毛布にくるまって眠る女性がうまく表現できず、これではベッドに横たわっているようには見えないと
言われました。手直しをしたところオーケーをいただきピックアップとなりました。
独りよがりではだめだなあと思いました。
小林葉子(17期)「白川夜船」/吉本ばなな
2010年の芥川賞受賞作。孤独に暮らす青年の話で、実話に基づくとか。
このような「私小説」を含む「純文学」の挿絵は、大抵具体的には描かないものだそうですが、
先生は実はそれがあまり好みでなく、作家と協力して小説に合った絵を描くのが本来の挿絵、
というお考えだそうです。また、映画化されると、俳優のイメージに引っ張られるというお話。
この小説の主人公は、肉体労働をするいかつい男のイメージなのに、
映画ではスマートな俳優が演じてまして、私もそれに引っ張られました。
(没の1点は、労働者の絵でしたが、軟弱すぎました)
宮内カナ(18期)「苦役列車」/(西村賢太)
落語を聴きに行くシーン、照明や屏風の位置を修正しました。
まだまだ事前の確認不足があり、反省です!
nashiko(19期)「デューク」/江國香織
大好きな作品なのですが、まだまだ作品の面白さが表現できてなくて、悔しいです。
村松真砂子(19期)「どこから行っても遠い町」/川上弘美
物語に出てくる2人の女性をそれぞれのシーンで描きました。
ピックアップにならなかったもう1人は「独りよがりで、伝わりにくい」
とのご指摘。描きたいと思ったものがまっすぐ届くように…なりたいです。
すぎもりえり(21期)「寝室」/江國香織 著
「これ、映画化されたよね」と、先生。
先生の映画や俳優の話に引き込まれ、心が躍りました。
映画はいいな、見たいな。
セツ先生の映画も話も良かったな。
鈴木実千代(21期)「ブラームスはお好き」 / フランソワーズ・サガン
先生のお宝話にテンション爆上がりのパソ通でした。
肝心の絵の講評は辛いものでしたので、気を引き締めて次にチャレンジします。
前田なんとか(21期)「フォークソング されどわれらが日々」/文藝春秋
普段、挿絵は何を描くのか迷うことが多いですが、今回は文章の内容から何を描くか考えることを
楽しめました。エッセイを選びましたが、小説よりもエッセイの方が挿絵は描きやすい気がします。
上田恭輔(22期)「渡りの足跡」/梨木香歩
初めて「星の王子さま」を読みました。
少し切ないような、でも、気持ちがあたたかくなる物語でした。
王子の顔や表情は文章から想像してほしかったので
あえて見えないように描いてみました!
阿南 ひろ子(22期)「星の王子さま」/サン=テグペリ
描いたことのないモチーフを描こう!と思い、天狗。犬もほとんど描いたことがないと思い、犬。
天狗の方はやや顔が分かりにくいから目を描いてもよかったかも、とのご指導をいただきました。
そして、先生が「これまで色々なものを描いてきたけど天狗は描いたことないと思うなあ」
と仰っていたのが意外でした。
藤安初枝(22期)「冬虫夏草」/梨木香歩
以下、振替。
今回はストーリーのワンシーンとして人物を描きましたが、
もっと印象的な魅力的な人物を描きたく、努力をしていきたいと思います。
金子なぎさ(19期)「犬とハモニカ」/江國香織
なぎささんの、荷物受け取りの空港のシーン、構図も描き込みもこんなに整理して描けるのほんと凄いです。
実千代さん、サガンを度々作品のテーマ取り上げてらっしゃって、わたしは詳しくないのですが、最近1950年代がテーマの映画を観たこともあり、調度品やファッションなど雰囲気が盛り込まれていて、実千代さんのタッチにも合っていて素敵だと思いました。
葉子ちゃん、すっごくイイっす!
はっちゃん、天狗うまいwそれこそ頭に浮かぶ天狗が数体あるけど、中でも一番上級な天狗だった。こいつの神通力はきっと強いな。
ありがとう!調べてみたらいろんな天狗がいたんだけど、いわゆる「天狗」のイメージで描いてみました。
なんとかさんの描く人物、なんか癖になるなあ。今回は特になぎら健壱の眉毛から目が離せない…。
小林さん、オトナな感じですね。独りよがり…耳が痛~い。
宮内さん、イメージにひっぱられるってありますね。孤独に暮らす青年のイメージを感じます。
nashikoさん、観客席の雰囲気がやわらかくていいなと思います。
村松さん、作品の面白さ…もっと面白いってことですね?
すぎもりさん、江國香織の雰囲気が、絵のタッチとピッタリします。
鈴木さん、フランス映画って、絵になりますしね。わたしも見てみたいです。バーグマン…
なんとかさん、挑戦者!全員わかりますよ…年代的にも^^。お宝話、わたしも聞きたい!
上田さん、なんだか、色がみえてくる感じです。
阿南さん、サンテグジュペリ…ファンタジーですね。
藤安さん、天狗!飛んでる。犬も飛んでる!
金子さん、じゅうぶん、魅力的だと思います。
言われてみればどっちもとんでました!気づかなかったです〜。
徳重さん、コメントありがとうございます^^
観客席の雰囲気、難しかったですがやわらかく描けてよかったです。
徳重さんコメントありがとうございます。引っ張られることありますよね~。映画俳優はかっこよすぎます。
なんちゃん、コメントありがとうございます!
「悲しみよこんにちは」はワインで言えばフルーティな印象ですが、本作は熟成ワインて感じ。(個人の感想)
サガンのワインに酔ってしまったのか凡ミスをやらかしました〜汗!
1枚目と2枚目は同じ人ですが(似てないけど)、鏡に映ると反転するのを忘れました。
間違い探し難易度A
それとコメントの「セツ先生の映画も話も」は「映画の話も」です。
年明け最初からあ〜あ。どーぞ笑ってやって下さいな。
藤安初枝さん、天狗すごく素敵です。
不思議な雰囲気があって引き込まれました。
素敵です。
ありがとうございます。天狗や河童、竜の化身などが人と共にある、不思議な印象のあるお話なのです。
みちよさんの好きな世界観、、絵の雰囲気とぴったり!
なんとかちゃん りりイさんはわからないのですが、、他のお二方優しいタッチなのにすごくパンチが効いてる〜。
阿南さん 星の王子様懐かしいです!!原作の絵とはまた違った可愛さでホッとします。
藤安さん 天狗、構図もタッチも良いし、本当うますぎる〜。上質な絵本って感じです。
徳重さんコメントありがとうございます!
次は皆さんの装画が楽しみです!(その前に描かねば、、)
ありがとうございます。「鳥居の上から天狗が飛び立つ場面」ってどう描けば…と悩みましたが、そう言っていただけて嬉しいです。
私はついチマチマ手を加えてしまうので、葉子さんの大胆な塗りと大人っぽいかっこよさのバランス、憧れです!
2枚目の女性の表情、いいですね~。
徳重さん、コメントありがとうございます!
皆さん、力作揃いですね…素晴らしいです。
特に村松さんの2枚目、男性の目の焦点あってない感じと光(影)の描写が個人的にツボです。
いつもと違ってモノトーンのせいか、どの作品も新鮮に見えますね!
なんとかさんのなぎら健壱さん、優しい色使いなのに迫力があって凄いです!
藤安さんの描く繊細で柔らかなタッチが好きです。ワンちゃんがとても愛らしいですね!
徳重さんコメントありがとうございます、今度会ったときお教えします♪
葉子ちゃん、でしょwパンチ効いてる画像をチョイスしたのは正解だったね⭐︎
大木さんコメントありがとうございます、これ『葛飾にバッタを見た』のジャケット写真です。
大木さん、ありがとうございます。
画材にいつも助けられています。
柴犬って口元が笑っててかわいいですよね。
初枝さんの天狗かっこいいです!
チョンチョンとしたつぶらな瞳が親しみを感じます。
そしてジャンピング柴犬のお腹ぽってりがたまらんです。
嬉しさ全開な感じが伝わってきます。
ありがとう!
たまちゃんの猫みたいに生き生きと描けていたらいいのですが。
柴犬の資料探しではかなり癒されました~。
なんとかさん、徳重さん、コメントありがとうございます!
なんとかさんの描いた方々、懐かしいです。あのころの躍動感出てますね。リリィさん素敵!
小林さん、シンプルでとっても洒落てますね!
宮内さん、悶々とした青年の描写、いいですね。
すぎもりさん、トーンの柔らかさが気持ち良いです。
藤安さん、すごく静謐な感じの画面が綺麗ですね。対照的に元気なワンちゃんが可愛い。
金子さんコメントありがとうございます。
悶々とした感じ出てますか?うれしいです。表情がなんだか軽かったかなあ、もっと哀愁が出ないかなあと思ってたので。
ありがとうございます。
自分の好みで静かな場面を切り取ってしまうことが多いですが、今回は天狗や犬に動きをつけたいと思って取り組んだので、そう言っていただけてうれしいです!
なぎささんの線と面のバランスがいつも巧みだなあと思っています。カラーでもモノクロでもすぐになぎささんの絵だ!と分かりますし。
空港の場面の明暗、線と面、カッコいいです。