これがMJサイトで今話題の(といっても、おれとバ鹿又とバンちゃんの間だけのことだけどね)「哀愁の町に霧が降るのだ」なのだ。
上中下の3巻が1981年から82年にかけて、情報センター出版局(この出版社は当時、数々の話題作を出版していた)から出版されたのだ。
椎名氏もおれもまだ37歳~38歳だったのだ。今の半分の歳なのだ。
椎名氏の文章は前にも述べたようにすごく面白いのに、おれの絵はお恥ずかしい限りなのだ。中途半端なのだ。ヘタなのだ。
バ鹿又の記事の流れで、敢えて恥をさらすのだ。
色の選び方、塗り方に迷いがあるのだ。人物の肩幅が広過ぎというか、頭が小さ過ぎというか、手足も小さ過ぎなのだ。
なのに椎名氏は、その辺を気づいていなかったのか、見過ごしてくれたのか、有難くもお褒めの言葉を表紙をめくったすぐのページに書いてくれたのだ。褒められたから 言うわけじゃないけれど、味のある良い字なのだ。
中の挿絵は椎名氏の高校時代からの親友沢野ひとし氏(装画の眼鏡をかけてる男性)が描いているが、この絵がぼくよりもっとヘタなんだけど、味があってとてもおもしろいのだ。
だってこの本は、江戸川区小岩の安アパートの6畳間で4人の若者が過ごした日々を描いた話で、その中の2人が椎名氏と沢野氏なのだ。
当人も体験している話なので当然絵にも実感がこもっているのだ。
あれだけお褒めの言葉を頂きながら、新潮社から文庫になった時には、装画はおれではなく沢野氏が描いているのだ(ちょっと上手くなっていた)。とても残念だったのだ。そもそもこの装画におれを推薦してくれたのは、沢野氏だったのだが、新潮社の意見とかもあったかもしれないし、なんだかよくわからないけど、それでいいのだ。それが自明の理なのだ。
ちなみにこの本のタイトル「哀愁の町に霧が降るのだ」は、その昔、東宝の歌う美男スター山田真二が歌ったヒット曲「哀愁の町に霧が降る」にバカボンのパパの常用句の”のだ”をつけたのだ。かなりトシになった人間にしか分からない話だけど、おれはセンスのいいタイトルだと思ったのだ。
おれはこの著書に敬意を払い、この文章の語尾には全て”のだ”つけたのだ。
ちゃんちゃんなのだ。
カバ―フォーマット 田中一光
カバーAD 坪内祝義
貴重な装画、この時代にまっチッしたカッコイイ絵だと思いますし、色使いもすきです。
椎名さんからのメッセージも素敵です。こういう字を書かれるんだなぁ。
面白そうな本ですが地元の図書館にはありませんでした。
でもいつか読んでみたいと思います。
下駄をくわえた犬が最高にかわいいです!
テーブルがカバンだったり、脱ぎかけのままの靴下とか、畳に直接置かれた
ぴーぴー鳴るヤカンとかに生活のリアリティが感じられて、椎名さんのエッセイがよりリアルに楽しめそう!
と、読みたくなりました。
母が椎名さんのエッセイが好きで、本棚にあるのをよく読んでいました。
実家にあるか今度帰ったら聞いてみようと思います。
デザインが田中一光さんというのもすごいですね!
これこれ、なのだ!
まさかの番外編なのだ!
色が、フォルムが、とがってるのだ!
峰ちゃんの勇気ある投稿なのだ!
おれはこの絵も大好きなのだ!
サンセーのハンタイなーのだ!
峰岸先生、サイトで気になってた「哀愁の町に〜」の装画を公開して下さって
ありがとうございます。
3点いずれも構図や色合い、情景に変化と味わいがあって流石だなあ!と勉強になりました。
それにしてもイラストレーションのみならず、文章の見事さ!
ユーモアのセンス!おしゃべりしてる感覚でいつも
楽しく読んじゃいます。
「私の昭和町」も本当に心に残る素敵な本で私のお宝本になりました。
先生の交遊録や測り知れない知識〜何でも詳しくて話題が豊富でとっても楽しい!〜が本になったら
いいなあ。
スゴいっ…
本当に、スーパーエッセイですね。
椎名誠、峰岸達、沢野ひとし、田中一光…
しかも、直筆メッセージ入りとは!
ポップなバルテュスのような装画…
リズミカルで、楽しくなります☆
なぜ今日まで見落としていたのか(ひっそりと公開されていたのか)わからないのですが、今日の私は見つけてしまいました。
装画を見るだけで楽しそうなお話が伝わってきます!
3枚とも構図がカッコ良すぎます。
そして細部まで描写が丁寧で楽しいです。机に新聞紙しいてる!と思ったら、なんと、鞄なんですね。
先生から見ると思うところがあるのかもしれませんが、私から見ると、やっぱりどれも先生の絵で、どの絵もすごく好きです。貴重な絵をアップしてくださってありがとうございます!
峰岸先生、いつの間に(私も気づくのが遅かった汗)番外編のアップありがとうございます!
懐かしい街並みとおしゃれな人物、今見てもカッコいいです!
椎名誠さんの添えた一言も人柄を感じられて素敵ですね。
コメントを入れてくれたみなさん、いつもいつもありがとね!
笹川さん、菅原さん、この記事は一昨日11日(木)の昼ごろにアップしたの。気づかないのは無理もないよ。
鹿又の記事に関連づけするため、投稿日も変えて鹿又の記事の下に持ってくるようにしたの。すぐに2ページ目に引っ込むのも承知の上でね。おまけみたいなものだから、気づかない人はそれでもいいと思って。
只、センセーの権力を行使して、通常の記事より引っ込む日を2日延ばすことにしたの。
みんな下の方はあまり見なくなるから、何人がきづくかな?
峰岸先生、番外編アップありがとうございます。見逃さなくてよかった!
先生のこの時代の、肩幅が広くて頭が小さいバージョンの絵も大好きです。
色合いは、現在もかわらないノスタルジックなやさしい色ですね。
鞄に新聞紙引いて湯飲みでビール飲んでるんですか。細かいところが見れば見るほど面白いですね。
若者の共同生活、楽しかっただろうな~
おれって授業の時、等身のこと、結構うるさく言うじゃない。もっと縮めて・・・とか。でも、この下巻の絵を見ると人のこと言えないよね。すんません、昔はこんなんだったんです。今、自戒の念を込めて昔の自分に言います「もっと等身縮めろ!」
でもね、言いわけじゃないけど、椎名氏も沢野氏も何度か会ってるけど、背が高くて手足が長いんだよね。
先生貴重な装画、ありがとうございます。
絵の構図もデザインもかっこよく、6畳間に男性が4人のシチュエーションが面白いです^^
レトロな雰囲気がおしゃれで新鮮ですね!!
あぶなかったのだ
今話題の記事が2枚目いってしまうところだったのだ
ぎりぎり気がついたのだ
我が家の本棚にもセンセー表紙の3巻があるのだ
センセー、椎名氏、沢野氏、3人のエピソードが知れてますます好きになったのだ・・!
図書館には文庫版と単行本しかなかったので、拝見できてよかったです!
若者4人のすごくおもしろい物語だというのが、ストレートに伝わってくる装画でワクワクします。
特に(中)のリアルな生活ぶりがおもしろいです。はしゃいでる人、ダラダラしてる人、寝てしまってる人、その横で冷静に本を読んでいる人…!
昭和感があふれつつ、フォルムが新鮮で、こちらの時代の絵も私は好きです♪
アップされた時から、「あれ、こんなところにあるぞ?」と思いながら拝読していたのですが、
コメント遅くなりました!
昭和の哀愁漂う雰囲気が伝わってきて、良い装画だなと思いました。
椎名さんからのメッセージは味がありますね!
沢野さんの絵がほのぼのとして愛らしい^^
図書館にあったので今度読んでみます。
峰岸先生、貴重な番外編をありがとうございます!
ユーモアがあって見ていて楽しいし、色使いもお洒落な装画ですね!
面白そうな内容が伝わってきて、読んでみたくなりました。
下駄をくわえた犬もすっごく可愛くて、拡大して見たいです。
今気付きました〜びっくりした!先生の文章が面白くてニヤつきながら読みました。独特なフォルムとムードのある色合い妙に惹きつけられます!!昔の絵ってすごく気になりますよねー!
投稿に気づかず、遅くなりました。
見てみたいとおもっていたので、拝見できて嬉しい限りです。
下駄や遠くに見える銭湯の煙突、男性のファッションなどこの時代らしさがあり、ほんとかっこいいです。
たばこを吸うのも、昭和の男性らしさがありますね!
直筆メッセージにこちらも胸が熱くなりました。
すごいメンバーのシリーズですね!
80年代前半の若者達の生活、今の新しい生活様式などと真逆で懐かしく、
峰岸先生の温かみのあるタッチが素敵です。
記事を最期まで楽しく読んだ後の、バカボンパパのおちがすごいです!
掲載、ありがとうございました。
わぁあぶないあぶない!と見逃すところでした。
番外編も愉快に掲載いただきありがとうございます!
やっぱりわたしからすると、上手く言えませんがどれもカッコよくてステキです。。
(先生の描かれる字も羨ましい限りなのですが)椎名さんの文字もまた羨ましいほどの味ですね!
貴重な公開ありがとうございます。初めて拝見しました。
頭身とか肩幅とか、時代の雰囲気がまさに現れていて私はすごく好きです。
黄色い畳が不自然に見えないとか、マジックですね。
でっかい黄色いタイトル枠とのバランスとか、勉強になります。
このサイトの目立たない1番下に、バ鹿又の記事の付録につけた記事なのに、褒められ好きのワタシミネちゃんのために温かいコメントを入れてくれた18人の人たち、ありがとね!
バ鹿又の記事とこの記事は、もうすぐに2ページ目に引っ込みますよ。
タイトル画とアーカイブスももうすぐチェンジします。
もりあがったのだ。
さよならなのだ。
それでいいのだ。
わたしも持っています。先生の若い頃の変革も見られてとても嬉しい記事なのでした。
なのだ調は、意外と読みやすいのだ!
2ページ目に引っ込んだのに、HAKAKOちゃん、ありがとうなのだ!