今回は前回のG8での個展より3、4年さかのぼった時のネタです。
このタイトル画は、地方紙10紙に連載された内海隆一郎氏の小説が、1995年10月に単行本化(講談社刊)された時の装画です。
装丁もわたし峰岸がやってます。
この連載の時、さしえも担当し、そのさしえが1994年度講談社出版文化賞さしえ賞(この賞は何で平仮名でさしえと書くんだろう)を受賞しました。
さしえ賞の対象にはあと1作、宮部みゆき作「忘れてほしい」(小説現代」に掲載された読み切り短編で、さしえは2点だけ)も
あったのですが、この記事は「翼ある船は」だけに絞ります。
連載のさしえの総点数は254点ありました。下に並んだ絵はその中から紙幅の都合(?)で選んだ12点です。
254点から12点ですから、うーん、悩み迷いましたが、話の流れに沿ってポイント、ポイントになっていそうな絵を選んだつもりです。
単行本のオビはこの小説について下記のように書かれてています。
人びとの出会いと別れ
心温まる冒険の旅!
鳥取、舞鶴、金沢……。息子に会うため
中古車に乗って、偏屈な老人と現代っ子が、
日本海沿いの町を走る。
(著者の言葉)
主人公の寺島由次をとおして、かつて戦場
へ狩りだされ、身も心も深く傷ついた世代の
現在を描きだしたい。そこには、いま日本人
の懐いている、さまざまな矛盾と問題点があ
らわれてくるにちがいない。また、明るい現
代っ子のマリエの考え方や生き方も、きっと
読者に共感していただけると思う。
ご一緒に[翼ある船]に乗って、心温まる
冒険の旅に出てみませんか。
●
ついでに言いますと、この単行本の装画を見た「PHPスペシャル」編集長のO氏より同誌の表紙画の依頼があり、
その表紙画は1996年2月号から、2009年4月号まで約13年間、毎月描き続けました。
仕事というのは思わぬ広がりがあるものですね。
1986年、ぼくが41歳の春3月のある晩、飲んでる席で灘本さんから「ミネさん(そう呼ばれていた)惜しかったね、さしえ賞、
最後まで残ったんだけど、北村くん(北村治氏)に決まっちゃった・・・」と言われました。
灘本さんはさしえ賞の選考委員の1人でした。
ぼくはびっくりしました。ぼくがさしえ賞の対象になるとは思ってもいなかったので。
それまでの受賞者はみんなぼくより年長の人ばっかりだったし、作風的にもちょっと違うジャンルのものだと思っていたし。
でも、北村治かァ・・・とも思いました。北村くんはぼくより結構年下だし、作風的にもぼく以上にジャンル違いの感じがしたし・・・。
ちなみにぼくが候補の対象になったのは、朝日新聞で連載していた小林信彦作「極東セレナーデ」のさしえ。
その日からこの講談社出版文化賞さしえ賞を強く意識するようになりました。
で、次の年に期待したがダメでした。次の年も、そのまた次の年も・・・。TISの仲間、先輩、後輩が次々と受賞していきます。
毎年、ノミネートはされていたらしいのですが。毎年、憂鬱な3月でした。仕事は順調に飛ばしていたのですが。
そして、灘本さんから初めて言われてから8年後、選考委員の1人田代光氏が高齢のため勇退し、新しく宇野さんが選考委員に加わりました。
もしかしたら今年は・・・とそんな予感がしました。単なる予感です。もちろん宇野さんに賄賂など贈ったりしてませんよ。
で、予感が見事に的中しました!
講談社から電話で受賞の知らせが届いた時、天にも上る気持ちほどではないけれど、なんか体がふわーっと浮くような感覚を覚えました。
そんな感覚は後にも先にもその時だけです。
苦節8年、やっとぼくの所に回ってきたのです。本当に回ってきた、という感じでした。
その時の選考委員は、宇野亞喜良、灘本唯人、村上豊、山藤章二(50音順・敬称略)の方々です。
今更ながら、4人の方々に感謝です。
当時は出版界も景気が良かったのと講談社のプライドもあってか、授賞式の夕方、黒い立派なクルマ(ハイヤーですかね)に
女性編集者が乗って、ぼくの家まで迎えに来てくれました。すごいでしょ。
それでホテルニューオータニ(だったと思う)に向かったのでした。
で、何とかの間(名称を覚えてない)という広ーい授賞式の会場に着きました。
ものすごく大勢の人が集まって来ましたが、受賞者が招待できるのは、案外少なく20人くらいだったかな・・・。
では、以下の写真をご覧ください。
・青文字はイラストレーター、画家、グラフィックデザイナー。
まだ、話は終わりません。
レセプションの終わったあとは、主にTISのメンバーの仲間内だけの2次会、3次会が明け方近くまで行なわれました。
その頃の慣わしとして、TISグループの2次会、3次会の勘定は全部受賞者が持つ、と言う事になっていました。
ぼくも過去に何度もご相伴に預かっていました。
副賞が100万円なので気持ちも大きくなります。
その日、20人くらいいたかな?で、20万円くらい使ったかな・・・。
生涯で一晩に20万円も使ったのはこの日が最初で最後です。勝新太郎や松方弘樹じゃないんだから。
受賞の喜びの方が大きくて、全然もったいないとか思いませんでした。
でも、全然知らない人が2人くらい混じっていて、ちょっと損をしたな(ケチ)。
5、6年後から、こういう習慣(受賞者がおごる)もなくなりましたが。
黒いハイヤーも使い放題で、2次会、3次会の間もずっと待っていてくれて、明け方家まで送り届けてくれました。
贅沢な一夜でした。いい時代でしたね。
もっと後にMJ生から、2012年に丹下京子(5期生)、2018年に西川真以子(2期生)が受賞したのは、
ぼくにとっても大きな喜びでした。
しかし、西川真以子が受賞した2018年をもって、この講談社出版文化賞は49年の歴史に幕を閉じました。
ご時世なんですね、残念極まりありません。
峰岸先生、また豪華な記事をありがとうございます。
先生の挿絵、すっきりきれいで……鳥肌たちました!
ハーフトーンを使わない良さとは、こういうことなんだって本当の意味で分かった気がしています。物語を感じつつおしゃれな雰囲気、勉強したいです!
受賞式の写真とコメントも楽しいです。コメント読んで、あれ〇〇さんどこに?と思ったら、中央に写っていたりと、お顔を知ってるはずの人を見つけられなかったりしました。
峰岸先生 254点もしかも連載だから毎日!!
何処かの出版社でイラストレーション集の本として出してもらいたいです!懇願!
版画のような雰囲気もあってじっくりみてしまいます。何を使って描かれてるのでしょうか?
またまた、写真がキラッキラッしてて拝読してる私もなんだか幸せになります。そしてもちろんですが先生をはじめみなさんお若い!
峰岸先生
掲載、どうも、ありがとうございます!
決して古臭くないのに、時代がじわっと浮かんでくる
先生の表現される絵には、
シンプルで、深さを感じます。
お話には、伺っていましたが…
受賞の画像を拝見すると、
あまりにも貴重な場面に、のけぞりました!
…「極東セレナーデ」は、復刻版になって装画が変わってしまっている
と思ったら、
上下巻古本でみつけました。
今回もとても貴重&面白い記事をありがとうございます。
254枚の挿絵からの選定作業はなかなかの重労働だったかと思います!
その挿絵ですが、モノクロという制限の中でも先生のイラストレーションとすぐわかること。。。さすがだなぁと改めて思いました。
さしえ賞受賞に至るまでの先生の胸の内も少し見ることができました。先生の書く文章は面白いですね。
峰岸先生、とても豪華で貴重な記事ありがとうございます。
挿絵は難しいと先生もおっしゃっていて、自分が描いた時も痛烈に感じましたが、
先生のこの挿絵を見て、すごくハッとしました。
黒と白の2色だけなのに、こんなに物語を表現できるとは。
ほんとにすごいです。そして254点全部見たいくらいです。
そして長沢節先生のいつでもブレないおしゃれが、ほんとに素敵ですね。
「翼ある船は」探して読んでみたいと思います。
今回も楽しい記事をありがとうございます!
先生の挿絵はシンプルなラインなのにとても印象的で、
自分の画風で魅せるというのはこうゆうことなのだなと思いました。
勉強になります!
先生にも鬱々と過ごした日々があったなんて・・・
受賞の時の先生のお気持ちの描写が何だか読んでいてグッときてしまいました。
そして今回も豪華な面々やハイヤーのお迎え!?などのキラキラとしたワードにクラクラしてしまいました・・・!
ひたすらすごい!
峰岸先生のいつものポロリ(胸中)が読めてクスクスしながら拝読いたしまいた。
先生の挿絵は本当にシビれます。長生きしてくれないと困ります。
お写真の中がみなさんギラッギラしていて、有名人ばっかだなスゲーなぁと拝見しておりました。
今回も貴重な記事をありがとうございます☆
峰岸先生、楽しく拝読いたしました。
さしえ大賞のくだりも、ドキドキしながら、、
受賞式、豪華で華やかですね。お写真の面々もすごい方ばかりで圧巻でした。
皆さんのコメントと重なりますが、白黒挿絵って、こう言うことなんだ!と思いました。
余分な線が無く、それでいて場面が簡潔に表現されわかりやすい、かと言って特殊な印象も残さないような(読み手に想像させる余地を与える)挿絵。先生の日頃のアドバイスも思い返しながら、納得。勉強になります。
次回も楽しみにしています。
峰岸先生、新しい記事ありがとうございます!
アーカイブ、先生の書かれる文章が面白いのに加えて、先生の貴重な絵が拝見できるので、とても楽しみにしています。
白黒挿絵の課題を初めて描いた後でもあるので、先生の挿絵がかっこよすぎて、感動します。
はらさんが書かれているように、版画のような雰囲気があって、白黒の線だけでこんなに味のある雰囲気が出せるなんて、一体なぜなんでしょうか。。。
しかも、いろんな構図で、人も風景も物もなんでもありなのも、ため息が出ます。
ベースが違いすぎて見習うことができるのかもわかりませんが、次回の白黒カットでは、先生の前回のアドバイスを少しでも取り入れて描けたらなぁと思いました。
そんな先生でも受賞までに期待や予感を感じるドラマがあったなんて、そんな話を聞かせていただけるのもありがたいなぁと思いました。
楽しそうなお写真の数々、ハイヤーに、一晩で20万!聞いているだけでワクワクしました。次回はなんだろう、と今から楽しみです。
峰岸先生 挿し絵素敵です。
どれも物語があって好きですが、ワーゲンの中の人物の表情とか特に好きです。
挿し絵賞までの道のりに感動しました。
受賞式典の方々にもびっくり、
節先生も78歳には見えずにびっくり、
黒いハイヤーの使い放題にもびっくりです。
またしても、鼻血ブーもんですね!!!
そして、セツ先生の笑顔が懐かしい(涙)
星先生の従兄弟が、あの富永一郎氏だったとは、びっくりしました!
254点の挿絵。すごい量ですね!
連載挿絵のお仕事、構図とかも色々変えないとならないし!
それで賞に選ばれるなんて〜!
すごいとしか、言えない!!!
ぼくの自慢話に暖かい有難いコメントが約1日に10件以上も・・・。感涙にむせんでいます。缶ビールにむせています。
もっとみんなどんどん誉めて下さい。誉められて伸びるタチなので。
とか言いながら、25、6年も昔の絵なのに今とちっとも変ってないなあ、前にも言ったけど、進化も退化も変化もしてない。
ちょっとだけ変わった事といえば、この頃は横顔を描くとアタマが絶壁になるクセがあったなあ。
この主人公のじいさん、75歳だって・・・ピッタシ今のオレと同い年!まいったなあ。何がまいったのか。
この頃には、まだ生まれてない現役パソ通生が8人もいた!まいったなあ。何がまいったのか。
みなさん、どんどん成長して立派に成人になりましたね。
わたしは、どんどんトシを取るだけで、絵で成長したのは、アタマの絶壁が直っただけ。
峰岸先生、楽しくて豪華な記事をありがとうございます!
挿絵が目に入った時には、おおっと声が出ました。
黒1色でとってもかっこいいですね!
そしてシンプルなのに物語の内容が一目で分かるのもすごいです。
なかなか難しいですが、次回の課題では先生の挿絵を参考にグレーを使わない白黒カットを
試してみようと思いました。
先生の文章もとても好きです。
さしえ賞までのお話も、金屏風に黒いハイヤー!も
いろいろとびっくりしながら楽しく読ませていただきました。
峰岸先生、またまた読み応えのある記事をアップしていただきありがとうございます!
みなさま同様に楽しく拝読いたしました。
今でも時代の流れ・変化の早さにおののいているのですが、こんなにも違うのですね…(当然ですが)写真でも魅力的な方たちばかりなのが伝わってきました。先生はもちろんですがみなさまとてもステキですね〜
そして挿絵がパキッとかっこよくて、うわ〜〜となりました…!
今回の記事もじっくり読み直します〜
モノクロのさしえのキレのある美しさ、力強さに感動が止まりません。
版画のような味わいも感じますが、画材は何でしょう。
懐かしいなあ!セツ先生。もっともっと長生きして欲しかったなぁ。
奥様、エレガントで何処にいらしても女優さんのようにひときわ華やか!
(先生もインテリジェンス溢れる役者さんのようなカッコ良さです)
今回もとても勉強になるお仕事の画像や貴重なお話、懐かしいお写真、吹いてしまうキャプションなど
大変な作業だったことと思いますが、どうもありがとうございました。
254点から12点!選ぶのも大変だったと思います、、。できるなら他のも見てみたい、、。皆さんコメントされてるので気づいたのですが、グレーがないのにこの表情豊かなカット!!1本の線に味があるんでしょうか。もちろん人物も一目で先生のものだとわかりますし。さすがだなぁと感動しました。私はグレー無しで描く自信が全くありません汗
受賞式の写真も本当に豪華な顔ぶれでワクワクしながら見させていただきました。みなさんお若くてエネルギーに満ちあふれていて羨ましい限りです。
MJ生を心より愛してくださっている先生ですから、「丹下さんと西川さんが受賞されたのが大きな喜び」、それは本当に素敵なことだなぁと思いました!!
峰岸先生、また貴重なアーカイブ記事、ありがとうございます。
先生、ほんと文章が面白いです。
自慢(?)話の中に自虐ネタ、ボケとツッコミ
さすがのお笑い好き!(違いましたか?)
新聞連載の挿絵を全部掲載したら、もの凄い量ですよね。
授賞式パーティーの写真も豪華、豪華!
セツ先生、オシャレ!(私はセツ先生亡き後のセツ卒業生)
アラーキーがいる!!!
と写真を見ながら、声が出そうになりました。
このキャプションが面白いので、いつもはスマホから見ることが多いんですが
パソコンから見て書き込んでます。
峰岸先生、貴重な写真とアーカイブスからの厳選された挿絵、ありがとうございます!
さしえ大賞に至る記事も面白かったです。
私も春休み中にビートル(フォルクスワーゲン)を描いてみましたが、絶妙なバランスでビートルらしさが変化してしまい意外と難しいんだなぁと感じていたので、先生の今回の扉絵を見た瞬間ビートルの愛嬌ある姿に唸ってしまいました。
先生の挿絵、どれも素敵で憧れます。
描き込んでいるようでスッキリ。シンプルなようで見応えあり。私もこんな風に描けるようになることを目標にしたいです。
全然足元にも及びませんが精進しなくては!と刺激になりました。
先生 貴重な写真、拝見させていただきました。
皆さんさすがにお若く、文字通りアブラがのってる感じです。
中でも峰岸先生ホントに若々しいですね。
受賞作、味わい深く、確かに作風変わってらっしゃらない。
先生、貴重な挿絵や当時のお写真など、惜しみなく公開して下さりありがとうございます。
ここのページに載せるだけでは勿体ないほど(ここだからこそ掲載できたというのもあるかとおもいますが)貴重すぎて、また先生のコメントもとても楽しく読み応えがあり、いつか先生の自伝エッセイとして出版してほしいくらいだとおもいました、、!
セツ先生のお姿に何だかうるっときてしまったり、他の方々のお若いこと、、!先生の奥様のお美しすぎること!など、見ながら先生や皆さんとお酒でも飲みながら盛り上がりたくなりました
そして先生の挿絵は、いつも先生が挿絵で私たちがグレーを使いがちなのを指摘されていましたが、そのお手本をバシ!と見させられたようでした。グレーを使うことで逃げていたのかな、、などと色々と考えさせられました。
今後も更新を楽しみにしています。
先生、投稿ありがとうございました!
当時の思いを綴って下さっていたり、授賞式のお写真だけでなく、ご一緒された方々のご紹介文記載など、
とても読み応えがあり、楽しませていただきました。
また、254点の作品の中からの抜粋作品、どれもすっきりしていて見やすく、
これが白黒の良さなのだなあとしみじみと思いました。
迷いがなく潔さが感じられて大変勉強になります!
いまどきは編集から「アミを入れて」と言われることが多いんですが、
先生はモノクロがはっきりしててかったこいい!
華やかな授賞式ですね。
94年、僕はビルの地下にある暗いデザイン事務所でパシリでした。
うらやましいかぎりです。
峰岸先生、掲載ありがとうございます!
挿絵とても素敵です。線一つ一つが生き生きとしていて、的確でわかりやすい線の中に愛嬌や物語もあり、当たり前ですが、すごいな・・と見入ってしまいました。
写真もテキストも楽しく、少し切なく拝見しました。本当に豪華な記事ですね。
MJのリモート授業、先生の情熱に本当に感動したのをお伝えしたかったのですが、時間が経ってしまいました。先生はコロナ禍でもやっぱスゴイ!!!MJ生の作品からもパワーをいただいています。先生のさし絵も品があって、風も柳さえももかっこいい。子供とフォルクスワーゲン・ビートルの数を数えて暮らしてきたんですが製造終了を悲しんでいた中、先生のさし絵の中に見つけて興奮しました。パーティーのお写真も皆さんの着こなし、会場の熱気が伝わってきて貴重なお写真が拝見できて嬉しいです。セツ先生の赤!先生のシックな感じ!素敵です。小林亜星さん、富永一朗先生情報にもテンション上がりました!先生、春代さん、大変な時期が続きますが熱中症などお疲れが出ませんように。
この記事がアップされて直ぐ見ていたのに、コメントが遅れてしまい大変失礼しました。
前回の記事に続き、先生がご活躍されてきた当時の世相も分かってテンションが上ります―!
昨夜、MJブックの件で先生と電話でお話したのですが、先生はどれだけお忙しかったのでしょうか?!
お聞きはしていたものの、改めてビックリなことも多かったです。
葛飾北斎が生涯3万点の絵を描いていたそうですが、先生もその半分以上を描いておられるとか。
新聞連載も6回というだけでその枚数を思うと驚嘆ですが、
昔描いた絵を見て何に描いたのかわからない絵も多数とお聞きし、眼が回りそうでした。
以前お聞きした話では、先生の絵が間に合わないときには、
春代さんがベタの部分を塗って手伝っていたということもあったそうですね。
無駄なものを削ぎ落としたこの挿絵には、挿絵の原点を教えて頂いたような気がします。
自分は黒を使うのに躊躇する時が多いので、先生の挿絵はとても勉強になりました。
先生、春代さん、思わぬ世の中になってしまいましたがお身体には十分お気をつけて下さいね。
ここに掲載されている作品も、一枚一枚、ゆっくりと色々思いながら見られます。
挿絵254点、全部みたいです。
毎回先生のアーカイブスを読むのを楽しみにしてます!
金屏風の前でコメントするのは緊張しますね、、、
授賞式が豪華すぎて驚きました。
授業で先生がモノクロでもどんなシーンでも誰が描いたかわかるようにと言われてたことを思い出しました。
まさにお手本になるイラストレーションですね。
先生の挿絵はさすがです。
白黒でこれだけ整理られていて尚且つ独自性があって見習うところたくさんですね
錚々たるパーティの写真も興味深いです
貴重な記事をありがとうございます!今回もワクワクしながら拝読しました。白と黒だけの挿絵、すごいです!私も先生の挿絵をもっともっと拝見したいです。原画展や画集になったりしないかな〜と密かに希望しております。
先生、まいったなあ。何がまいったのか。いやまいりましたよ。
挿絵のキレッキレな黒線に。ワーゲンの流線の迷いのなさに。かっこいいー!
先生でも緊張しちゃう時があったのですね なんてニヤニヤしながら読んじゃいました。
先生の文章は読んでると頭の中で先生の声で再生されるのも面白いですね。
うわー長沢節先生、バッキバキー! しかし「黒いハイヤー使い放題」なんて言葉、もう令和以降だともう二度と聞くことはないかもですね。華やかで貴重な記事ですね。
川村みづえさんの実兄が小林亜星さん!星先生の従兄弟が富永一朗さん!なんと貴重な情報まで〜。
華やかな時代ですね〜。私の人生で黒塗りハイヤーに乗ることないだろうなぁ〜
PHPのお仕事も13年もってすごいことですね。
この記事とは関係ないですが、ここ最近のMJの課題の作品、みなさんのレベルが高くて、(カット課題とか特に)おおー!!って汗かきながら見てます。なんだかんだと引き込もりがちで、最近寂しくなってきましたが、ここで先生の絵やみなさんの絵を見て、自分もがんばらくちゃーと活をもらっています。
なんてことない田舎の風景をどうしてここまでおしゃれで見ごたえがある風に描けるのか、、、。
やっぱり峰岸先生はすごいです。
そして授賞された峰岸先生の心情と授賞式の様子!皆様お若い!
昭和のキラッキラな時間を読んでおすそ分けして頂きました。
峰岸先生、今回も豪華な思い出を披露して下さってありがとうございました。雛壇で緊張したお若い先生可愛いです笑。受賞作のカット素敵ですね。先生のカットは描かれている人物から話し声や呟きが聞こえてきそうです。フォルクスワーゲンにあっては懐かしいエンジン音が聞こえてきそう。とても勉強になりました。
白黒カットの課題の時にいつもグレーに逃げてしまうのでお手本がある!!と思いました。
全部の絵を見たいです。真似します。
さしえ賞を意識し始めてから、受賞までのお気持ち、すごく伝わってきました。
そのあとに、装画から次のお仕事に広がっていったお話が、またステキです!
白と黒のみのカット、ほんとうにうつくしいです♪
ほんとに素晴らしい絵。
ほんとに惹きつけられる。
もっとみたい。
あと似顔絵描いてほし。
ほんとに
峰岸達アーカイブス楽しく拝見しています。
掲載していただいた挿絵、どれもすごくかっこいいです!
白と黒だけのシンプルなのに、細かいところもしっかり描かれていて、
線や塗り方でこんなに様々な表現ができるんですね。
たしかに先生の絵はほとんど変わっていないように感じますが
よい絵というのは、時代関係なく普遍的な魅力があるのだなと思いました
峰岸先生、今回も貴重なお話と写真、そしてさしえのアップをありがとうございました。
峰岸先生が心待ちにしていらっしゃった賞にふさわしく、華やかな式と出席者。。!
当時の出版業界の活気が伝わってきます。
あのセツ先生もお元気で、会場で一番目立っていたとは、やはり。。というかさすがですね。
星先生は今もお変わりなく。
峰岸先生のさしえのシンプルで潔いスミのタッチは綺麗で気持ち良く、すばらしいです。
勉強になります^^!
峰岸先生、今回もまた楽しくて豪華な記事をありがとうございます。
先生の文章はリズミカルで面白くて、読ませますね~。
受賞の期待から遂に知らせを受けたあたりの描写は胸にきました。
そして見事な挿絵!潔くてかっこよくて味もあって…。機会があったらぜひとも全部見たいです。
挿絵の授業で先生が常々おっしゃっていたことがここに集結していると感じました。
次回以降のアーカイブスも楽しみです!
峰岸先生の貴重な記事、1と2に続きじっくり読ませていただきました。
先生にもそんな時代があったのか!と驚きです。
屈折8年からの輝かしい受賞の喜びが伝わりました…!
先生の挿絵もシンプルで無駄のない線が美しく、改めて勉強になりました。
豪華な面々に当時の貴重なお写真も見れて、思わずうわぁ!と声に出ました。
貴重なお話をありがとうございます!
改めて絵が描けるって凄いことなんだなと思いました。時代があるけれど、こんな華やかな舞台が今もあるといいのにと、ちょっとだけ思いました。予感ってやっぱりあるんですね!先生のように、もちろん積み重ねの上にではあると思いますが。
この12点、どういう状況かひと目でわかるような誤解を生まない表現で、挿絵として完璧じゃないですか!?他の242点もすばらしいのでしょうね。
10枚めの木だって、背景としてさり気なく入ってますけど、よく見るとすごいし!自分にはグレーを使わずして、このような構図と要素を描くことは、とてもできそうにありません……。
一体、どんな話なんだと思って検索しても、この小説を原作として他作品も織り交ぜた(らしい)ドラマのほうしか見当たらなかったのですが、写真の絵はそういうことかな?とか想像したりしました笑
写真とキャプション、またもやすごいボリュームですね……!先生は紙焼きの写真をアルバムで保管されているそうで、さすがきっちりとされてますよね。そのおかげで、われわれも当時の様子を、こうして後年になってから楽しませていただけるわけで、本当にありがたいです。
それにしても、星先生のインパクトがすごい!似合っているのが、またすごい!
明け方、黒いハイヤーで送り届けてもらってるような姿を、もしも近所で見かけたら「た、ただものじゃないぞ……!」とドキドキしてしまいそうです。
今回もおもしろい記事を作成してくださって、ありがとうございました!
峰岸先生、貴重なお話をありがとうございました。
そうそうたる登場人物も、贅沢な時代のエピソードも、まぶしいです。うらやましいです。
そして、先生ほどの方でも、受賞のお知らせには体が浮くような感覚を覚えられたり、受賞式の挨拶には緊張されたりするんですね。
白と黒だけで表現された挿絵も見事ですね。とくに車、挿絵も装画も、シンプルな線でビートルの特徴をとらえられていてかっこいい。キコさんも書いてらっしゃいますが10枚目の木、すごいです。
そして、お手本のような作品を見せて頂いた後、次の次の課題が白黒カットですね。とても身が引きしまる気持ちです。
峰岸達アーカイブス楽しいですね〜
ハイヤーだとか一晩で20万とかワクワクします
受賞の電話のくだり、知らせをもらったときの先生の気持ちが乗り移ってゾクッとしました。
シンプルで強くてわかりやすい絵に想像を掻き立てられます。かっくいい〜
先生も悔しい思いをたくさんされたんですね。
自分ごとのようにハラハラした文章でした。
描き続けるって大事ですね。
私も諦めず頑張ります。
先生の作品は線に安心感と潔さがあって気持ちが良いです。
後期が楽しみです!!
先生の挿絵、シンプルなのに力強さがあり圧倒されました!
挿絵ってとても難しいので構図なども勉強になります!!
写真の文章、読むの楽しかったです。
こんなに偉大な方々が一斉に集まられるイベントがあったなんて凄いです。
峰岸先生の挿絵は、パキッとしていてとってもかっこいいです!
先生のカッコいい絵を見ていて、私も挿絵の仕事がくるよう勉強しようと思いました。
写真やコメントも楽しいです、ありがとうございます。
私は94年5月セツ入学で、入学式で初めて見た節先生が写真の通りだったので懐かしいです。
じっくり読みました〜、先生の挿絵は簡潔で温かみがあって、さいごのカットは車内にぬいぐるみがついてるのがつぼにはいりました。受賞のときの緊張感や、豪華な写真から時代のエネルギーも伝わってきて読み応えがありました、貴重な記事をありがとうございます。
峰岸先生、今回も貴重な記事をありがとうございました。
スミ1色で254点というだけでも震えてしまいますが、物語や登場人物の雰囲気、かつ先生のタッチであることなど挿絵から伝わることはたくさんあるのに、どの絵も無駄なくシンプルにさらりとまとめられていることに圧倒されてしまいます。
そして授賞式のなんと豪華なことでしょう…!
装画、すてきですね!!
さしえ、装画、装丁、全てを手がけているって、すごいです。
そして、さしえ賞〜。すごすぎです。
カラーとモノクロで、雰囲気が変わらない、というのが、すごいです。
さしえ、モノクロの潔さが、とってもかっこいい。
受賞の写真とコメント、興味深くて、たのしいです。
峰岸先生、皆さま、お若い〜。
面白かったです。
かかれてる当時の心境や写真もとても面白いですが
さしえもすごく見入ってしまいます。
写真の下のキャプションも
読み応えありました!
峰岸先生。貴重なお写真をありがとうございます。
文章が面白くて読みながら笑ってしまいました。
「翼ある船は」の挿絵は
いろんな角度や遠景、近景などで描かれていて
全部見たくなりました。
豪華なパーティでびっくりしました!
先生のさしえ、すっきりと簡潔していて見ていて楽しく凄く好きです。
貴重な記事ありがとうございます。
話に聞くのと見るのとでは全然違う。。と痛感しました。
目眩く写真の数々から受賞の重みや華が伝わってきます。
挿絵作品も、どうしたらこんな的確な表現ができるのだろうかと…
こうして拝見できて良かったです!
先生、貴重なお話と写真をどうもありがとうございます。
挿絵しびれます!かっこいいーーー!
白と黒だけでこんなに豊かに表現出来るなんて、、、
見入ってしまいました。
受賞式も華やかですね。ハイヤー使い放題とか、、、スゴイ!
私は入塾前に2012年の丹下さんのさしえ賞の年に会場で先生をおみかけしました!
生徒の快挙を近くで見守っていらっしゃる姿に、
きっと熱心でアツイ、素晴らしい先生なんだろうなーと思ったことをよく覚えています。
コメント遅れました。
先生のさしえ12点が潔くてしびれます。
受賞式はなんて贅沢な一夜。。さしえも写真も見入ってしまいました。
大変コメントが遅くなってしまいました
峰岸先生お若いですね〜
とても豪華な方々が勢揃いですね!!
峰岸先生の挿絵は無駄な線がまったくない洗練された絵で素晴らしいです。
いくら電子書籍が主流になっても、絶対に紙の本は無くならないと思うので、
いつかこのような賞が復活してくれたら嬉しいです。
こんな豪華な賞はとても目標になりますから。。。
峰岸先生の「翼ある船は」のさしえ、峰岸先生にしか絶対描けない世界。シンプルな中に登場人物のいろいろな感情や余韻を感じさせて、誰もマネの出来ない絵ですよね。本当にいい!素晴らしい!と伊野くんや霜田さん
達ともつい先日話していたところです。そして授賞式の先生若い!若すぎる!ちょっと俳優の北村有起哉みたい!受賞パーティーのメンバーも若すぎる上に超豪華!華やかさがハンパないですね〜。私は自分のさしえ賞の授賞式の記憶が緊張のあまりほとんどないのですが、もっと地味だった気がする‥さしえ賞は自分で応募するわけでもなく、イラストレーターの仕事をこういう形で評価してくれる唯一の賞だったのに、なくなってしまったのは本当に残念。また別の形でいいので復活したらいいのになあと思っています。
みなみなさん、本当にたくさんのコメントありがとう!(^^♪
と言いつつも、コメント数50を越えたら、急に減速・・・。
と思いきや、そこへ我がさしえ賞仲間の丹下のお姐さんの登場!
自分の時のことを覚えてないって言ってるけど、ぼくは覚えてる。
普段は、スカートをはいてもいつもスポーティーな丹下姐さんだけど、
あの日は和服姿がとても似合っていて、キリッとしてきれいだったよ!♡
もう一人さしえ賞仲間の西川マニは、今、新聞連載の仕事に追われてる。
新聞小説のさしえなのにバカでかい絵を、毎日せっせと描いている。
26年前と今の絵は絶壁あたま以外、変わってないといったけど、
よく見るとあの頃の顔の描き方、ちょっとおちょぼ口だったなあ。
峰岸先生、とことん遅いコメントになりお許しください。
アーカイブのおかげで、あらためて先生のすばらしい作品世界に触れられて感嘆しています。
これほど充実したアーカイブを作ってくださったMJアシスタント(うめさんかしら)のかた、どうもありがとうございます!
「翼ある船は」の装画、物語の情景を峰岸流にきりとった静寂な間を感じました。すごい。
タイトルには船とあり、装画には車が描いてあるシンプルでいて静かで強いインパクトですね。
登場人物が、車の翼のようにもみえてきます。
3人がこちらを見ている視線、不思議な感じがするんですが、物語の予感が漂ってます。
挿絵12点が並んだブログを眺めると、先生が描かれると、モノクロカット課題の最高峰なんだとゾクゾクしてきます。
休学中、環境が変わって絵を描く頻度が落ちてしまっているところで、めちゃくちゃ描きたい〜という気持ちで汗かいてしまいました!
先生からいただく刺激と影響とギャグは計り知れないですね。いつもありがとうございます!!
MJブック2021に向けてモチベーションが上がりました。
色々立て込んでいて、やっと読むことができました!
スゴいですね。出来事自体スゴいですが、文章もスゴい。本からページを切り取ったかのよう。
受賞式の日だけでも一冊の本になるようなドラマだったことが伝わってきます。
それとともに時代の移り変わりも感じられますね。
今後のお話も楽しみです。
すっかりコメント乗り遅れてしまいました。(毎日拝見しているのに!)
先生、今回も貴重なエピソードや画像を惜しみなく共有してくださりありがとうございます!
上段右の作品などを拝見して特に実感しました。先生の絵のすごさを。
人物がいなくとも、景色や物だけで先生の絵だとすぐに分かってしまう確立された作風。
MJを卒業しても、まだまだまだまだ学ばせていただく事ばかりです。
黒いハイヤー、一度でいいから乗ってみたいです笑
コメント遅れてすみません!
今回もとても密度のあるアーカイブスに圧倒されました。
先生の挿絵、絵柄は素朴な感じもあるのに、黒い線のギラギラした鋭さがとても印象的ですね。独特の緊張感があってとても不思議です。
二次会、三次会に紛れていた全く面識がないお二人はどなただったんでしょうね。受賞に至る経緯も楽しく読ませていただきました!
みなさんお若い、春代さん変わらない。
先生の線画の絶妙なかすれ具合、真似しようとしてもなかなか出せないんですよね。
イラストレーター華やかなりし時代の記録、感慨深く拝見しました。
じっくり何度も読ませていただきました。
受賞の連絡がくるくだりは臨場感があり何度読んでも感動します。そんな時、ふわ〜っと浮くような気持ちになるんですねぇ。幸せな気持ちを味わえました。
笑いあり涙あり貴重なイラストレーションあり豪華な面々の写真あり、、アーカイブスの出版を熱望しています。
峰岸先生いつも貴重な記事をありがとうございます。
貴重なさしえ賞受賞の記事に興奮です。なんと華やかで夢のような内容!みなさんも若くてテカってて素敵!良い時代だな〜。そして黒一色のさし絵一覧に圧倒されます!MJの授業で先生が、見えたものを全部描くんじゃなくてその中から的確な線を取捨選択するんだ的な事をよくおっしゃっていて。まさにそれを体現しているお仕事。これだけの線で1つの世界やドラマを描けるなんてかっこええ。。改めてイラストレーションて凄いなと感じました。
峰岸先生、アーカイブ記事ありがとうございます。
みなさまのコメントにあるように、先生のモノクロ挿絵はキッパリしていてかっこいいです。
写真も、お懐かしい方々がいっぱい。楽しませていただきました。
丹下さんより後にコメントを入れてくれたみんなも本当に本当にありがとうね!