「イラストレーション」(玄光社)1995年9月号の特集にビッグネーム峰岸達登場!
ビッグネームと言ってもタイトルのところの名前の文字が大きいって意味ですけどね。字がでかすぎてむしろ恥ずかしい。
しかし光栄です、ありがたいです、13ページももらって。お金は1円ももらってないですけど。こういう何と呼ぶのか専門誌というのか、業界誌というのか、そういう雑誌は通例としてみんなノーギャラ。「イラストレーションファイル」なんか、こっちがお金はらってるもんね。ま、そういう話は辞めましょう。
この50歳前後というのは、ぼくのイラストレーター人生の中で、一番いいことが続いた時期かもしれません。
このアーカイブスでもすでに載せた講談社のさし絵賞受賞やクリエイションギャラリーG8で個展をやったり・・・。
後にMJイラストレーションズが盛りあがったのもうれしいことではありますが。
でも、50過ぎのころって身体的には、喉頭がん(早期発見、放射線治療で根治)や、痔(保険適用外手術で根治)やらで入院が続きましたが・・・。
人生何もかもうまくいくことなんてありませんね。
医者の目を盗んで仕事してましたけど。
この特集の担当編集者の吉田宏子さんは、現在はハチミツブックス(アート系小出版社)とかやってるみたいだけど、当時は「イラストレーション」の若手編集者。「アハハ、アハハ」笑いながら楽しそうに取材してくれました。
2見開き目の昭和少年図鑑は、ぼくが提案したものです。これをたまたま目にした白泉社のM氏が、こんなのを50音順に並べて、一冊の本にしたい、と申し出てくれたのです。ドヒャーッ!ありがたい話でしたが、この見開きだけでも結構たいへんだったのに、一冊の本?!
結果、仕上がったのが、このアーカイブスにすでに載せた「昭和少年図鑑」です。
座談会に付き合ってくれた業界の先輩長友さんは、3年前に77歳で亡くなられ、随分長い間、飲み仲間だった下谷さんとももうしばらく会ってない、体調はどうなのかなあ。時代が変わって行くのをしみじみ感じます。
吉田さんの提案で「峰岸さんが、今、挿絵をやっている作家の人に文章を寄せてもらいましょうよ」ということになりました。
吉田さんは度胸が良く仕事が早い。ぼくが名前を挙げた超多忙のそれこそ本物のビッグネームの4人から、すぐにOKの返事をもらってきちゃいました。
その頃ぼくは、清水義範さんは読売新聞で「家族の時代」、宮部みゆきさんは「サンデー毎日で「蒲生t邸事件」、ビートたけしさんは週刊文春で「佐竹君からの手紙」、赤川次郎さんはオール讀者の「幽霊シリーズ」、問題小説の「妻は刑事夫は泥棒シリーズ」で、それぞれ挿絵を担当していました。ちなみに赤川さんの「幽霊シリーズ」と「妻は刑事夫は泥棒シリーズ」今も続けてやってます。
みなさん義理堅いんです。嬉しかったです。今更ながら4人の方には、深くお礼申し上げます。
それにしても、異業種のこの高額所得者の謝礼(ギャラ)は、どうしたんでしょうね。
で、この記事ですが、実際の雑誌より大分縮小されているので、文字が小さくて読みづらいですね。目の良い人は読めるみたいだけど、読みづらい人はズーム機能を使って読むとか、何とかして読んでね。
今回のアーカイブスもまた圧巻!
昭和少年図鑑の見開き構成もカッコいいですね!
小さい字はスマホで拡大したら綺麗に見えました!ゆっくり読みます!
私がイラストレーション誌を買い始めたのが1997年でした。(その後もずっとではない。)
またメルカリ他各所で出品がないか張ってみます!!
「昭和少年図鑑」ってこちらの掲載がきっかけだったんですね!例の悪い宮史郎みたいな人も載ってますね。あれ笑っちゃいます。
こちら、玄光社のイラストレーション誌なんですね。
カラーの作品も白黒の作品も素敵で、13ページ全てが圧倒されます。
1995年9月号レア本ですね、どこかで売ってるんでしょうか。探してみます!!
ああ、今回もまたまたウットリしてしまいます!
最初に先生の絵を拝見した時にウットリ〜したのですが、何度見てもウットリ〜は変わりません。
拡大したら読める大きさになりました!
宮部みゆきさんが「先生が描かれる女の子、モデルがいるのかしら?」と書かれていますが、私はいつも奥様にそっくりだと思います!
じっくり読みます!
昭和少年図鑑がこのページからというのに納得してしまう、圧巻の見開きページですね。
真ん中の先生の紹介文が先生らしくて、読みながら思わずニヤニヤしてしまいました。
そして、記事の中身が濃いですね!!読み物としても、ものすごく面白かったです。
作家さんの先生への文章もまた、作家さんが書かれているだけあってグイグイ読ませる文章で、しかも絵を表現する言葉のセンスや視点も流石の作家さん・・・としみじみ感服してしまいました。温度が低い、という表現もすごく頷いてしまいましたし、本当の悪人が出てこないから相性がいいという視点も、、、、。
中まで読める画質でアップしてくださって、先生、うめもとさん、ありがとうございます。
95年、わたしは「イラストレーション」誌の存在すら気づいていませんでした。
この13ページ分だけでもいいので、もう一回本屋さんに並んで欲しいです!
今回も充実のアーカイブス、ありがとうございます!
読者だけでなく作家からも愛されてるとは、イラストレーターの理想ですね。
「おろち」の装画で合っているでしょうか。
自分では勇気が出ない真っ赤な背景色の装画。
とてもカッコいいです!
今回も圧巻のアーカイブス、ありがとうございます。
作家の方々からのお手紙に、感動してしまいました。
特に赤川次郎さんの「内容よりも先に「絵は峰岸さんで」と決めてしまう~」は、もう最高の言葉ですね。
私は先生が描かれた「東京キッド」の絵が大好きなのですが、
先生の描かれる黄色も好きなんだな~と、トップの絵を見て気づきました。
自由自在な構図、色使いのセンス、やっぱりスゴいな〜
赤とか黄色とか目が醒めるほど綺麗で上品だな〜
と思いきや、モノクロの素晴らしさ、美しさは何なのだ!
色なんかに頼らなくても充分、個性は出せるし魅力的な表現は可能だよ
と言う誰かの声が聴こえます。
掲載誌ネットで見つけたので、購入しました。ラッキー!届くの楽しみ〜!!
先日入手した昭和少年図鑑で「いいなぁ」と思っていたあの野球部の扉絵!見応え読み応え満点の特集記事、嬉しかったです。(しかしノーギャラとはビックリです。)超有名作家の方々からこんなに信頼されている先生って、改めて凄い!と唸ってしまいました。
「はっと手を止めてしまう」ほど「イメージぴったり」で、「とりつくシマがないほどたださりげなく」「都会的」で。挿絵の最高の褒め言葉ですね。
笹川さんも書かれていましたが、作家さんって本当に素晴らしい表現力ですね。私達が日頃先生のイラストに対して、どう言葉にしていいか分からない想いや敬意を的確に書かれていて驚きました。
渡部さんと同じく、赤川次郎さんの「内容より先に絵は峰岸さんで」の一言。うー。たまりません。
今見ても昭和なのに新しくておしゃれですね!!
私もイラストレーション誌、探してみましたが売り切れでした…
峰岸達の文字かっこいいです!先生、ありがとうございます。
とにかくなんと言っても、峰岸先生の描く挿絵は、踏ん切りが良くて、訴える力が半端でなく、しかも見る側に直球勝負を仕掛けているところではないでしょうか。
力強い黒一色を使いしかもシンプルに描くことは、かなりの勇気がいることでなかなか出来ることではありません。
それを縦横に自由に駆使している先生の絵を拝見すると、自分はいつも励まされてきたなあって思います。
「挿し絵よもやま話」は、私もズームして読みました!
小説作者の方からの寄稿、昔は小説家とイラストレーターの距離が近くて良い時代だったのですね。
昭和少年図鑑、無性に欲しくなって速攻Amazonで検索して中古ゲットしました!これ永久保存版ですね。
到着が楽しみです☆
加藤さんがコメントされていた「踏ん切りの良さ」が本当に峰岸先生の作品にぴったりだなあと感じます。大きい作品も小さなカットも空間が大きく感じられて、息をするのと同じように描けてしまうんだろなあと呟きながら拝見しました。MJバードの升が到着し、ヒノキの香りで元気が出ました!青い鳥、大事にします。
先生、今回もとっても素敵ですね!
なんだか元気でる感じです。
これ凄く欲しい、、
文字小さくて読み切れてないので、また見にきます!
こ、これは幻の…!
なんとか読めるサイズでのアップ、ありがとうございます!
濃くて勉強になって面白い記事、楽しませていただきました。
峰岸先生に直接ご指導いただけるありがたさを噛みしめると共に、私はふにゃふにゃ低空飛行しててふがいないなぁ…なんて反省しつつ読みました。
来期、成長をお見せできるようがんばるぞー!
赤川次郎の「恋人よ、さようなら」の挿絵がすごく素敵。
すごく素敵です。ジーン
このイラストレーションを買った人は嬉しかっただろうな。
とても良い刺激をいただきました。
やっぱり良いものは良いのだと感じました。
ありがとう先生!満たされました!
老眼鏡をかけなくても、「自画像」、すぐに分かりました♪
レトロな世界でも、小説の場面でも、いつもおしゃれな雰囲気が漂っているなぁと思いました。
赤川次郎さんの挿絵がずっと続いていることも、私たちには はかり知れない信頼感で通じ合っているのだなぁと感じました。
対談もゆっくり拝読します。
先生、うめもとさん、アップしていただき、ありがとうございます!
こんにちは。
素晴らしい内容ですね!
面白いし、かっこいいし、うっとりシーンも、、、
先生のいろんな絵を見ることができて、満腹です!
峰岸先生、今回も豪華な掲載ありがとうございます!
見やすくて、文章も楽しく読ませていただいてます。
昭和少年図鑑の見開きも圧巻ですね。
そして有名作家さんたちの先生への文章も素晴らしくて
ほくほくしました!
ものすごく読み応えのある貴重なアーカイブスをありがとうございます!
こんなビッグネームな方々にコメントを寄せてもらえるだなんて、本当にすごいです……!!そんなすごい先生に教わっているんだと思うと、なんだか身が引き締まる思いです。
『挿し絵よもやま話』、挿絵の授業時に先生がお話されている内容が思い出されました(「でも作家ばかりの責任じゃなくて」とか「事情はあるんでしょうけど」とか、先生が結構フォローに回ってる感ありますね!)
『昭和少年図鑑』は絵がすばらしいのはもちろんですが、コメントもおもしろいですね!以前、初めて自転車を描いたとき、先生に指摘されたことがあるんですけど、この見開きだけでも3台のすばらしい自転車が……ダメ出しされた理由もわかります…。
また何度も読み返したいです!
先生、うめもとさん、掲載ありがとうございました。
豪華な方々に寄稿していただけるなんて流石だなぁ〜!と思いながら、楽しく拝読しました。
昭和少年図鑑、単行本とまた違った印象ですね、こちらがきっかけだったとは!
ビートたけしさんとお仕事された「佐竹君からの手紙」、アロハの文字を絵柄として埋め込んだアロハシャツと、ハンサムな似顔絵が気になって検索したら、素敵な表紙で内容も面白そうだったので、注文しちゃいました。
それにしても、小さな絵でも先生の絵だとわかるのは、改めて凄いことだなと思います。
昭和少年図鑑の見開き、カッコいいーーです。ポスター化して欲しいです。
佐竹チョイナさんの「殿の事故後の歪んだ顔を〜」のくだり笑ってしまいました。
私も「佐竹君からの手紙」ポチってしまいました。
峰岸先生、うめもとさん、今回も掲載ありがとうございます!まだまだ噛み砕いてる途中なのですが、皆さんのおっしゃる通り、カラーとモノクロどちらもめちゃくちゃかっこいい…
見開きは圧巻で、挿絵よもやま話は名だたる作家さんとの絶大な信頼関係におののきました。個人的に赤川次郎さん作品の挿絵がたまりません!
先生、貴重な掲載ありがとうございます!
どれも色彩がきれいですが、1枚目の表紙の絵にとても惹かれました。
ノスタルジーを感じつつも色使いの軽やかさ、鮮やかさが古さを感じさせないのでしょうか。
暗めの色を使っている所も、重い感じがしないのが不思議です。
「あの日の思い出」の文章もユニークで好きです!
先生、本当に貴重な記事のアップをありがとうございます!
いつも、アーカイブを拝見するたびに、
スッゴーい!と思わず連発しています…
今、これが実現することは、ないのではないかと…
めちゃめちゃかっこいい!この本アマゾンで探したけど売ってないですね〜、、。欲しい。。こんなにも少ない線で事故後のたけしの顔超センス良く描けるの先生くらいなのでは。。そして作家の方々も先生のおっしゃってましたが、先生の絵。。温度が低くて都会的、で、悪い人出てこない。すごいな〜。。それってどうやったら描けるのだろ〜。。
今回も貴重な記事の掲載を、ありがとうございます!
最初のページの野球少年たちの絵でもうノックアウトされました。
ほんとうに濃密な内容の記事で、勉強になります!
私の頃はさすがにワカメちゃんヘアはいなかったのですが、昭和生まれゆえに峰岸先生の描く少年図鑑世界は記憶の奥の奥にある感じです。やはり50代以降はガン好発年齢でしょうね。その後再発なくて本当に何よりです!
全体黄色のノスタルジックなイメージが素敵ですが、男の子が本棚の前に立っている図と、おんぶのお母さんが身なりを整えてくれている図がツボです。
先生の絵は色もキレイだし線画もかっこいいです!こんなビッグネーム特集の「イラストレーション」良いですね。挿絵よもやま話、拡大してじっくり読みます。ありがとうございます!
先生のコーナー楽しみにしております。
(そのわりには、ココへ来るのがいつも遅いですが…)
モノクロの黒の比率にときめいてしまいます。
今回は先生の写真がお若くて(当たり前だけど)「おぉっ!」となりました。
アーカイブス、ありがとうございます。
先生の自画像、海辺と着物姿というのがいいですね。裾がチラッとめくれて。
名だたる作家からのメッセージや考察を読めるのもとても貴重なことだと思いました。
特に清水義範さんの「温度が低いから好き」がなるほどなーと。
先生のイラストレーションを毎度拝見する度にすごく幸せな気分になります。
赤バックと女性、手前の猫や建物と空白の感じがシュールで
オシャレで独特の雰囲気に引き込まれました。
先生、今回もすばらしいアーカイブをシェアしてくださって感激です。ありがとうございます!
ダルビッシュや青学陸上部が貴重なデータを公開している“オープン・シェア革命”のように、イラストレーション界にとっても価値があるアーカイブだと思います。
「挿し絵よもやま話」にビッグネーム4の文章を拡大して読ませていただきました。すごくおもしろかったです。
長友さんは関西弁なのですね。先生が描かれたヒロインに一目惚れされた宮部みゆきさんですが、その喩えが「星のような瞳」とはなんてロマンチックなのでしょう…そのヒロインの宮部さんの作品を探して見てみたい、読んでみたいと思いました。
赤川次郎さんのページにある月夜の海で抱きあう二人、こちらもどんだけロマンチックなんでしょうか。
女性の顔を正面から描かれている構図が素敵で、今どきの壁ドンなみに胸キュンしちゃいました。
昭和の少年にロマンチックにギャグまで、めちゃくちゃ満喫いたしました。
先生、素晴らしいアーカイブスありがとうございます。
カラー作品の色合いが、じんわりと心にしみます….!
これから、じっくりと文章を読ませていただきます。
今回もたくさんのすばらしい作品を見ることができて感謝です!
ノスタルジックさとセンスのよさ、色もとても美しいです!
座談会と四人の作家さまの文章も面白く、引き込まれて読ませていただきました^^。
作家さん方からの寄稿文、峰岸先生の絵への愛をそこはかとなく感じました。宮部みゆきさんが峰岸先生の絵からフィードバックをもらったと言っているような、小説と絵の間に生まれる濃密な関係、すごいなぁ! 読めてよかったです。先生、いつも惜しみ無く与えて下さってありがとうございます。
この春からまたよろしくお願いいたします。
大変遅くなりましたが、コメントを寄せてくれた皆々さん、本当にありがとう!
コメントレギュラー組、いつもいつもありがとう!
あの空が真っ赤な絵は、当時、小学館が著名漫画家何人もの人の過去の作品を再発売するにあたり、装画をイラストレーターが描く、というシリーズをやってました。何故かぼくは、楳図かずおの「おろち」という怖い漫画を担当させられました。それも上中下の3冊。これはその3巻目。バルテュスチックに描いてみました。思いがけない仕事だったけど、描いていてたのしかったです。ギャラがすごく良かった。漫画の発行というのは予算が潤沢だからなんでしょうね。
あとビートたけしの頭の上が平なのは、そういうヘアスタイルを描いたわけじゃなく、雑誌の上の部分の裁ち落としのせいです。
この記事は、もうすぐ2ページ目に引っ込みます。では。
余裕があるときにじっくり…と思って遅くなりました。
「これは…!!」と思って探したところ運良くメルカリで入手できました。
さすがイラストレーション誌なのか、レイアウトや掲載作品のチョイス、
特に白黒の挿絵に惹かれたので、これを紙で見られるのは嬉しいです。
寄稿者の方々の思いにも通じると思うのですが、
どんな球が来てもブレることなく華麗に打ち返す感じがすごいです。
P29の挿絵の上品な男性、いまの先生かと…笑