今回のアーカイブスは、ボリューム満点なので覚悟して臨んでください。恐縮です!
2001年9月初頭、HBギャラリーで「私の昭和町」というタイトルのイラストレーションに短い文章を付けた個展をやりました。
それを見に来てくれたフリーの編集者のS氏が「これ、本にしましょうよ」と言ってくれました。
「わたしが全て段取りをつけますから」とも言ってくれました。
で、約1年後の2002年8月末にPHP研究所から「私の昭和町」という個展のタイトルと同じ本が晴れて出版されました。
装丁とオビの文章は、親しくしている南伸坊氏にお願いしました。シンプルであか抜けたデザインと的を射た文章を書いてくれました。
当時ぼくは「PHPスペシャル」という雑誌の表紙のイラストレーションを描いていましたが、そっちとはまったく違ったルートで、出版に至ったのです。S氏の尽力の賜です。
これを知ったTIS仲間の下谷二助氏と阪口笑子(えみこ)さんが「出版記念パーティーをやろう!」と言い出しました。
ぼくは「地味な小じんまりした本だし、そんな仰々しいことは恥ずかしいから勘弁してほしい」と固辞したのですが「いや、絶対やるべきだ!」と2人の熱意に押し切られました。
青山通りのどの辺りだったかな、もう無くなっちゃったので忘れましたが、細い道をに入った突き当りに朝日食堂という昭和レトロ仕様の店があって、そこを借り切ってやることになりました。店内には昔のサントリーやトリスのポスターがびっしり張り巡らされていました。
来てもらう人たちは人数に制限があるので、当時、ぼくが親しくしていたイラストレーターのみ(ほとんどがTISメンバー)ということにしました。たまたまその日に先約のあった和田誠さん、安西水丸さん以外は、声を掛けた全員がきてくれたと思います。ありがたいことです。全部で3,40人くらいだったかな・・・。たまたま写真に写ってない人も沢山います。その人たちの名前を挙げるときりがないので、今回は辞めときます。当時のTISは結束が固かったですね。
面映ゆいけれど、とても嬉しい楽しい一夜でした。
懐かしいなあ・・・。
...
以下、HBの個展のオープニングパーティーの模様。
以下、本はとっくの昔に絶版になっているし、厚くないので、全ページ載せました。
茶色地に白抜き文字でが書かれているのは、本のオビです。
本文デザイン・向後正憲
出版記念パーティーの模様
先生の文章とイラストの朱色、なんだか胸が熱くなりますね。
ポマードって成分がなんなのかよくわからないのですが顔にも塗っていいんでしょうか?笑
絵のシチュエーションと殺人事件の温度差が最高ですね。ところどころさり気なく尖った事が書いてあって詳細を聞きたくなります
Bクラスもう上がってるかも。。。と期待して来たら、トップの画像も変わっていてダブルで嬉しい土曜日の夜中です。
MJに入った頃、先生の絵の本が欲しくて探して買った本の一つなのですが、個展の作品が本になったものだったとは知らず・・・。
ほぼ画集と言ってもいい豪華さで、当時本にしましょうよと言ってくださった方に感謝です。
先生の風景と人物の絵もとても好きなのですが、この本の中にある、風景や静物だけを切り取った絵がなんとも言えず好きです。
床屋さんの絵も電話もはかりもスクーターも畳も、なんでこんなにシンプルなのにカッコいいんでしょうか?
文章も惹き込まれて、ポストと床屋さんの話は頷きながら、電話の話は、私がファックスに驚いた感じかなぁ・・・と、自分にとっての懐かしい思い出まで出てくるのが不思議です。子供の頃お向かいでやったどんど焼きのお餅美味しかったなぁとか、再読したらふと思い出しました(脱線してすみません)。二つのパーティーの様子に、楽しい一夜にお邪魔させていただいたような気持ちになりました。
「私の昭和町」は、以前拝読させていただきましたが、出版に至るまでにこのような経緯があったとは!驚きでした。
先生のイラストにはもちろんですが、文章がすごく面白くて惹き込まれました。
つま先で歩く彼は大人になってからもつま先で歩いてたのかな(笑)
不思議と私も懐かしい気持ちになりました。
パーティーの写真も、その時の雰囲気がこちらにも伝わってきて大変興味深かったです。そして毎回思ってましたが奥様美しい!
シェアしていただき、ありがとうございました。
実は初見でした。
超面白い!ゲラゲラ笑いながら一気に拝読しました。
お写真の方々も、日本を代表するイラストレーターばかりでイラストレーションを意識しだした高校時代に、こんな光景を目にしていたら、嬉しさで失神していました。
アップしてくださってありがとうございます。
うめもとさんもありがとうございます。
峰岸せんせい!たまたま今日(17日ですが)、メルカリで「私の昭和町」を買って届いたところです。
(前のアーカイブスの「私の昭和図鑑」は手に入れられスじまい)
凄い偶然!!アイボリーの紙に描かれてるせいかノスタルジー度アップ。空色じゃないのに真夏の空を感じました。
そして先生の文章が良いです。
昔(うちの母親が先生と2歳違いです。すぐ上のお姉さんぐらい?)って、町にちょっとおかしい人が普通にいましたよね。
共存というか。
そして豪華は個展に、出版記念パーティー。これまた良い時代ですね。
毎回思うんですが、春代さんが美しすぎです。
峰岸達先生
全ページ!掲載ありがとうございます。
行間と絵の間がいろいろ想像できとても面白いです。
2001年が最近のような気がしていますが
20年経つのですね。
春代さのお着物姿がお美しいですね。
私の昭和町!大好きな本です。
登場人物の山田のおばあさんの名言は、忘れられません。
みんながそう信じていたら、世の中、平和なんだけどなぁと思ったりしますが。
かと思えば、ハルちゃんの真相を伺ったときには、
事実は小説より奇なり…と。
人間らしさが、ギュッとつまった一冊。
授業のあとの飲み会で、先生に、ごムリを言って、サイン本になりました!
一生のお宝本です。
HBギャラリーにこんなに沢山人がいるのを見たことがなく、とても驚きました!!
人物ありの作品も、風景や室内の作品もどれも素敵で、昭和の時代の美しさが詰まったような本ですね〜!!
Amazonで本を探してみます。
つま先歩きの柳沢君、先生をモールちゃんと呼ぶ山田おばあさん、1週間行方不明のノリちゃん、、、面白すぎて気になります!南伸坊さんのメッセージの通りですね。
黒電話や床屋さんのクルクルも懐かしく、写真よりも暖かくて懐かしい、先生ならではのイラスト。そしていつも感じるのですが、先生の文章は面白くてびっくりします。
豪華なお客様が所狭しと集まられたパーティー。先生のお人柄ですね、、そして奥様美し過ぎです。
先生の作品は、いつも優しさや温かみがあり素敵なのですが、文章も面白いですね。
どのページも惹き込まれてしまいました!
殺人事件の共犯者として捕まったハルちゃんや、
自転車で青森まで行ってしまったノリちゃんなど、
衝撃的でした。
出版や記念パーティーなど、周りの方々が思わず企画したくなってしまう、素晴らしい個展だったのですね。
アーカイブや本で、またこうして拝見できて、うれしいです。
絵も文章もあたたかいです!昭和を過ごしたのが「昭和町」だなんて、ステキですね♪
シンプルなのにリアルな様子が伝わってくるイラストレーションと、
ユーモラスなのに切ない気持ちにもなる文章に引き込まれて、ついつい何度も見返してしまいました。
先生の「私の昭和町」は、私にとってイラストレーションの教科書にしている本の中の1冊です。
出版の経緯のお話にぐっと来ました。個展から出版につながるとは夢のような話ですね。
先生が時折おっしゃる「熱を持って描き続けていれば、必ずどこかで見ていてくれる人がいる」を思い出しました。また人とのつながりの大切さも。
HBギャラリー前の賑わい方にもびっくりです!
先生、お宝をありがとうございます。
あまりの美しさにため息が出ました。奥様のお着物姿の美しさにも見とれてしまいました。
トオル少年の、人物や風景に対する観察眼や温かさが育まれた環境も垣間見せて頂いた気がしました。
迷いがある時もそうでない時も、度々訪ねて来ようと思います。
アップしていただき、ありがとうございます。
そして、毎回のように豪華な面々!
先生の文章と絵にクスッと笑ってしまいました(^.^)
ご家族の絵では、お父さんと今の先生顔が似てるのかなとか思いながら拝見させていただきました。
他の方々のエピソードもなかなかの衝撃でした!
太田のおじさんが好きです。それからさっちゃん。
ひまわりとへちまは叙情的な文章と相まって泣きそうになりました。
絵はもちろんですが先生のテキストも魅力的です。
衝撃的な内容を淡々と語る様子もかっこいい
そして、逆合わせの春代さんかわいい!!
今回も大盤振る舞いありがとうございます!何度も買い逃した身としては全ページ掲載、嬉しいです!
先生の絵と文章で昭和町の路地や峰岸家をちょっと覗いている気分になれます。
笑ったり懐かしい気持ちになったりしてたどり着いた最後のあとがき、じんとしました。
そして、地元にいた自転車乗りの”ひろかっつぁん”とか、両手にオロナミンC入りビニール袋をいつも下げてた”オロナミンCおじさん”とか、思い出しちゃいました。
素敵な絵と文章、、すごく味があって懐かしい。大事に本棚に保管しておきたくなるような本ですね!!先生の絵もいつもながらとても惹きつけられるのですが文章が淡々としているのに面白い。本にしたら面白い!と行動に移された編集者の方が本当にナイスです!!
相沢くんやノリちゃんがキャラがたっていて面白いですね。自分も周りに面白い人いたのかもしれないけれど先生のようにそれを形にする才能がないです、、、。
峰岸先生
大盤振る舞いありがとうございます!うめもとさんもいつもありがとうございます!
「私の昭和町」は以前滑り込みで購入し、じっくり拝見しましたが先生の文章と絵がたまりませんでした。。
(登場人物はみんな濃くて、床屋さんのページが特に好きで、ひまわりとヘチマのページはちょっと泣きそうになります)
改めてやっぱり素敵で、こうやって共有していただけて、知らない時間を覗き見できて本当にありがたいです〜
みなさま仰ってますが奥様ほんとにキレイ〜!
私も初めて「私の昭和町」を拝見することができ、嬉しいです。
改めて思うことは、先生はイラストレーションだけでなく文章も本当に魅力的ですね。。。
先生が子供だった頃の話、色々と気になることがいっぱいだけど、この時代の方がたにはあるあるなことなのでしょうか。
ギャラリーに多くの人がいる風景も、とても楽しそうです。当時の熱気をすごく感じます。
豪華メンバーの貴重なお写真(春代さんの鮮やかな着物姿が麗しい…!)と共に、たくさんの作品を公開いただきありがとうございます。
今はもう見ることのできない世界を、色鮮やかに蘇らせる力に感動します。
素朴なモチーフながら、なんともオシャレなのがさすが!
改めて、先生の画力とセンスと記憶力に脱帽するばかり…
とっても良い本です!
峰岸先生、大盤振る舞いありがとうございます。
先生の、削ぎ落とされたような無駄のない表現、昭和の趣、いつもさすがだな〜と思っています。
人物皆生き生きして素敵です。
そして、生物や風景も、これだけの物でここまで表現できるんだなーすごいなーと思います。
ポストの影にちょこんといる猫の可愛いこと!
縁側の絵、以前先生に、外側の戸と内側の戸などのことご指摘受けたこと思い出します。
そして、文章とても上手で、引き込まれますね。
昭和の頃って、多分今よりも、変な人を許容するような空気があったような気がします。
それにしてもところどころにギョッとするようなお話がありますね。
殺人事件の共犯者の疑いって(汗)自転車に乗って一週間行方不明で青森県で見つかった方は、どうやって青森まで行ったんでしょう。
そして、パーティーの盛況ぶり、圧倒されますね。そして、春代さんの美しさ、本当に素敵です!
峰岸先生、豪華大盤振る舞い!ありがとうございます。
絵ももちろんですが、文章もとっても魅力的で引き込まれました。
「昭和町」とは、町の名称も冗談のようにぴったりで、あとがきの「全部夢だったような‥」につながって端から端まで完璧な物語になっており素晴らしいお宝本ですね!
表紙のデザインもシンプルでとても好きです。
峰岸先生、掲載ありがとうございます。
先生の描かれる人物がチャーミングでとても好きですが、ものだけの電話やテレビもどこか愛嬌?のようなものがあって可愛いです。
パーティーも華やかで楽しそうでいいなぁ。
何気ない日常でも峰岸先生が描くとあったかくておもしろくてちょっとシュールでほのぼのした風景になりますね。
何度読んでも面白いです!
登場人物のその後が気になります〜
「私の昭和町」どのページの絵も完成度がスゴいです!背景の絶妙な入り方といい、参考になります…!すごい!一挙掲載、ありがとうございます!
このような展示を目にしたら「本にしましょうよ」って言いたくなるでしょうねえ。フリーの編集者の方のおかげで、生徒のわれわれも目にすることができたわけですから、本当にありがたい…。
某所を通ると、たまに20年以上前の姿を思い浮かべて「あんな場所が残ってたなんて信じられないのだが…」と感慨にふけることがあるので、昭和の時代が夢だったような気がする感覚、なんとなーくわかります。
そして、パーティーの模様がまたもや豪華すぎます…!
蝶ネクタイに丸めがね、ズボンをぐいっと上げたサスペンダー姿の
フランキー堺みたいなおじさんが実在していたなんて・・と衝撃を受け、
背景の赤とんぼにもジーンときました。
添えられている文章も面白くて何度も行ったり来たり読み返しています。
全編アップ本当にありがたいです!
「私の昭和町」がこの土地の図書館や資料館にあって
当時の町の人やお孫さんなんかが楽しそうに読んでいたらいいなぁなんて
妄想してしまいました。
とても貴重な画像を公開してくださりありがとうございます!
色使いや構図など全てが美しくて、
眺めているだけでワクワクする本ですね!
クスッと笑える文章がなんだかじわじわ温かい気持ちになります。
その時代に生きていたわけではないのに懐かしい気持ちになるのが不思議です。
すばらしいご本を全ページ載せて頂きありがとうございます!
懐かしく温かいイラストレーションとくすっと笑える文章で、
昭和町の皆さんがもうほんとうに魅力的に見えます。
先生のイラストレーション大好きです!
今回は絵と文章、圧巻ですね!
シンプルな画面に綺麗な差し色が映えて本当に素敵です。
町内みんな仲良しそうで、いいなと思います。
何でもない中にけっこうな大事件が起きていて、衝撃です。
絵とともに文章にはまってしまいます。
先生の絵も文章も豪華な秘蔵写真も!すごいっ読みながら何度も噴き出してしまいました。
登場人物たちのその後がとっても気になります。
『私の昭和町』以前拝読させていただきましたが、改めて見ると
先生の描く昭和の風景はその時代の空気を感じるというか…
その場にいるような不思議な感覚になります。
そして周りの人物はユニークで個性的ですね!笑
出版記念パーティーのお写真もありがとうございます。
奥様お美しいです・・・!
先生、ありがとうございます!
何度見ても、シンプルでおしゃれで面白くてあたたかいイラストレーションに思わずウルウルしてしまいました。
春代さん、お美しい!!
MJを離れて5年位過ぎる中、再び峰岸先生のイラストレーションをじっくり拝見出来、自分の足りないところの再認識が出来ました。
「私の昭和町」何度か拝読してますが、何度みても面白いし、イラストレーションがすごく好きです。
私もこんな風に描けるようになりたい!です。
この当時、展覧会があった事は知りませんでしたが、
この御本はもちろん持っています!
面白いですねー先生の周りの方々!
羨ましいです、皆様お元気でしょうか。
色使いが美しかったので真似します!
私の父親がヤスオなので、特にヤスオさんが気になりました。
峰岸先生、全ページ掲載ありがとうございます!!
ノスタルジックで、とても好きな世界です。
背景の色がとてもきれいで。白が映えて。
わたしならきっと地面と空を塗りわけそうですが、
そのきれいな背景色で仕上げていて。その見せ方がかっこいい。
ひとも、建物も、モノも、風景も、群像も。先生がよくおっしゃる「何を描いてもそのひとが描いたとわかる」という言葉そのものだな〜と。
たくさんのお写真、熱気が伝わってくるようです。
素晴らしい。面白い。
なんでこんな透き通った文章が書けるのか…
ほんとまいったまいった。
コメントを入れてくれた38人のみんな、本当にありがとう、大変うれしく思います!
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この記事も余すところあと3日で引っ込みます。
今、次の記事を制作中ですが。
大切にしています。
夏秋さんありがとう!
あともう少しで新しい記事に変わります。