前回の課題「挿絵」に取り掛かっていた頃は猛烈に暑かったのですが、
あれから大して時が経ったように思えないのに…既に季節は秋へと進んでいるのですね。
創作にはうってつけの気候となって参りました。
夜に鳴く蝉の声がやみ、今は秋の虫の音が聞こえるという先生のお話から授業がスタートしました。
今回の課題は「装画」。
講評の中で挙げられたポイントとして
【人物について】
・(特に女性が描く場合には)男性の服装や髪型はよく調べて描く
ex.明治時代/男性のスーツはスリムなシルエットだった など
・顔色にグレー(などの寒色)を用いる場合は、絵全体が寒色であれば違和感がない。暖色が入ると、顔色が悪く見えるグレーが目立つ
【色について】
・色の濃さには注意
・色数を抑えると品がよく見える
・色感に自信やセンスのある人は、色数を多く使ってもうまく見せられる
・「生まれもってのセンス」がある人だけと諦める必要はなく、洗練し手に入れられるものである
【線について】
・必ずしも悪いわけではないが、「早描き」は少し控える。丁寧な線を描く練習をする
【デフォルメについて】
・イラストレーターにとって一番大事なのはデフォルメ!「自分のデフォルメ」を手に入れましょう
・それにはとにかくいっぱい描く事
・どうしてもマンガっぽくなってしまう場合
瞳に時間を掛けすぎない
二重は描かなくても良い(変にリアルになってしまうから)
まつげはちょっと描くくらい
【装画に取り組むにあたっての注意】
・「帯」の存在を意識し、著者名の部分に帯がこないように注意する
【その他の重要なお話】
・本や映画、音楽など「吸収」出来る作品に触れることが大事
・「発散」してしまうスポーツはあまりおすすめしない(しかし、みずうちさとみさんのような例外もある笑)
あらゆるお話が勉強になりました。
その中でも特に、自身のもっとも大きな課題であると再確認したのが「デフォルメ」です。
最近急に「野球少年」だった自分が蘇り、キャッチボールなどでさんざん「発散」してしまった事を後悔しつつ…
この秋はしっかり素晴らしい作品に触れて「吸収」しまくりたいと考えています。
次回の課題は「顔の練習」!たくさん描いて「自分のデフォルメ」を少しでも手に入れたいものです!
18期四宮愛でした。
山下 晶代(16期) ジョージ・マクドナルド/ジョージ・マクドナルド
四宮愛(18期) 大きくなった小さな魚/レオポルド・ショヴォー
石崎静香(19期) 夢の守り人(守り人シリーズ)/上橋菜穂子
やっぱりカラーは楽しいですね〜♪ あー原画見たかったです。。。
すっかりご無沙汰しています。皆さん素敵ですね。私も原画見たかったです。。。
パソ通のため、初めて皆様とご一緒させて頂けて、
諸先輩方、同期の皆様の原画を拝見できて、
皆に混じって先生のお話を聴くことができて
とても嬉しかったです!
どの絵も本当に素敵です!!WEBだけでなく、直接見られて本当に幸せでした。
なんだか人数が少なくてのんびりムード?でしたね。
みなさんの作品を見ていて思いましたが、やっぱり題字とか入っていると映えますね。
文字の扱いが苦手なのでいつもそのまま出しちゃいますが、挑戦しようかな。
鹿又さんのゴールネットが、これ以上も以下もないちょうどいいラフさ加減でうなっちゃいました。
大野さんの英字新聞、書き文字もかっこいいー。
それにしてもほんと、人物には悩みます。どうしても日本人顔を描いてしまうと自覚しているのに、海外ものを選んでしまって自ら苦戦しに行っているという・・・今ひたすら練習中です。
山下さんありがとうございます。
しばらく文字のあるものを描きたいブームがつづいてまして、ついに新聞紙まで描いてしまいました…。
装画としてのいろいろを考えてなかったのでこれは失敗したかなと思いながら提出したのですが、ピックアップに選ばれたので、持って来てよかった。
四宮さんの作品、他のも不思議な雰囲気で良かったです、読んでみたくなってます。
大野さん
ありがとうございます!
(すっかり出遅れてしまいました…)
私は大野さんの作品が印象的でした。
すごく斬新…!
目立つ差し色を使わずとも、存在感がありますね。
「それっぽく」、かつ「背景にすぎない」新聞の英字文字。
こんな風にサラッと描けるの、カッコいいです。
西村留美さんの作品。飛び立つすずめがとてもかわいらしいです。
落語はあまり知らないのですが、思わず勝手にお話を想像してみました。
サンダーさんの猫、ウェーブのヒゲが面白いです。
植松さんの絵、明快でいいなぁ・・・
あかださんの装画、ちょっと不気味で綺麗で素敵。
西村さんの絵、衝立から飛び立った雀たちなのかな? 雀がふっくらして可愛い!
全体の色合いもきれいですねぇ。
銀杏さん、橋本さん、ありがとうございます。
「抜け雀」という、朝になると衝立てに描かれた雀達が飛び回るという落語です。
とても楽しいお話なので、ぜひ峰岸先生お気に入りの志ん生師匠の噺で聞いてみて下さい。
実は提出作品には「古今亭志ん生」という文字も入れていたのですが、うっかり違う画像を
送ってしまいました。長光さん、タイトルに入れて下さってありがとうございます!
皆さんの作品、どれも色数が抑えてあるのにパッと目に飛び込んでくる魅力があって
どれも手に取って読んでみたくなって、本屋から帰れなくなるんじゃないかと思いました。
今回も人数が少なかったですね。
でも、素敵だなー、いいなーと唸る作品ばかりでした。
あかださんの虫がすごく印象的でした。上下の羽の色が違うところとか、薄く透けてる感じとか、本体のちょっとけばけばっとしたところとか。ゾクゾクッとしますね。
石崎さんの大きな作品も印象深いです。
これは何なの?から始まって、どこから描くの?どこで終わりにするの?
とか、質問攻めにしてごめんなさい。
自分のうっすらした内面からは湧き出てこないであろう魅力があって惹かれるんです。
四宮さんの3作品、構図も色使いも何もかも素敵でした。
英字新聞、透けてますね。かっこいいな。
絶対ジャケ買いします。
それはそうと、野球少女(少年?)だったんですね~
わたしも散々スポーツで発散したクチです…そろそろ落ち着こう、というか体力的に無理か。
「吸収」と「自分のデフォルメ」の獲得、同感です!
鹿毛さん
わぁ~ありがとうございます!恐縮です。
鹿毛さんの作品、書体の選び方や大きさのバランスが上手だな~!と思いました。
イラストレーションの雰囲気とマッチしていて…。
(私は書体選びが苦手です…)
そして、毎回人物に特徴があって本当に勉強になります!
野球“少年”に反応してくださって嬉しかったです笑
(しかも、少女に訂正してくださって笑)
鹿毛さんはどんなスポーツなさってたんですか~?
今度お聞かせ下さい!
今回も出席人数が少なくて残念でした。
その分、Bクラスが多くなっているんでしょうね。
大野さんの「冷血」、コップのシミの跡がリアルで引きこまれました。
あかださん、アートな雰囲気もあり、格調も高く、専門書の装画の感じもしました。
西村さん、新しい描き方で雰囲気が出ていて落語のイメージに合いますね。
草野さんの絵も群よう子の装画にあいそうですねー。
まさか自分の作品がピックアップされるなんて夢にも思ってなかったのでビックリしました!
まだまだですが、迷走しつつも少しづつがんばって描いていきたいです。
あやあやのおむすび最高にかわいいよ!
初ピックアップ?うれしーよねー。
山下さんコメントあざす。
今後力加減に自分を見いだす予定。
いやしかしなかなか掴めないなー自分。
もっと量なんだろうな。
今回も人数が少なくて寂しかったですが、
いつもパソ通のおがちゃん来塾で嬉しかったです~。
原さんの原画の美しさ、毎回見入ってしまいます。
黄色が魅力的に引き立っていたのが印象的です。
鹿又さん
アップでも引きでも、後ろ姿でも
鹿又さんの作品と分かる個性…。私も欲しいです、個性。
部長(植松さん)
いつも色の綺麗さ、爽快さがまっすぐ伝わってきます。さわやか!
みりちゃん(草野さん)
素直に描いていて、そのうえしっかり個性もあるなんて。羨ましいな。
石崎さん
迫力の大きさにかなり驚きました!画材とか色々お聞きすれば良かったな…。
四宮さん、ありがとう〜!密かに黄色好きで、黄色いアイテムいっぱい持ってるのに、ガッシュの黄色ってなんかしっくりくるものがなくて悲しいです。仕方なく混色するけど、いまいち理想の黄色に仕上がらず・・・。
まあ、とりあえず色は置いといて形のことを考えよう。というのが最近気にしてることです。
溢れ出る個性です