私も顔のイラストも描いているのですが、ピックアップにはならず。魅力的に描けるように頑張りたいです。

    >平野さん
    表情がユニークで可愛いです!モノクロもカラーも個性的で羨ましいです。

    >お仙さん
    独白するユニバーサル横メルカトル!実は私も最初この作品を選んでおりまして、、、(結局難航してしまい 作品ごと変更してしまったのですが・・)選んでいる方がいてびっくりしました。持ち主の雰囲気がとても出ていて、本当にすごいです。グニャリとした描き方もいいですね。素敵です。

    • Reply
      大木 ゆり

      里七さん、ありがとうございます!特徴的な登場人物ばかりだったせいか描きやすかったです。
      今後はもっとオリジナリティのある感じを出せるようにしていきたいです。

      逆に私は建物を殆ど描いたことがないので、
      里七さんの作品はとても勉強になりますよ!
      さらっと描いているように見えるのですが、モチーフが何かが一目でわかるのは、凄いですし、
      雰囲気があって素敵だなと思います!

  • Reply
    久保田美穂

    22期の久保田です。すっかりこちらのコメントが遅くなってしまいました。

    大木さん、詳しくありがとうございました!
    色々試行錯誤されているのですね!
    ピックアップされたものは全て手描きですか?2枚目のバックの塗り方がいいなと思いました。

    私もこちらに追記しますね。
    峰岸先生に作品を送る際、それぞれの作品の上にどういった場面を描いたのかの説明文をあらかじめつけておきました。
    講評時間の時に説明すると、時間的ロスになると思ったので。
    峰岸先生も「わかりやすいね。」とのことでしたので、共有しておきます。(そのように送っている方も多いと思いますが)
    ちなみに、今回描いた場面は
    1枚目…巧(主人公)と豪が朝早くにキャッチボールをした後、豪の母(豪が野球を続けるのを反対している)が心配して車で迎え来る。そして、巧がそれを遠くから見送る場面。
    2枚目…2枚目…豪と青波(巧の弟)がキャッチボールをしていて、そこに豪と練習する約束をしていた巧がくる。
    青波は病弱のため野球を諦めるように言われているが、純粋に野球が好きだという気持ちを持つ青波に苛立ちを募らせる巧。
    青波に対してひどい言葉を浴びせている場面。

    作品コメントにも書きましたが、今回もタブレット使用です。
    ざっくり下絵を描き、その上にレイヤーを重ねて描いています。ちなみに線を描くという感じよりざっくり色を鉛筆ツールで塗ってから(または太めに線をなぞってから)、消しゴムツールで形を整えていく感じで作業しています。そうすると色は淡いけれど、エッヂが出るのでハッキリした線になるのと、味わいが出るような?気がします。
    と言っても、まだまだタブレットの使用は初心者ですので、今後も色々試していけたらと思っています。

    峰岸先生からは小説の装丁よりかは、少し漫画っぽい作風だから雑誌のカットに使いやすいかもしれない。そういった仕事がいけないということではないけれど、簡単に使われるイラストレーターにならないようにしないとねと講評を受けたことがあります。
    今回、児童文学には向いているかもというお言葉を頂いたき、小説の装丁の仕事は向いていないのかな?と思っていたので嬉しかったです。

    • Reply
      大木 ゆり

      コメントありがとうございます!
      ピックアップされたものは、全てPhotoshopで描いていまして、
      背景は、大きめの粗いブラシを使用して色を重ねました。
      レイヤーを何枚か重ねて不透明度を下げたり、筆圧をかなり弱めにして描いています。

      なるほど、久保田さんの作品は結構消しゴムを使用しているのですね!
      モノクロですと、切り絵のように見えて面白いですね。
      私も昨年の12月にタブレットを購入したので、
      今後、外出することが多くなったら使っていきたいです。

  • Reply
    もとざわひろみ

    こんにちは、22期もとざわひろみです。
    コメントが遅くなりました。
    みなさん、先生のコメントや制作過程を詳しく書いてくださり、参考になります!

    久保田さん、なるほどそうやって描いているのですね!
    画材が変わっても久保田さんの個性がしっかり出ていて素敵です。
    どんどん進化されていて、次回の作品も楽しみです〜

    しのはらえこさん、構図が楽しくてハッとしました。
    細かいところまで描かれていてすごいなぁといつも思います。

    きなこさん、白黒の作品も雰囲気があって素敵ですね!
    ねこちゃんでもちゃんときなこさん顔でお洒落。。

    • Reply
      久保田美穂

      ひろみちゃん、コメントありがとうございます!
      いつもと違う題材に挑戦したね〜。
      風景のみの作品、新鮮でよかったです!

  • Reply
    キムラキコ

    大木さんのコメントにあった「挿絵はシーンによってはサブだけでも問題ないが、装画には必ず主人公をメインに入れないといけない」に、当然といえば当然なのですが、なんだかハッ!としました。
    いろいろと聞き覚えのある、ごもっとも……なことが書かれていて、改めて文章で読むと大変参考になりました。ありがとうございます。

    お仙さんが課題に選ばれてて、里七さんも同じ作品で考えていたことに興味を持ち、この「独白する〜」をアマゾンで検索してみたのですが、ホラー?ミステリー?なんだか怖そうな内容なのですね(この作家さんのカバー、どれもドキッとするようなイメージばかり……そういう内容だから??)
    お仙さんの装画、どんな感じに描かれるのか気になります!

    邦子さんの2枚めの植物、あいかわらず上手!髪の描き方もなるほどーって思いました。
    土屋さんの2枚め、絵としてもめっちゃ素敵です!!うまい!
    イシハラさんの1枚めの絵が刺激が強すぎて、直視できないのでした…すみません…。こういった対象をひるまずしっかり描けるのって、すごいですね!

    • Reply
      大木 ゆり

      そうでしたか、それはよかったです。私も、過去の課題で先輩方がいろいろ書かれている内容が為になっています。
      描いている時は夢中になって客観視できない時があるので、アドバイスいただいたことを常に意識できるようになりたいです。

  • Reply
    お仙

    24期Cクラスのお仙です。
    自分が取り組んだ課題にみなさんがどんな感じで取り組んだのか、
    こうして見ることができるというのはすごいですねー!
    みなさんのコメントもとても勉強になります。

    里七さん>
    わたしもびっくりしました。平山さん面白いですよね〜。
    絵については、線がうねってしまうのが悩みなので
    そう言っていただけると励みになります。里七さんの絵は空気感が素敵ですね!

    キムラキコさん>
    この「独白する〜」はホラー・ミステリーです。
    他の作品は凄惨な内容が多いんですが「独白する~」は読みやすい方ではないかと思います!
    装画はおどろおどろしい雰囲気を避けて描いてみました!