木原まさやす(18期)「勝手に生きろ!」/チャールズ・ブコウスキー
・クラフト紙、アクリル
アメリカの無頼派小説です。3点のうち2点は、最後に思いついて、
大急ぎで描いたので、よけい乱暴なタッチになりました。
倉本トルル(23期)「大リーグ不滅の名勝負」/ベン・オーラン
・Clip Studio Paint
1枚めはベーブ・ルースの有名な予告ホームラン、2枚めはドン・ラーセンのワールドシリーズ完全試合、
3枚めはダブルヘッダー第一試合を兄、第二試合を弟が登板して完封したディーン兄弟を描きました。
100の名勝負が紹介されているとても興味深い本でした!
池田吏穂(25期)「海」/小川洋子
・水彩絵具、色鉛筆、水彩紙、カーボン紙、ダーマトグラフ、GIMPなど(画像加工)
2点目はウクレレを弾いている男性を描いてみたのですが、
楽器の厚みなど描写がうまく出来ておらず、
細部まで正確に描くようご指摘をいただきました。
葛󠄀西 可奈(25期)「違うこと」をしないこと」/吉本ばなな
・画用紙、ゲルインキボールペン、色鉛筆、Photoshop
シンプルに描こうとすると、個性が薄くなってしまうのでちょうど良い加減を研究中です。
表紙が気に入ってジャケ買いしたエッセイです。
いつかジャケ買いしてもらえるような装画を描けるようになりたいです。
土岐可奈子(25期) 「雪国」/川端康成
②パステル、鉛筆、水性マーカー
③川端康成『雪国』で描きました。
冒頭の文と、旅館をイメージした2枚をピックアップいただきました。
ピックアップにならなかった絵は、
電車の窓の位置が高い・窓の中を描き込んだ方がいいとご指摘があり、
また、杉林や温泉街を俯瞰で描いた絵もピックアップになりませんでした。
挿絵はまだまだ難しいなと思います。
岩城諒子(27期)「檸檬」/梶井基次郎
・不透明水彩絵の具、色鉛筆
梶井基次郎の「檸檬」を読んで、主人公の好きなものや場所をイメージして描きました。
(1枚目は、丸善に売っている香水や煙管、石鹸のイメージ。2枚目、京都の裏道。
3枚目、びいどろのおはじき。)
先生のお話を聞いて、挿絵は小説に合わせ、明るい絵だけではなく、
もっと陰鬱な雰囲気の絵も出せたら良かったなと思いました。
大正時代について調べるのは楽しいです。
おおたにゆうこ(27期)「メルヒェン」/ ヘルマン・ヘッセ
・iPad(Procreate)
人物の頭身を子供っぽく低くなりすぎないように気をつけたいと思います。
また家が連なっている場所などはちゃんと描くことを今回教えていただきました。
作品の出来に波があるとご指摘いただいたので毎日少しでも描くことを習慣にしたいです。
色々勉強になりました。ありがとうございます。
小森夏海(27期)「ある男」/平野啓一郎
・CLIP STUDIO PAINT
話の内容とイラストの雰囲気が少しミスマッチだったかなと思います。
忠実に描く部分とデフォルメする部分と、バランスを考えながら描いていきたいです。
nam(27期)「おれのおばさん」/佐川光晴
・水彩紙、アクリルガッシュ、色鉛筆
皆さんの作品のみせ方、構図、先生のアドバイスとても参考になりました…!
湯浅瑞穂(27期)「ポプラの秋」/湯本香樹実
・iPad(procreate)
父親を亡くした女の子が母親と移り住んだアパートで、
大家のお婆さんや住人と交流するお話です。
柔らかいタッチで描けるように試行錯誤中です。
純文学、ミステリ、児童文学等、それぞれの挿画の違いが勉強になりました。
黒澤茉莉(28期)「西の魔女が死んだ」/梨木 香歩
・画用紙、オイルパステル、鉛筆、Photoshop
電話授業で振替頂きました。主人公と同年代の頃に読んで印象的だった
「西の魔女が死んだ」です。
白黒カットの課題を振り返り、人物はバランスに注意して描きました。
今後は顔の描き方を確立したいところです。
佐々木久枝(28期)「キッチン」/吉本ばなな
・CLIP STUDIO PAINT
選んだ題材が難しかったのかとても苦戦しました。
シーン選びや構図が課題だと思っています。
時間をかけた(かけることになってしまった)ものより
サクッと書けたものの方が評判がいいような気がします。
春田睦実(28期)「パンとスープとネコ日和」/群ようこ
・プロクリエイト
全体のバランスや構成をこれからも勉強したいと思います。
まだ発展途上…頑張ります。
ばん ちかこ(28期)「泥棒が1ダース」/ドナルド・E・ウェストレイク
・iPad(Adobe Fresco)
泥棒ドートマンダーシリーズの短編集。いつかはこのシリーズで挿絵を描いてみたいと
思ってたので、今回思い切って描いてみました。
色々と未熟で反省点がたくさんですが、またいつかこの作品でリベンジしたいと思います。
松原裕美子(28期)「豚を盗む」/佐藤正午
・水彩絵具、鉛筆、コットン紙(1枚目)パルプ紙(2枚目)
小説の巧者と呼ばれる著者のエッセイ集です。
好きな本の挿絵を描くのは心踊る体験ですが、好きすぎると難しくなるように感じました。
村上早紀(28期)「キッチン」/吉本ばなな
・iPad(Procreate)
夏休みは画材を変えたり、デフォルメの練習や資料集めをしました。
この小説は心の動きの描写が多く、具体的な映像があまり浮かばず、
何をどこまで描いたらいいのか悩みました。
同じ題材で描かれている方が何名かいらっしゃったので、
人によっていろいろな解釈があるのを見られるのが楽しかったです。
以下、振替。
【A】
大石さちよ(26期)「移動時間が好きだ」/pha
・紙、ゲルボールペン、Adobe Fresco
のほほんとした絵が描きたかったので
散歩や長距離バス愛が綴られている、心地の良いエッセイを選びました。
なかなか楽しいので、こういう絵は日々気軽に描きたいなあ、と思っています。
田村美佳(26期)「カラフル」/森絵都
・パステル、カーボン鉛筆、iPad
「だめだーーー、画力が足りない!!」となった今回でした。
頭に浮かんだシーンがことごとく描けず(ネオン街など)、
8枚も描き、その中から形になった4枚出しました。
先生に「どれもよく描けてるね!、自分だとどれがいい」と
聞いていただいたのですが、私ときたらその返答で
「今回は自分的にはどれもよく描けたやつです!!」と、
いっけん自信満々な様な【誤った回答】してしまいました。…
それは語弊がありまくりで、他の4枚に比べるとよく描けただけで、
出せなかったものは大事故でした!涙 修行します。
指人形は【ダサく】描きました。
森田はぐみ(27期)「みどりのゆび」/モーリス・ドリュオン
・デジタル
フランスの童話です。
詩的な言葉で綴られるお話の世界観に合うようにと描きました。
大好きな本の挿し絵を描くのはとても楽しい時間でした。
ayucoon(28期)「アルケミスト」/パウロ•コエーリョ
・画用紙、アクリル絵の具、photoshop
羊飼いの少年は、夢に出てきた宝物を探しに旅に出ます。様々な困難を乗り越え成長していく物語。
絵の具の塗りにムラがあるとの指摘をうけました。練習が足りないと反省。白黒は難しかったです。
線画は描きやすかったのですが、どちらの技法でらしさを出すか迷っています。
まずは塗りの練習します。
おさこようこ(28期) 「赤ちゃんのいる暮らし」/毛利子来
・デジタル(CLIP STUDIO)
母から譲り受けた30年前の育児書の挿絵を描きました。
挿絵の課題は本選びが難しかったですが、実用書を選んだこと、
また自分自身が今赤ちゃんと暮らしているので、場面をイメージしやすく素直に描くことができ、
描きやすかったです。皆さんの絵を見て、小説の挿絵にも挑戦してみたくなりました。
先生には太い線で描く時の注意点について教えていただき勉強になりました。
【B】
ゆきこ(25期)「夏への扉」/ロバート・A・ハインライン
・鉛筆
3枚目は、授業のとき間に合わず、下書き状態で出してしまったので、少し書き直しました。
ガールスカウトのキャンプで大事な話をしているところで、
本当は”ポンデローサマツの下で“という設定があり、木も描きたかったのですが、
こちらの構図でOKをいただいたので、このまま提出させていただきます。
木原さん
海外の雰囲気が出ていていいなと思いました。どんなお話か気になります。
トルルさん
今回はいつもより陰影が細かくてややリアルよりですね!このタッチもいいなと思いました。
池田さん
やっぱり池田さんのアンニュイな絵すごく好きです!そんな空気感出したいです。
葛西さん
空間の取り方がどれも素敵だなと思いました。繊細で緊張感があり、挿絵らしくていいですね!
岩城さん
丁寧に細かく描かれていて、そういうことができない自分は見習いたいなと思います。
黒澤さん
やっぱり黒澤さんの世界観、すごく好きです。
現実世界なのにファンタジーなのを私も目指してるので描き方参考にさせていただきます…!
佐々木さん
キッチンの空気感がいいですね。塗りと線の塩梅って難しいなといつも思うので、うまく融合させられていて素敵です。
ばんさん
さすがの画力です…!軽やかなサンドウィッチも(私には)面倒臭い階段も、ばんさんのタッチになってますね。
村上さん
主に線だけでこんなに魅力的に描けるの羨ましいです。雰囲気がよく出ていますね。
大石さん
書籍選びからセンスがあって絵もぴったりだし、zoomの画面見ながら笑いました。装画もよかったです!!
おさこさん
人をこんなにきちんと絵にできるの羨ましいです。最近人を描くの避けているのでちゃんと描かないと…と思いました。
ゆきこさん
繊細な鉛筆の塗りが緊張感を出していて素敵です!デジタルで描かれたのも好きですが、柔らかい雰囲気が出ていていいですね。
土岐さん
ありがとうございます!
初めて振り替え出席したので緊張しました。
Cクラスの方の絵を今あらためて拝見していて、抒情がある素敵な絵が多くて
私もこんなの描けたらなあ、描けないなあなんて思っております。
土岐さん
優しいコメント、ありがとうございます~
ぼんやりな感じをアンニュイと書いてくださってものすごく救われました!
雪国の挿絵、見応えがあってじんわり胸に響いてきます。
更なる高みへ向かって色々工夫をされている姿勢も大尊敬です!!
土岐さん
コメントありがとうございます!励みになる言葉ありがとうございます!土岐さんこそ・・・いつも私の憧れの世界観で惚れ込んでしまっています笑
今回の挿絵も白黒でもしっかり土岐さんの風合いが感じられて素敵です!!
土岐さん
そんなふうにおっしゃっていただけるとは、とても嬉しいです。
土岐さんの「雪国」トンネルの絵好きです。
あの冒頭を表現されるとは素晴らしいです。
ほかの絵も、たくさん調べたりして書かれたのだろうなぁと思いました。
土岐さん
コメントありがとうございます。
大正時代のデザインが可愛くて、モチーフに引っ張られて細かく描きすぎた気もしていたので、そう言っていただけてありがたいです!
土岐さんの一枚目のトンネルの絵を授業で見た時、わあー良いなあ!と思いました。思い切ってまわりを黒くしている感じも好きです。
土岐さん
そんなふうに言っていただけて、うれしいです。ありがとうございます。
土岐さんの雪国 どちらも大胆な余白がとられていて、構図や白黒のバランスが美しいです。勉強になります!
佐々木さん
授業で佐々木さんの作品が画面に出た瞬間、綺麗!と思いました。
色味や光の美しさなどを白黒の塗り方で表現されていてすごいです~
村上さん
すっきりと優しい線画に心が洗われます~
黒色がしっかり効いてメリハリもあり、拝見していてとても心地良いです!
ゆきこさん
人物、猫さんなど、すごくすごく素敵です!!
かわいさもおしゃれさもあって独特の雰囲気に魅了されました~
池田さん
うわぁ、嬉しすぎます。
ずっと休んでばかりで、もう忘れられているのでは…
と思いながら出席したのですが、出席して良かったです🥲
池田さんの絵
本当にいつも素敵で、大好きです。
グレーも素敵ですが
カラーで装画にされていたものも、色も綺麗で全部素敵でした。
池田さん
毎回自分の至らなさに落ち込むので、優しいコメントをいただけてとても嬉しいです、ありがとうございます。
池田さんの作品は、どんなテーマの課題でも白黒になっても、優しさや美しさががちゃんと出ていて凄い!といつも思っています。
池田さん
線や塗りのタッチがとても優しくて、柔らかい空気感が心地よいなと思いました!
岩城さん
おはじきがとってもかわいいです!!細やかな陰影が効いていて綺麗だなと思いました。
湯浅さん
安定のタッチで複雑な構図もしっかり描かれていて尊敬します・・・!勉強になります。
佐々木さん
1つ1つがしっかり描き込まれていて、グラスの透き通った表現もとても綺麗だなと思いました!
田村さん
柔らかくて強弱のあるラインがすごく好きで憧れます・・・!顔もそれぞれ表情豊かで私には描けないなあとつい見入ってしまいます!
黒澤さん、コメント、ありがとうございます
試行錯誤ばかりで安定してないなと思っていたので嬉しいです!
黒澤さんの魅力的な絵で、「西の魔女が死んだ」を見ることができて、読んだ時を思い出しました。特にジャムを煮たシーン!読み返したくなりました。
黒澤茉莉さん、コメントありがとうございます。Cクラスの皆さんの説明し過ぎない雰囲気あるイラストレーションを見て、私はわりとゴリゴリに説明したくなってしまうほうなので、やや落ち込み気味だったのでお言葉かけてもらえて嬉しいです〜!。
黒澤さんの作品一目で「すき!!」と感じました。甘くないのにとても可愛くてすごく素敵です。ずっと見ていたい気持ちになります。
黒澤さん
コメントいただきありがとうございます!
私は大雑把に描いてしまいがちなので(^_^;)黒澤さんのきめ細やかで丁寧で繊細な描き方が素晴らしいなぁと毎度思っています~
黒澤さん
ありがとうございます!ただおはじきと模様が描きたかっただけで、もう少し小説に寄せるべきだったと反省していたので、コメントいただけて嬉しいです。
黒澤さんは、どの絵を見ても黒澤さんの絵になっていて、独自のタッチを極められているところがすごいです。3枚目のレンガや花のあたりの雰囲気も素敵ですね。
土岐さん
コメント、ありがとうございます!
自分のイラストの粗探しをしがちになっていたので、
良きところは気付けていなかったりするので、嬉しいです。
土岐さんは構図にアイディアがあって、見ていいて楽しいです!
池田さん
コメント、ありがとうございます!
台所は描いてみたかった場所でキッチン用品好きなので、絵に気持ちが出るのだなーと思いました。
光は意識しているので、伝わって嬉しいです><
池田さんは世界観があって、勉強になります!
黒澤さん
コメント、ありがとうございます!
黒沢さんの絵が少し変化していたりして、自分も成長せねばと刺激となっています。
同期なのでなんだか心強いです。
ほめてもらえたところを伸ばしていきたです。
池田さん 池田さんの海を描かれた作品、いつも潮風を感じるようでとても素敵です!
岩城さん 光がさしてる景色にハッとしました。香水瓶の絵も、丁寧な描写でどちらもとても美しいですね
大石さん 面白そうな本!と読んでみたくなりました!
田村さん 人物や指人形、手も、田村さん独自の線でいきいき描かれていて見入ってしまいました
ゆきこさん いつにも増して雰囲気がとても好きです!
湯浅さん
とても嬉しいです。
湯浅さん本当に上手で、見ていてため息が出ます。
いつもながら、空気感と人の佇まいがたまりません。
グレーの色もとても綺麗です。
湯浅さん、コメントありがとうございます。cクラスの方の雰囲気ある余韻の残るようなイラストレーションにうっとりの前回の授業でした。
湯浅さんの作品は、光、煙、視線など、形のない存在感みたいなのを巧みに使われていて、とてもすごいなと改めて思いました。特に、自分は光や影(陰)を全て端折ってかいてしまうので、そういうところ色々まなばせていただきたいです。
湯浅さん
コメントいただき、とても嬉しかったです!
湯浅さんの作品から本当にたくさんのことを学ばせていただいています。
そして、湯浅さんの描かれる人物が何より好きです~
様々な年齢の人をしっかり描き分けられる画力…、いつもながら唸っております!!
湯浅さん
今回力不足を実感していたので、コメントいただけて嬉しいです!丁寧さと大胆さの良い塩梅を探っていきたいです。
湯浅さんの今回のタッチもあたたかみがあって素敵ですね!人の仕草や形が愛らしくて、見ていてワクワクするので、どんな小説なんだろうと興味がかき立てられました。
土岐さん、ありがとうございます!
土岐さんの雪景色、冬の静かで凛とした空気が感じられる挿絵ですね。
土岐さんの作品がどんどん洗練されていて、どんな風に取り組んでいるのか展示で伺った時に教えて欲しいです!
岩城さんの1枚目の香水瓶や石鹸きれいですね。小物をかわいらしくかけてうらやましいです。
森田さんの作品、詩的な言葉と優しい絵が合っていて素敵です。
葛西さん
ありがとうございます!今回は丁寧に描くことで完成度を上げようとしたのですが、果たしてこれで良かったのか自問自答していたので、コメントいただけると救われる気持ちになります。
葛西さんの絵は出てくる人達が本当に可愛くて、見ていると気持ちが明るくなります。心が軽くなるエッセイにぴったりの挿絵だなあと思いました。
葛西さん ありがとうございます!葛西さんの描かれた『ちがうことをしないこと』の本大好きです。葛西さんの優しくてじーんとするタッチとお話が合っているなと思いました。
トルルさん 安定したタッチで人物がとてもユニークな上に上手なのですごいなぁと思っておりました。
本の課題はとてもたのしいです。みなさんが選んだ本読んでみたいなと思いました。ありがとうございました。