このアーカイブスシリーズ、前回、単行本の装画をしばらく続けると言ったが急遽変更。
前回の装画は1985年までにやったものを載せたが、1985年というと、春だったか夏だったか、朝日新聞社から電話があり、1986年の年明けから1年間、小林信彦さんの連載小説の挿絵をやってくれとのことだった。なので、この仕事の事を取り上げることにした。
その電話があった時、やったー!と思った。低迷期から抜け出し、繁忙期になっていた時期だったが、こんなのがいつまで続くのかな、と思いつつの日々でもあったので、これで安定期に入れるんじゃないかと思ったのだった。
実際、安定期はこの後長く続くのであった。この朝日新聞のおかげばかりじゃないと思うが。
この小説のストーリーをかいつまんで言うと、短大を出たばかりの小さな出版社に勤める顔はかわいいがショートカットの小柄で平凡な女の子が、ひょんなことがきっかけで、いろいろあった末にスーパーアイドルになる、というシンデレラストーリーでるある。
小林さんからの要望は、主人公の顔は当時人気絶頂だったアイドル、薬師丸ひろ子か小泉今日子みたいなイメージで、というものだった。
この頃のぼくの作風が、肩幅を広く描いていたので、主人公が小柄に見えない絵も多々ある。それと口がおちょぼ口過ぎるなあ。
舞台は東京とニューヨーク。実在の場所、店等がやたらと出てくるので、資料を探すのに苦労した。
今も記憶に残る特に苦労した絵は、上から4段目右の絵と10段目右の絵。
4段目の方は六本木プリンスホテルの中にあるイタリアンレストラン。
壁面がガラス張りでその向こうがプールで、中が見えるようになっている、と書かれていた。インターネットなんてない時代だ。図書館に行ってレストランガイドの本などを何冊も見たが、ビジュアルが全く載ってない。
こうなったら、その店に行って写真を撮るしかない。で、行った。しかし、店の人に理由を述べて写真を撮らせてくれ、というのはどうも苦手だし、断られるかもしれない。
何を頼んだか全くおぼえてないがガラスの壁面からちょっと離れたテーブルに座った。昼間だったせいか幸い店はがらがらだった。
で、ぼくは小さなカメラで店の人に気づかれないように巧妙にこっそり撮影したのだった。ヤバいね、女の人が泳いでるし、盗撮だよね。
10段目の方は、ニューヨークにある書店。これは図書館で旅行ガイドやニューヨーク関連の本を何冊も漁り、やっとの思いで小さな写真を見つけた。この時は、嬉しかったなあ。
まあ、苦労もあったが、やりがいのある仕事だった。初めての新聞連載だったし。
1986年1月から1987年の1月までの1年間に296枚(夕刊だったので)の挿絵を描いた。
ここには、そのうちの40枚を選んで載せた。
この頃は、白黒の仕事もグレイを使い、カラーで描くのと同じタッチで描くことが多かった。
余談だが、この頃、佐藤愛子さん(現在「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」が大ベストセラー。当時は60歳ちょっと)の連載の挿絵や装画もちょこちょこやっていて、会食の機会があった。
帰り際に「再来年、朝日新聞で連載やるんだけど、峰岸さん挿絵やってくれない?」と言われた。ひえーっとぼくはびっくりした。
「極東セレナーデ」の始まる何か月か前の事で、その旨を愛子先生に伝えると「あ、そうなの」という答えで、この話はおじゃんになってしまった。
新聞社は、同じ人間に別の小説を続けてやらせる事は有り得ないのだ。タイミングが悪かった。残念極まりなかった。
それにしても、新聞小説というのは、小説家には随分前に依頼をするものなんだな、と思った。
ちなみに、その連載小説「凪の光景」の挿絵は、灘本唯人さんがやられていた。
1987 D / 平野甲賀(装丁家の存在を世に知らしめた走りの人。極太の切り文字がカッコイイ)
わぁ…密度の濃い挿絵に圧倒されましたー。
先生の資料探しが大変なお話すごいです。
空間の演出が的確でシンプルでかっこよくて素敵です!
小さなカットなのにすごい情報量、モノクロを生かした艶めかしさが印象的です。貴重なお仕事だなあと思いました。そして80年代に海外や高級ホテルの資料を探された経験のように、自分の足と眼を使って、さらにドキドキする経験を経て描くことは大事だと感じました。
壁面全部本の絵、すごすぎて笑っちゃいました。
結構クロを使っているのになんで重く暗い印象にならないんだろう。
下から3段左の絵のシロの抜き方がめちゃかっこいいので、
いつか真似したいです。
壮観!ぐゎちょーんてなるね、こりゃぁ。
連載小説すごいです。296枚…!!
先生がお話しされていたプールの絵が実際に見れて嬉しいです。こんな場所あるんだなぁとただただびっくりです。
ネットで検索すれば色々な写真が見れる今の時代は有難いと改めて感じさせていただきました。いつも丁寧な文章と、沢山のイラストレーション、ありがとうございます。
六本木プリンスホテルの透明プールの話は何度か聞いていたので
実物を見れて嬉しいです!
ちなみに私は写真で見たことあります。
(お若い方へ。「六本木プリンスホテル 透明プール」で実物が出てきます。)
7段目右の本屋の本棚もとても細かい!
みんなの期待をいい意味で裏切る更新もいいです!
次も楽しみ!
うわぁ!と圧倒されました。
壁一面の本棚カッコいいです。その下のNYのストリートも好きです。
そして1段目の壁のポスターの男性は私の好きなPRINCEだったりするのでしょうか。胸がキュンとなりました。
先生の挿絵はどれもドラマチックで見ていて楽しいです。
私は建物の外側の絵ばかりなので、こんな風に屋内の人間模様や出来事を描けたら楽しいだろうなと思いました。
またすごい回がきて興奮しています。実際のところ、毎回、これはすごい回だ!となっている気がします。笑
先生から、以前は、白黒の仕事もカラーと同じタッチで描かれていたと伺っていたので、その頃のモノクロ挿絵が拝見できて、本当に勉強になります。グレーを使っていても、メリハリがすごくあって、絵がしまっていて、見応えがあります。。。
資料探しの大変さなども、勉強になります。(盗撮・・・のあたりで一人で爆笑してしまいました。)
昭和の世界はもちろんですが、先生の描くニューヨークも、かっこいいです!!!
先生の絵も楽しみですが、文章を拝読するのが楽しくなってきました。
自伝を読んでいるような、安西水丸先生の70%の青空を読んだ時のような
グレーは、こんなに生々しいのだと勉強になりました。
新鮮な驚きでした。
インターネットがこんなに普及する前は、図書館へ行ったり、本屋さんで本を探したりしても良い写真に巡り会えなかった事を思い出しました。
本当に便利になりました。
わーすごい!圧感です。
当時ネットないのですもんね。すごくタイトなスケジュールの中
これだけ情報あつめるだけで大変ですよね。
巧妙にこっそり撮影 のくだりで笑ってしまいました。
一枚一枚素敵で飾りたくなります。
新聞連載のイラストは、締切に追われるお仕事だと思いますが、インターネットですぐ検索できるような今ではない中、資料探しのご苦労等を感じさせない洗練されたイラストで、ほんとすごいです。
皆さんと同じように書店のイラストは圧巻ですね!
スーツの着こなし方やタバコを吸う男性の姿に昭和を感じ、ニューヨークの摩天楼や国籍様々な人間の描き方も、すごくかっこいいです。
先生、新聞連載小説の挿絵を見せてくださいましてありがとうございます!どれも昭和に描かれたと思えないほど瑞々しさがあり、黒とグレーがとても綺麗ですばらしいです!全部のシーンが本当に素敵でキラキラしています。本棚の絵も、プールの絵も、アイドルの絵も、ヘリコプターで救出されている絵も、飲み屋の絵も、オフィスの入り口の絵も、みんな全部とっても素敵です。掲載ありがとうございました!
今回もこんな贅沢な挿絵をたくさん掲載していただき、先生ありがとうございます!!
和と洋、どちらの世界を描いても先生の魅力的な作品に昇華されていて、すごいの言葉しか出てこないです。
きっとリアルタイムで新聞連載を読んでいた方の中には、先生のイラストレーションを毎日楽しみにされて、きれいに切り抜いて大事に取って置いた人もたくさんいたと思います。
本当に、先生の作品は見る側の心を動かす力があり、もう病みつきになってしまいます!
次回も楽しみに待っています~
資料探しの苦労は今からしたら考えられないですね。図書館にすら随分と行ってないなぁと思いました。
やっとの思いで見つけたときの嬉しさって、すごくその嬉しさが絵に出る気がします。
省略しつつ丁寧に。ずっとずっと課題です。こうして先生の絵をずらりと眺めるとなんかヒントがたくさんある感じがします。
じーろさん、若くはないですが知らなかったので「六本木プリンスホテル 透明プール」検索しちゃいました!
おおっ!と。
先生、たくさんの掲載ありがとうございます。勉強になりました!
貴重なアーカイブスありがとうございます!
先生の資料探しのエピソードがとても興味深かったです。
ショートカットでパンツスタイルだと男性っぽくもなってしまいそうですが、後ろ姿であってもちゃんと女の子らしさがあって凄いなあと思いました。
どの絵も構図や白黒のバランスがカッコよくて憧れます。
アーカイブスの掲載ありがとうございます!
グレートーンがなんだかオシャレです。
人物のデフォルメ加減が心地よくて、先生の気合いを感じます。そんな挿絵がこれだけ沢山…贅沢だなー、とため息ついてしまいます。
先生が足を運ばれた六本木ヒルトンのプールですが、北方謙三「黒いドレスの女」の映画化で原田知世が泳いでました。日航機や歌手のプリンスなど、写真とはまた違った時代の匂いがあって、想像力を掻き立てられました。先生が描かれたダブルデイという五番街の本屋さんについて今調べようとしても一苦労なのに、先生が資料にたどり着いた時の嬉しさってすごかったんだなと。
峰岸先生、また貴重な資料をありがとうございます。極東セレナーデは、実家が朝日新聞をとってるので見ていました。実はお話は忘れてしまったんですが、挿絵とタイトルロゴが、なんだかおしゃれで懐かしいような切ないような感じでかっこいいなって思っていました。
3段目右の女の子の部屋がリアルでいいですね。本を投げてるのも、後ろ向いてるのが表情を想像させるみたいで。
8段目右の海外の建物と標識がすごくかっこいいです。11段目右のお店の絵素敵です。ちょうちんにとうふって書いてあって気になります。とんねるずの2人、特徴の捉え方とかさすがですね。
ネットが出る前は、資料を探すのが大変だったんですね。でも探し出して描くっていう過程が、まるで冒険みたいでワクワクされてたんじゃないかなーと想像しました。
どの絵も、いい雰囲気で最高です!
うわー!またまたスゴイの見ちゃいました。
ロケーションも人物もお洒落でカッコよくて、写真に勝る魅力とリアリティ!
1枚1枚額装して飾りたくなる見応えある絵ばかりでため息が出ます。似顔絵に至っては、さすが!と
唸るしかありません。
お仕事の裏話は、まるで先生がそばにいらしてナマの声が聞こえて来るような
生き生きした文章サイコーです!
「盗撮だよね」には笑っちゃいました。
文章とセットで本にして欲しいです。
お話しに伺っていた極東セレナーデを見られてうれしいです!
エキストラや脇役の描写がいきいきとしていて
まるでドラマや映画のシーンを見ているよう…
マイケル、とんねるずの似顔絵に、世界の老若男女、プール越しのレストランにニューヨークの書店
峰岸ワールドの世界のままで描きわける表現力に脱帽です。
そして、1年で296枚…
すごすぎて想像つかないですー(*゚▽゚*)
1点ずつ見ていると、小説を読みたくなりました。
あ、マイケルではなく
プリンスでしたね…σ^_^;
峰岸先生、素晴らしい挿絵のアーカイブスをありがとうございます!
モノクロ挿絵をこんな風にバラエティー豊かに描き分けられるんだと感動しました。連載を読んでいた方々、お話もたのしそうですが、挿絵見るのもすごく楽しかっただろうなと想像しています。
「いやー、かっこいいわー」とか言いながらモノクロ挿絵見入ってしまいました。
壮観ですね。
ボーイッシュな主人公の女の子がとっても愛らしいです!!
白黒、グレーのバランス絶妙なのですね!す、すごい!と思わず電車で!
プリンスにも胸キュンでしたし、ニューヨークの回転扉もあああ!と留学していた頃の風景や匂いが一瞬飛び込み絵の威力を感じたのでした!
ぐゎちょーん!!!です!
ネットで検索できないと想像するだけで、資料集めどうするの!?と思うのですが、実際にその場に行かれていたなんて!
頭が下がります。。。
それにしても壁一面本の絵、気が遠くなる!
頑張らなければ、、という気持ちになりました。ありがとうございます!
連載が決まった当時のお話も面白いです。
10段目の本屋さんの外観の絵はすごくカッコいいです!
モノクロなのに色を感じるというか、、、
たくさんみせていただきありがとうございます。
太めのスーツや刈り上げのヘアスタイル。80年代のオシャレさ。
社内でタバコを吸ってる人がいたりコード付きの電話だったり。
中高年の僕などは80年代がついこないだのような錯覚もしてしまいますが
若い人からしたらレトロに感じるのかもしれないですね。
小林信彦さんの本は平野甲賀さんによるエディトリアルデザインのイメージがあります。
先生のアーカイブ。新鮮に拝見してます。
このシリーズすごいサクセスストーリーみたいな読み物としても面白い!絵も今回もすごい圧巻!このグレーを使ったグラデーションの感じもすごくいいですね!資料探しでも過酷なのに、絵もこのクオリティで連載一年かあ、、お見事すぎる泣スピルバーグとかプリンスとか外人勢もいい感じで。日航機のとか絶妙〜。。ショート女子も絶妙かわいい!細いところまで丁寧に描かれてますね。平野甲賀さんの文字もかっこいいな〜。いいな〜。これプリントアウトして部屋に貼ろっ。
先生、すごすぎませんか?!このタッチ、クオリティで新聞連載!!1年で296枚!すごいです!!
ネットのないなかで、こんな実在の場所を描かなくてはいけないだなんて、想像するだけで恐ろしくなります…この時代、調べるのも技術のひとつだったのでしょうね…。
小説に出てくる場所を知らない読者も(新聞だから、きっといろいろな人が読みますもんね)「ああ、こんな場所なんだな」とイメージする手助けになりそうな、すばらしい挿絵だと思いました。
勉強になる記事をまとめてくださって、どうもありがとうございます!
当時ならではのエピソードがほんと読んでいて楽しいです。
ホテルのレストランをこっそり撮影したところなんてハラハラしました。。
現像するのもドキドキしそう・・アーカイブス楽しい〜
1980年代の連載て思えない新鮮なカッコ良さです。東京ーニューヨークのシティ感にしびれます。新聞連載でこのクオリティて…目眩が(笑)卒業してからより先生の凄さヒシヒシと感じる今日この頃です。。
いつも貴重なアーカイブスの公開ありがとうございます。
主人公の女性が、目がくりっと眉は太めでショートカットな姿が、おしゃれな雰囲気もあり、とても可愛いな・・とまじまじと見てしまいました。
わー、凄い!それに楽しいです。この二人は今どんな会話してるんだろう、とか主人公の子が今何感じてるんだろうとか、いろいろ想像させられました。人物の絶妙な表情とか、細かいこだわりで描き込まれた背景とか、たまりません♪
今はインターネットで簡単に資料見つけられますが、当時は大変だったんですね。
そういう事も、伝えてもらえてありがたいです。
グレートーンのモノクロ作品もいいですね〜。
プリンスやとんねるずが似てる!
人物はもちろんのこと背景や建物もいい味でてて、すごいです。
黒いタイルの質感も感嘆してしまいました。
うまく言えませんが描き方のオリジナル性、発明がある感じがします。
作家の方から直にご指名されるのも、すごいお話。
挿絵に圧倒されました。本当にカッコいいです。グレーを含んだモノクロ挿絵の表現が、とても勉強になります。ネットがない時代で限られた時間の中でのお仕事を考えると、ぐっときます。貴重な挿絵を見れて嬉しいです。
296枚!!圧巻です。授業で伺っていたプールの写真撮影のくだりなど、そんなご苦労を微塵も感じさせない軽やかでお洒落なイラストレーションだなぁと思いました。構図やロケーションが1枚として同じものがない、というのも凄いことだと思いました。全国紙での連載、というのイラストレーターとしての力量の証なのですね… 抜粋されたもの以外も、全部並べて観られたら、小説がなくても話が分かりそうで、いつか機会がありましたらぜひお披露目お願いいたします!
大変貴重なアーカイブを、ありがとうございました。後期もよろしくお願いいたします。
今回も貴重な作品をアップしていただきありがとうございます!
先生のオシャレな感性が、華やかなストーリーにマッチしてますね。ヒロインがかわいいです^^
短時間で描かねばならない新聞連載でこの密度…先生の力量のスゴさに圧倒されます。
資料を探すご苦労話をうかがうたびに「今はインターネットがあってよかった!」と思います。
インターネット無しでの資料探し。。当時は今と比べられないほどの労力ですね。
そんな絵のひとつひとつが揃うと圧倒されてしまいました。。
すごい話の展開で気になってしまいました。
先生がこっそり盗撮していたお姿を想像してとても豊かな気持ちになりました。
白黒の作品からにじみ出る表現力ーーーとてもオリジナル。
先生は上手なのに描きすぎないところがとても上品だなといつも思います。
素敵な作品を拝見できてうれしいです。
次回も楽しみにしております。
わ〜グレートーンの塗りが艶かしくて
なんとも言えない色気を感じます!
NYも東京も、その時代の空気感が伝わってきますね。
原画で全部観てみたいですー
峰岸先生、貴重なアーカイブをありがとうございます!
資料集めの話など、興味深く読ませていただきました。
お話で聞いていた「六本木プリンスホテル 透明プール」の
絵を実際に見られて嬉しいです。
書店の圧巻の絵や、建物などとってもかっこよくてモノクロ作品良さが
ありとても勉強になります。
先生のエピソードストーリーを読んでからの絵を見て圧巻です!新聞連載でこのクォリティ、モノクロなのに色もキレイで。。10段目のニューヨークの書店の絵が特に好きです。
今回もなんと豪華な作品数!でも、こうなってくると296作品を全て拝見したくなりました。
新聞連載当時、挿絵が気になって読み見始めた方が多いのでは?白黒でこんなに綺麗で、わかりやすい挿絵は先生ならではですね。本棚の作品は圧巻だし、授業で伺った時は「どんなレストラン?」と思っていたプリンスホテルの作品は「なるほど!」と唸ってしまいました。
喫茶店で複数の男性がいるシーン等は、人の立ち位置がすごく自然で、まるでドラマを見ているようです。構図のお手本にさせていただきたいです。
個人的には雑誌を投げているシーン、お風呂のシーン、ワールド記念ホールが好きです!
ありがとうございました。
アーカイブありがとうございます!
毎回、作品はもちろんですがお仕事の経緯や
先生の当時の心情が知れるのも楽しみです。
本棚の絵、すごいです…気が遠くなりそうです。
他のお仕事もしつつ、このクオリティを1年…
もっと早く描けるよう頑張ります。
新聞連載ってタイトなスケジュールの中、クオリティ保ったまま枚数を描いて行く事がとても大変そうですね。凄いな〜。ストレスはありませんでしたか?やり甲斐の方が上回っているでしょうね。白黒カットはいつになってもうまく描けなくて、、、先生の絵を眺めていると白黒グレーのバランスが凄く取れていて美しいです。常に俯瞰する力を付けながら描く訓練をしなくてはと思いました。ところでこの80年台代のファッションがすご〜く懐かしいです(heart )
アーカイブス、アップありがとうございます!
風景から似顔絵まで、モチーフも構図も一点ずつ全然違っていて、ほんとうに何でも描けてしまうのだなぁと改めて思いました。
とくに好きなのは、活気あふれる出版社の絵、NYの人々、下から3・4段目の男性たち、そして六本木プリンスの絵です(プリンスもかっこいいです♪)。
アーカイブスありがとうございます。
モノクロ作品、かっこいいですね。本棚、すごいです〜。
そういえば、あまり風景のモノクロは描いたことがないので、描いてみたいと思いました。
先生のアーカイブとっても楽しいです。
モノクロ、とっても素敵です。
読んでいると私もその時代に行きたくなります。
お仕事の依頼は電話でしょうか。取材の話も秀逸ですね。いつもながら、先生の綺麗な原画を納品されていたんでしょうね。想像が膨らみます。
ますます当時に行ってみたくなりました。
極東セレナーデ!!!!!噂に聞いていたプリンスホテルのプールの挿絵をずっと見たかったのでとても嬉しいです!
掲載ありがとうございます!
どの挿絵も白黒グレーのバランスが最高にカッコ良くて何度見ても飽きないです…
連載でこのクオリティ….296枚全部見たい….
自分がこんなにかっこいい絵描ける日が来るのかな、、と弱気になりますが
良い刺激になったとプラスに捉えて頑張ります。私も部屋に貼ろうかな………。
ちなみに中古で本を探してますが、296枚全部掲載されてるのでしょうか….?
出遅れました!見応えの作品群、圧巻ですね。。
モノクログレーのカットなのに、なぜか色がみえるような不思議な感覚です。
また、当時は今のようなインターネットが無いので、資料も自力で集めないといけない、という部分も
当時の書き込み量の熱意が垣間見えました。
私も今のように簡単に資料が見れる環境に甘えず、しっかり描きこみたいと思います。
こんばんは。80年代後期をまざまざと思い出します。隠し撮りのエピソード含めて、いまみたいにネットで簡単な時代ではないゆえのハングリーさ、好奇心、遊び心が溢れていたなぁ、とも思い出しました。
先生、貴重なお話、魅入るイラストレーションの数々をご紹介いただき、ありがとうございます。
新聞社の連載小説、バラエティに富んだ構図・絵柄で勉強になります。
先生の描かれるニューヨークと外国人の絵も素敵ですね!
佐藤愛子さんの「凪の光景」の挿絵も先生作で観てみたかったです。
コメントがだいぶ遅くなってしまいましたが、たくさんの挿絵のご紹介、ありがとうございます!
どのイラストレーションも勉強になりますが、私自身も描いたことがある本棚を、特にまじまじと見てしまいました。
ぎっしりと詰まった本を短時間で描ける先生の集中力は凄まじいものなのではないかと思います。
そして、インターネットがない時代で資料を探すのは、こちらに書かれている以上に相当なご苦労があったのでしょうね。
先生のお話を伺うたびに、熱意が凄いなぁと、ただただ感嘆するばかりです。
また、同じ時期に他の作家の方から連載のオファーがあるとは、流石、先生!
違うタッチで仕事を受けるとかも難しいのですね、とても悔しかっただろうなと思いました。
先生のグレーを使った挿絵!
今の人との差にものすごくショック!
最近の人の挿絵はグレータッチの絵が多く、仕上がりがぼんやりとして、
何を訴えたいのか分からず、はっきりしない絵が多いと思っていました。
もちろん、自分が描いた時もそうでした。
ところが先生の挿絵は、グレー使いなのにとても引き締まってインパクトが強く、
ググーっと気持ちが引っ張られます。何故?
要所要所、ポイントに効果的に黒を使っているんだ!
こんなに黒が決まるなんて!
余白の白抜きも当たり前にやっているけど、なんて効果的!
よく見るとグレーは2色だけ。薄いグレーと濃いグレー。
そこに黒を使って全体がギュッとひとつになっている。
当たり前のことが分かっていなかった自分に喝を入れたいと思います。
今回は、挿絵がいかに人の心を掴むのか、、とても勉強になりかつ反省しました。
先生、ありがとうございました。
モノトーンでもカラー作品と変わらないエネルギーあふれる作品ですね!
プリンスのポスターにパープルレイン見に行ったなぁとか、
全くご縁はなかった六本木プリンスのプールはバブルの象徴だったんだなぁと
懐かしく思いながら、先生の作品のパワフルさとバラエティあふれる構図で一つ一つ楽しく見させていただき感謝です!
グレイを使ったモノクロの挿絵、すごい、濃厚でカッコいいです!
先生の描く、スーツ姿やジャケット姿がカッコいい。
そして、装丁もカッコいい!
すごい…と、何往復も見てしまいました。
この濃度で1年に296枚…すごすぎです〜。
1枚1枚の濃度から伝わってくる熱量がすごいです!グレーを使って描かれているから雰囲気があるのでしょうか。
こっそり盗撮のところ、失礼ながら想像して笑ってしまいましたが、当時の資料集めは、大変だったんだろうなとリアルに感じました。。平野甲賀さんのフォントも相まって、すごくかっこいい表紙ですね。
似顔絵から、描き込んだ背景、パースのきいた絵まで改めて先生の絵の幅の広さと技術の高さにため息がでてしまいます・・・!
資料集めの話は想像するだけで気が遠くなりそうです・・・。
今はネットがありなかなか自分の足で情報を集めるというのをおろそかにしてしまいがちですが、
ネットで拾った資料では出せないオリジナリティというのもありそうですね・・・。
貴重な作品の数々を公開してくださりありがとうございます!!
圧巻です! プリンス、うひゃーです。
丁寧で正確な仕上げを拝見して、改めて反省です。
先生の資料探しのお話、感服しました。
新聞で、連載で、資料も探して。。。。描く時間はどうなっているの?と思いました。
シンプルな構図でビシッと決まっていて、カッコいいです!
アーカイブ、観てもヨシ、読んでもヨシで楽しいですね!エピソードも盛りだくさん。似顔絵をみていくのも楽しいですが、話の情景が伝わるイラストレーションもすごいです。ショートカットの女の子、凛としていて魅力的です。人物魅力的に描けるようになりたいですね。
昔は、ネット情報がなかったから、苦労はあっても楽しかったですね。
私も一眼レフ持って電車で寝てる女の人の形が良くて盗撮、ほんとはダメだけど。笑
旅行書の小さいモノクロの写真から、イメージを膨らましたり。
モノクロの力ある挿絵掲載ありがとうございました!
コメント遅れました。すごく好きな作品です。
2年ほど前にこの本を発見した時、巷に表紙のようなファッションが増え始め、
そんな雰囲気を描きたくて、恐れ多くもコンペのテーマに選びました。
→「テキストとの距離を感じる」とのことで落選
初めて見る挿絵の迫力に驚きながら、
登場人物のイメージの答え合わせのような気分で辿りました。
怪しい出版会社の社長さん以外は近かったかな。。。
すかさず得意な時代をテーマに選ぶ技もすごいですね!
あと、入塾時に課題を提出したら「プリンスだね」と即答されたのを思い出しました。
のちに揶揄されるバブルもこの頃はまだ初期で、新鮮な雰囲気があったんですよねー。
この時代の雰囲気を描いた先生の絵も、とても好きです。
言い表すとすれば「アーバン」なのかなとか思っています。
「すご…」と思わず声を出してしまいました。
背景のタイルの質感とか海外の建物と人物の比率とか
細かいところに嘘がないからリアリティが増すんですね。勉強になります!
今回も又、多数のコメントを入れてくれた皆々さんに深謝!
何のお返しも出来ず恐縮の至りです!
今、見返すと、この頃の顔の描き方、鼻筋を2本描いてるなあ。
ある時期から基本1本になったんだけど。
どうでもいい些細な事のようだけど、ぼくにとっては、これが結構重要な事なんだよね。
・仙波さん、nashikoさん、カットじゃないの。新聞小説の場合はね、サイズはカットくらいの小ささだけど、カットとは言わないの、
挿絵なんだよね。
この新聞小説というのは、すごく歴史があってね、明治末期に朝日新聞の夏目漱石「彼岸過迄」が始まり、と言われてるの。
残念ながら挿絵が誰かは調べられなかった。
・平尾さん、ヒルトンじゃなくてプリンスね。
・池田さん、昔、娯楽が少なかった頃は、新聞小説を毎日切り抜いて、上の隅を千枚通し(錐を小さくしたようなもの)で穴を開け紐で綴じて大事に取っておく人がよくいたの。
・小梅さん(ちゃんちゃちゃんちゃんちゃかちゃかちゃんちゃん)、ぼくの挿絵は、読まなくても絵を見ればその回の展開が大体分かる、とよく言われたなあ(ちっくしょー)。
・白尾さん、もちろん電話です。パソコンなんてものは誰も持ってない、というか無かったんじゃないかな。メールというのは、単なる手紙の日本語訳に過ぎなかったね。
そう言えば、昔気質のベテラン編集者で手紙で依頼してくる人もいたなあ。
「ガロ」に描いていた鈴木翁二という漫画家のアパートには電話もなく「シゴトタノムデンワコウ」という電報を打っていた、と当時編集長だった南伸坊氏から聞いたことがあるなあ。
月刊と言いながら、毎回遅れ気味の次の号の準備がもうすぐ整うので、ではこの辺で。
先生、補足豆知識を教えてくださりありがとうございます!!
本を入手する事は出来たのですが、やはり実際の新聞で拝見させていただきたいと思い、家の近くにある図書館に問い合わせしてみたところ縮小版なら見られるとのことでした。
これからしばらく図書館にせっせと通いたいと思います!
そして、コピーでも良いのでいつかまとめて紐で綴じてみたいです~
このアーカイブス、月刊と言いながら今号は、大分日にちが過ぎちゃったなあ・・・。
次号の準備は、ある所までは出来ていたのだけれど、このアーカイブスを続けることでちょっと迷いが出てきて、
ああでもないこうでもないと思い悩んでるうちに、こんなに年が押しつまってしまったのだった。
もうすぐお正月です。お正月と言えばこのMJサイトも恒例の年賀状大会がダダーっと面積を取りますね。
80人近くのMJ生の年賀状がダダーっと並びます。1月15日、松の内が明けるまでそれが続きます。
なので、もう何日もないので年内はこの「極東セレナーデ」をだらだらと続け、松の内が明けた1月16日に、
アーカイブス第16号を掲載したいと思う次第。
そんなわけで、みなさん、どうぞ良いお年を!
先生、年明けのアーカイブスの更新楽しみにしてます!
その前に早くも授業1回目がありますね(о´∀`о)
課題をやりつつ年末年始過ごしてまーす。
良いお年を!
峰岸先生
補足コメントありがとうございました。こどもの頃、親戚の家で切り抜いた四コマの『サザエさん』を読ませてもらったことを思い出しました。羊羮の紙箱に入っていました。紙がザラザラで変色してしまっていて、それでもカサカサめくりながら読むのは不思議に楽しい時間でした。
挿絵の課題始めました。先生の白黒の挿絵を見て『なるほど!こう描けばいいのか!』と思っていざ紙を前にしますが『ど、どう描けばいいの…?』と固まってしまいます。分かったつもりになることと、分かることとの、この隔たり…。怖くても手を動かすしかないのでしょうね…(>_<)
今年はドキドキの復学でしたが、愛あるご指導本当にありがとうございました。アーカイブズ、また来年の更新を楽しみに待っています。先生も奥様もどうかお身体をお大切に、よいお年をお迎えください。
MJ生のみなさまも、楽しい時間をありがとうございました!よいお年を!
次回楽しみにしています☆
どうぞ良いお年を!
コメントが遅くなりすみません。インターネットがない時代の資料探し、大変だったでしょうね。プールのお話、楽しかったです。今は便利になりましたが、やっぱり実際に見た方がいいと思うこともあります。先日、仕事でとある建物を描く機会があったのですが、ネットでそれっぽい写真を見つけても、この角度から見た場合がどうしても分からない…と悩んでいたところ、先生のこの記事を思い出して片道2時間かけて実際に行き、ようやく正解を掴みました。アーカイブスありがとうございました。次回も楽しみにしております。
コロナ禍の中、片道2時間もかけて取材に行ったTsuinの文を読んで、胸が熱くなった。
そういう熱意は今後きっとプラスに作用すると思う。
今ごろのコメント、すみません、失礼致します。
・・なんと・・!!!今回もぜいたくなアーカイブですね!並べると本当に圧巻です!
表紙もオシャレで素敵ですが、白黒の素晴らしさもスゴイです。
この挿絵の黒とグレーは、少し湿度があって、またいいですね!!最初の右側のポスター・・プリンスですよね?
わっと目に入ってきました。原画も拝見したいな。。全部。。