【挿絵】8月26日(月)Aクラス 12


 

 


かとうあやか(24期)「よだかの星」/宮沢賢治
・ipad (procreate)
夜鷹の容姿を描いたシーンと、太陽に向かって飛ぶシーン、
最後の夜空に飛んで星になったシーンの3点を描きました。
課題の為に風景が描けそうな物語をと読んでみたのですが、
思いの外悲しいストーリーでした。

 


Mayumi Sun(24期)「たゆたえども沈まず」/原田マハ
・プロクリエイト
白黒なので、デジタルに挑戦してみましたが、スケッチの様になってしまいました。
特徴が出ていないので、オマケの一枚ピックアップです。難しいですね。

 


kenbikyo(26期)「窓ぎわのトットちゃん」/黒柳徹子 
・水彩紙、水彩絵具、墨、iPad(procreate)
黒柳徹子さんの自伝的なベストセラー小説。今回初めて読みました。
短いエピソードを集めた形式で大切にしたい想いをお話するような言葉で描かれていて、
描きたいシーンがたくさんあって困りました。子供たちの顔をもう少し可愛らしく見えるようにと
アドバイスをいただいて直しました。少しくせを抑えられたかな?と思います。

 


入澤良枝(27期)「ネコはどうしてわがままか」/日高敏隆
・iPad
説明しすぎる必要はない。といわれました。
つい説明的になってしまいます。
少し描き方を変えてみました。孔雀はカラーで描いてみました。

 


大木由(27期)「文鳥・夢十夜」/夏目漱石
・ペン、水彩、ワトソン紙
夢十夜の中から第三夜、第五夜、第十夜を描きました。
不条理な夢の世界に挑戦しました。
この画風では魅力的な人物を描かけるようになる必要があるので、
今後は自分なりの人物表現を研究することが課題です。

 

 

 


sawa(27期)「いもうと物語」/氷室冴子
・iPad(Adobe Fresco)
子供を描くと、どうしてもあざとくなりすぎてしまうことがずっと悩みだったのですが
先生にアドバイスいただいたように、表情の描き方などで可愛さを最小限に抑えられるよう、
一層意識していきたいと思います。

 


John Danon(27期)「社会人大学人見知り学部卒業見込」/若林正恭
・iPad(Adobefresco)
芸人のエッセイは読みやすくて結構たくさん読むのですが、
その人の個性のある顔とエピソードをうまい具合に挿絵として描くのが難しいなといつも感じます。
さらに自分の個性を出したデフォルメができるようになっていきたいです。

 


chona(27期)「夜明けのすべて」/瀬尾まいこ
・水彩紙、顔彩、iPad(Procreate)
映画化されて気になっていた小説を選びました。
映画の印象にひっぱられてしまいそうだったため、観ずに描きました。
先生からは、まだ個性が弱いとコメントをいただきました。
人物ありの一枚絵を自分のスタイルで描けるように…引き続き頑張ります。

 


手塚ミロ(27期)「どんぐりと山ねこ」/宮沢賢治
・iPad(Procreate)
今回童話を選んでみました。現実にいない生き物を文字情報だけでイメージするのがチャレンジでした。
絵本も色々なバージョンがあり、それぞれ作家のカラーを出しながら自由に描いていて参考になりました。

 


野澤茉唯花(27期)「キッチン」/吉本ばなな
・iPad(Adobefresco)
1枚目は家族が亡くなった主人公が、唯一落ち着くキッチンで毛布に包まっているシーン。
2枚目は植物がいっぱいのサンルームのようなリビング、3枚目は主人公が夜中に2人分のラーメンを作るシーンです。
昭和後期のキッチンのイメージが伝わったかどうか・・・
いつまでたっても人物が課題です。たくさん描きます。

 


長谷川ナツキ(27期)「場所はいつも旅先だった」/松浦弥太郎
・コピー用紙、鉛筆
素敵な場所がたくさん出てくるので、ちゃんと背景のある絵を描きたかったのですが、
技量が間に合わずギブアップでした…無念です。

 


ハナイキネコ(27期)「おやゆび姫」/アンデルセン
・画用紙、ボールペン
ひとりよがりにならないこと、
原作の邪魔をしないことを意識しながらハナイキネコ的(かなぁ…?)な
イラストレーションを心がけました。
しっくりこなくて描き込みだすと結果的に失敗することが多々あるので
一度手を止めることも意識しました。

 


堀江恭一(27期)「博士の愛した数式」/小川洋子
・Adobe Fresco
絵が映画に引っ張られないよう映画を見ずに描きました。
スタジアムのシーンは、博士が気に入った売り子さんからジュースなどを
買うシーンを描いたのですが、先生からご指摘いただいたとおり、
スタジアムが整然としすぎてしまいました。
もっと興奮する客や応援団なども描かないと臨場感が出ないと思いました。
正直言って観客を描くのに息切れしてしまい、
そこまで細かく描くことができませんでした。
もっと、粘り強く描かなければと思いました。

 


ろく(27期)須賀敦子随筆集「ヴェネツィアの宿」
②iPad(Adobe Fresco)
③須賀敦子さんの随筆集『ヴェネツィアの宿』に集録されている
「オリエント・エクスプレス」の挿絵を描きました。
須賀さんのお父様が若い頃にエディンバラに行った時に見た光景です。
品のある須賀さんの文章に似つかわしくなくて無念。

 


おおくわあや(28期)「バウムクーヘン」/谷川俊太郎
・透明水彩、水彩紙、鉛筆、Photoshop、illustrater
順番がまわってくるまでに、自分も同じ指摘を受けそうだなと気がついた時は
すぐに修正して画像差し替えたくなります。
自分らしさが自分で掴めていないのでどこに自分らしさを出すのか難しい課題でした。
本文の詩をいれてバランス見ながら絵の大きさを決めると描きやすかったので
文字入りで提出させていただきました。

 


高野るりこ(28期)「きみの町で」/重松清
・Adobe Fresco
伝わるように描くこと、よく観察すること、学びと反省の多い課題でした。頑張るぞー。

 


羽生みつ子(28期)「くもをさがす」/西加奈子
・鉛筆、透明水彩、画用紙
先生が授業で『イラストレーターは調べるんだよ』とおっしゃっていました。
わからない時代や情景、モノなどを他者に説明できるまで調べ
それをイラストにすることの重要性を学ぶことができました。

 


やまのわ(28期)「すいかの匂い」/江國香織
・ボールペン、Photoshop
子供の頃から何回も何回も読み返してきた短編集 江國香織「すいかの匂い」から描きました。
黒と白の使い方を褒めていただき嬉しかったです。
人物以外のものも描写できるよう、さまざまなものを描く挑戦をしていきたいです。

 

 

 

 


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12 thoughts on “【挿絵】8月26日(月)Aクラス

  • Reply
    堀江恭一

    私は、モノクロで描くことが大変苦手で、その難しさを認識させられました。皆さんの作品を見て改めてモノクロの素晴らしさを感じました。
    かとうさん、思い悩んでいるよだかの気持ちがひしひしと伝わってきました。
    Mayumi さん、フランスのグレーな空気感がとても素敵です。
    Kenbikyoさん、生成り色の紙とKenbikyoさんの独特のタッチが合っていてとても素敵です。
    入澤さん、松の木を観察している技術者の姿がとてもいいです。
    大木さん、不条理な世界が大木さんの独特の手法で描かれていて、幻想的で引き込まれてしまいます。
    sawaさん、いつもながら、人間の姿を描くデッサン力に感心させられます。
    johnさん、簡潔でわかりやすい構図で、しかもおしゃれな絵に感服しています。
    chonaさん、ちょっと愁いを秘めた登場人物や空気感がとても素敵です。
    手塚さん、2枚目のきのこの鼓笛隊がとてもかわいく、モノクロの世界にマッチしています。
    野澤さん、キッチンに佇む女性の後ろ姿が印象的で、色々、イメージが広がります。
    長谷川さん、3枚目の若き日のデビッド・ホックニーを思わせるような人物を描いている線がかっこいい。
    ハナイさん、想像力と線の力が相まって見事な出来栄えです。
    ろくさん、子供たちの姿から丘の上の建物へ目線が移るような仕掛けになっているところが面白かったです。
    おおくわさん、「ただよう」の絵の舟が、なぜか心に残ってしまいます。綺麗な絵と思います。
    高野さん、子供の寝顔と親の太い指がとても素敵です。
    羽生さん、手術中の絵ですが、微妙な光を描き分けているところがすごいなと思いました。
    やまのわさん、砂地の穴、これからどうなるんだろうと引き込まれます。綺麗なモノクロの世界が描かれていて、見ていて楽しかったです。

    • Reply
      sawa

      堀江さん、コメントありがとうございます。
      とっても嬉しいです。
      まだまだ力不足でバランスが不安定なところも多いので、引き続き精進します💪

    • Reply
      ハナイキネコ

      見事な出来栄えとのお言葉、ありがとうございます。
      博士の愛した数式の装画、すっごい好きでした〜!特に、風景が描かれている作品たちが原作と堀江さんとの「調和」を感じました。

    • Reply
      ろく

      堀江さん、コメントありがとうございます。
      堀江さんの野球場の挿絵の細かさに驚きました。球場の広さや迫力も感じられて、わーっと見入ってしまいました。あと、装画も素敵でした!

    • Reply
      Mayumi Sun

      堀江さんコメントありがとうございます。堀江さんは版画だけでなく、デジタルも使いこなしていますね。すごいです。スタジアムの根気の作品は圧巻です。博士が小泉元首相に見えて、面白いなと勝手に思っています。

    • Reply
      野澤茉唯花

      堀江さん、コメントありがとうございます!
      堀江さんの作品、版画もあんなにすごいのにデジタルも堀江さんの空気感が出ていて素敵です。野球場の絵は圧巻です…!

    • Reply
      手塚ミロ

      堀江さんありがとうございます!自分は小説だと時間がかかりそうで、短めの童話にしてしまいました。。
      「博士の愛した数式」はまだ見ておらず、寺尾聰のイメージが強かったのですが、堀江さんの描いた博士の雰囲気に興味をそそられました。

    • Reply
      chona

      堀江さん
      愁いを表現したかったので、感じていただけてとても嬉しいです
      博士の愛した数式は私も読んだことがあり、好きな作品です。博士の雰囲気がイメージとぴったりです!

    • Reply
      入澤良枝

      堀江さん、コメントありがとうございます。
      私も堀江さんの球場の作品に驚きました。時間がかかったことでしょう。一人一人がとても丁寧に描かれて数の多いこと。

  • Reply
    やまのわ

    挿絵は好きなのですが、いざ描こうとすると非常に難しく、皆様の作品をみてとても勉強になりました。
    堀江さんの描く「博士の愛した数式」大好きな本なので このように描かれるのか!という面白さがありました。博士の表情にリアリティがありとても素敵です。

  • Reply
    おおくわあや

    堀江さん、コメントありがとうございます!
    風景イラスト、どこが見せ場になるのかなど難しく感じていたのでそう言っていただけて嬉しいです!
    堀江さんの「博士の愛した数式」皆さんもおっしゃっていますが、
    球場の迫力や細かいところまで描かれている感じ、博士の表情、いいなと思いました。

  • Reply
    chona

    モノクロで描くときは自分なりの線画を開発したいと思いつつ
    結局いつものやり方にとどまってしまいます…
    皆さんの整理された線や味のある線にあこがれます🥹