信州の川の映像を見ていて、こんな風景が出てくる小説はないかと探し
「河童」を選びました。
河原の絵は話の内容に沿って想像で描いたのですが、構図や配置に迷って
余計な時間がかかってしまったので、風景はなるべく資料写真を見つけて
描いた方がいいなと思いました。
邦子(22期)「河童」/芥川龍之介
挿絵装画の時にこの作品を選ばれる方が多いようで、私は読んだことがなかったので
今回選んでみました。
1枚目の右下の女の子の顎がなさすぎるとのご指摘いただきましたが、
「今後は頭の片隅に入れつつ気をつけてみてね」とのことでした。
久保田美穂(22期)「西の魔女が死んだ」/梨木香歩
今回は小説を何冊か読んだのですが、描けるシーンといいますか想像できる
シーンが見つからず1枚のみになってしまいました。
主人公の女性が実家にある蔵にダンボールを運ぶシーンです。
挿絵のお仕事では、その本のポイントになる箇所を選んだ方が良いと先生から
お話をしていただきました。
次回から小説のポイントになる場面を探して、難しい場面でも挑戦していきたいと思います。
さいとうすず(22期)「私の中の彼女」/角田光代さん
iPadで描きました。先生から「線がいつもと違うけど、いいよ」
と言っていただけました。もう少し手描きの雰囲気と近づけるように練習中です。
ちなみに1枚目は何箇所か細かいところを修正しました。
たむらしおり(22期)「あつあつを召し上がれ」/小川糸
今回は先生に「いいんじゃない?」と言っていただけてよかったです。
挿絵はどのシーンを描くべきか悩みます。課題では描きやすい場面を選べますが、
どんな作品のどんなシーンでも自分らしく描けるようになりたいものです。
しのはら えこ(23期)「赤い靴」/アンデルセン
淡いイメージと感じたものは、淡めに描いてしまったのですが、
「タッチがバラバラに見える為、統一した方が良い。
また、シリアス系の内容は暗いトーンが良い。」とのことで、
病院のシーンをだいぶ暗く修正しました。
大木ゆり(24期)「きのうのオレンジ」/藤岡陽子
脳科学者の先生が患者さんとの交流を書いたエッセイ集です。
今回は表題の『妻を帽子とまちがえた男』から
患者の家に行って楽譜を手渡される先生/「人間の顔が認識できない」という患者の証言のシーン
人を見るときの患者の表情(焦点が合っていないかんじ)を描いてみました。
2枚目は顔のパーツを描かなくても自分の絵と分かるものかチャレンジしてみたくて描いてみました。
お仙(24期)「妻を帽子とまちがえた男」/オリヴァー・サックス
好きな本を選んだのですが、コミカルに・・と思うといつもと違うテイストになってしまいました。
先生からは描き方はなるべく変えない方がいいとのこと。表紙どうしようかなと悩んでおります・・。
里七(24期)「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」/阿佐ヶ谷姉妹
先生からは、線もすっきりしていて、鴨が(銃を)撃っているのがいいね。と言っていただけました。
反して、もう1枚はダメ出しのオンパレードで、挿絵のイラストとは。と言う、基本概念のお話をして
いただきました。
Jicca(24期)「Masic Finger」/ロアルド・ダール
ピックアップ以外の絵は、ついつい悪い癖がでてイメージを絵に盛り込み過ぎてしまいました。
人に伝わらないことを描くのは良くないということを頭に叩き込みたいです。
Mayumi Sun(24期)「ニコルの塔」/小森 香折(著者)、こみねゆら(イラスト)
年末年始に読んだ小説「BUTTER」・「朝が来る」の挿絵をそれぞれ3枚描きましたが、
頭の中で描いてたようには中々描けず苦戦しました。
モノトーンの絵でも特徴のある自分らしさを、引き続き模索しようと思います。
渡部友恵(24期)「朝が来る」/辻村深月
以下、振替。
不吉な夢の描写(跳ねる喋るウサギ)と珍しいからともらった黒いメダカのシーンにしました。
2枚目はもっと淡いグレーの濃淡だったのですが、1枚目とのバランスを考えて暗く修正しました!
(修正前は、たしかに差がありすぎて目がチカチカしました)
森 きなこ(22期)「花のベッドでひるねして」/ よしもとばなな
今回の課題では、枚数を描かないとタッチが統一されないと実感しました。
どんどん描いていきたいです。
邦子さんが描く河童、見ていて和みます!こちらは読んだことがないのですが、どんなシーンなんだろうと読んでみたくなりました!
森さんの作品、シンプルですが、お洒落な色使いとデフォルメで、ぐっと惹きこまれました!
次回の装画、皆さんどんな風に描かれるのかとても楽しみです!
シーンの詳細を記載しないと分かりづらいのでは・・・と思ったので、今更ですが、補足です。
1枚目:病院で、主人公(遼賀)と看護師をしている同級生の泉が偶然出会うシーン。
2枚目:遼賀が部屋で落ち込みながら1時間ほど布団にくるまっている最中に、弟から電話があり、急いで立ち上がって電話に出るシーン。
3枚目:大きく枝を伸ばした桜の木の下に、こちらに背を向けて立っている遼賀を、泉が見つけるシーン。(病室にいるはずの遼賀がいなくなってしまい、探していた)
表紙の風景が綺麗だなと思ったこと(装丁は宮口瑚さん、装画はしらこさん)、「全国の書店員100人の心を震わせた感動作」という、帯に惹かれて購入した本です。
がん宣告を受けた主人公と、彼を支える家族の物語です。
きなっこっちの、人物が最近すごく魅力的なんですけど、今回も目線最高です。
お仙さん、お仙さんの線がクセになります。
里七さんの、少ない線でとても似ています!美人のお姉さんと可愛い妹。
大木さんの、病院の待合の感じがよく出ていて、ポイントの押さえ方が絶妙だなぁと思いました。
Mayumisunの、1枚目のような絵は描けないので憧れちゃいます。
なんとかさん、ありがとうございます!嬉しくて元気が出ます!!
いつもなんとかさんのインスタで描きこんだ課題作品が上がってくる度に、凄いなぁ、いつ描いているんだろうと思っています。丁寧でこちらこそ憧れます。
なんとかさん、コメントありがとうございます!
挿絵を描くのに慣れず試行錯誤していたので、そうおしゃっていただき嬉しいです!
振替でお邪魔させていただきました、森きなこ(B・22)です
大木さん、なんとかさん、コメントありがとうございます!
ほんとうに嬉!
邦子さん 河童の体のラインが愛くるしいです(私の思う河童より清潔感が何倍もある)なんでも描けるなぁ
たむさん やっぱり線がかわいいくて相変わらずステキです〜めちゃくちゃほっこりしました!
しのはらさん コメントの瞬発力のなさから逃しまくってるのですが、いつもとても素敵でときめいてます!(今回も然りでした)
大木さん シリアスさもすごく感じますし、3枚目の迫力と立ち尽くしている感じが特にお気に入りです!
お仙さん 実はいつもタッチが本当にステキだなぁと思ってたのですが、今回もたまりませんでした!かっこいいです
森さん、ありがとうございます!
桜に見えるようにするにはどうしたら良いのだろうかと悩みながら描いてたので、そのお言葉に感慨無量です!
森さん
コメントありがとうございます!!
コメント力がなくなかなかコメントできずにいますが、
わたしも森さんのいつも素敵だなと拝見しています!
柔らかいタッチで暖かさがありながらも、クールな表情の人物がとても好きです!!
きなこさん
ありがとうございます!嬉しい!
きなこさんの人物、相変わらず空気感、表情すてきです。
大木ゆりさん、たくさんコメント書いていただきありがとうございます。いつもみなさんの絵を一人で見ながら「どんな風に描いているのだろう…」「アイディアはどこから…」と一人で悶々と思っているので、色々書いていただけると嬉しいです。
前田なんとかさん、ありがとうございます。自分の線の特徴がいまいち分からず思い悩むことが多いのですが、そんな風に言っていただけると励みになります!頑張ります!
森きなこさん、ありがとうございます。実は密かに森さんの描く人物いいなあ〜好きだなあ〜と思っていたのでコメントいただけて嬉しかったです。励みます!
私もお仙さんのコメント、とても参考になります!
顔を描かないで自分の作風に見えるかという実験は、なるほど!と、目から鱗でした。
お仙さんの線は、印象的でパッと目に留まりますね!
線画は上手く描けないことが多いので憧れです!
コメント遅くなりました!
大木さんのコメントで、シリアスな場面は暗めにするというアドバイス、シリアスな場面はあまり挑戦したことありませんが今後描くことがあるときは意識してみたいと思いました!
jiccaさんの挿絵、外国の方が描かれるような挿絵ですね!いいですね!
みなさんの次の装画、楽しみにしています!
私も今までシリアスな作品をあまり読んできていなかったので、今回挑戦してみて勉強になりました!
久保田さんの今回の作品、おばあちゃんの品の良さがちゃんと出てるなと思いました。また、「バッテリー」と雰囲気が違う印象だったのですが、今回は黒の色がはっきりしているんですね。見やすくて良いですね!
みなさんすごく素敵です。
見応えがありました!
くにこさん、素敵ーー!って思いました!
情景がうかびました。
やっぱり上手ですくにこさん
えこさん、線画美しいです
スッキリしてて良いですねえ
好きです!
Jiccaさん
線が綺麗で動物の動きが自然でお上手!
素敵
読みたくなりました
もりきなこさん
ひきこまれましたー!
メダカもうさぎもすごく心に残ります。
グッときました。
すごい!
邦子さん、風景が先だったんですね!本当に河童がいたら、スゴイ!
久保田美穂さん、野いちごジャム食べたくなります。
さいとうすずさん、質感が興味深いです。
たむらしおりさん、鍋からいいにおいがしてきそうです。
しのはらえこさん、本当にどのシーンか、悩みますよね。
大木ゆりさん、タイトルと絵のつながりに興味がそそられます。
お仙さん、インパクト強いですね。
里七さん、ほんわかした感じがします。
Jiccaさん、鳥獣戯画を思い出しました。
Mayumi Sunさん、どんなストーリーなのか知りたくなります。
渡部友恵さん、頭の中とのギャップ、わたしも毎回苦戦します…
森 きなこさん、メダカと女性の涼しげな目のコントラストに引き込まれます。
徳重さん、コメントありがとうございます!
「小説すばる」で掲載されていた時は、「夕空のうらがわ」というタイトルだったそうです。
単行本化された時に加筆・修正されたそうですが、内容とギャップがあり、個人的には素敵な題名だなと思いました。