佐藤晃一氏 逝去! 26


僕の親しい知人で去年MJにゲスト講師にも来てくれた、日本を代表するグラフィックデザイナーの佐藤晃一氏が、5月24日(火)肺炎のため、逝去しました。食道がんの療養中でした。

http://mainichi.jp/articles/20160526/k00/00m/040/158000c

今年の2月のある日、彼から突然電話がかかってきて、食道がんで2か月半入院していた、と告げられました。食道がん!2か月半!大変驚きました。
何年か前に前立腺がんを完治させ、血色も良く元気にお酒も飲んでいたのに・・・。晴天の霹靂でした。
今は自宅で静養していて、食事は流動食を少しずつ1日5,6回に分けて食べている、との事でした。
口調は決して暗くはなかったけれど、声に元気はありませんでした。

4月にもう1度電話で話をしました。
この間、先輩宅の庭での花見に招かれたので、奥さんと一緒に参加し、出された寿司2貫を細かく口でちぎりながら食べたけれど(もちろんお酒は飲めない)、疲れるので1時間ほどで家に帰ったという話等をしてましたが、やはり声に元気はありませんでした。
その上、椎間板ヘルニアにもかかったという事で、僕はなんと応えてよいものやら言葉に詰まってしまいました。

その後、再入院して食事も出来ない状態になっていたそうです。

一昨年の6月、多摩美美術館で開かれた彼の個展を見に行ったMJ生のグループと、MJに講師に来てくれた後、彼の事務所に作品ファイルを持って訪れたグループが、それぞれ激励のメッセージを送りました。僕もそこに混じって、元気になったらみんなで快気祝いをしましょう、なんてメッセージ書いてしまったたけれど、今となっては、虚しく残念極まりありません。

日本のグラフィックデザイン史上に大きな足跡を残した人物のはずなのに、新聞の死亡記事の扱いが小さいのも残念でした。

*去年の1月、MJに来てくれた時の模様は、このサイトのメニューの<ゲスト講師>を少しさかのぼると2つの記事に詳しく載ってiいます。

峰岸達

 

 

 

 

 


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26 thoughts on “佐藤晃一氏 逝去!

  • Reply
    川井純子

    直接は存じ上げなかったのですが、峰岸先生から授業中お話しうかがっていたので、、、

    お悔やみ申し上げます。。。。

    ご冥福をお祈りします。

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    木原まさやす

    お悔やみ申し上げます。とても残念です。
    教室にいらっしゃったとき、僭越な言い方になるかもしれませんが、生徒の立場に立った的確な指導をされる先生なんだなと思った記憶があります。
    指導を受けたかったです。
    峰岸先生と並んだ写真も懐かしいです。
    御冥福をお祈りします。

  • Reply
    山下晶代

    合同授業で講評をしていただきました。
    長年の経験と知識に裏打ちされた、鋭い目と的確なお言葉に打ちのめされつつも、もっと描きたいという気持ちがわきあがってきたのを覚えています。
    峰岸先生とのトークも含め、本当に貴重な時間でした。
    ご病気の話を授業で聞いて、まさか・・・とは思っていたのですが、こんなに早く亡くなってしまわれたのが残念で仕方ありません。
    それでも、奥様や親しい方々と一緒に今年の桜を見てから逝かれたのだということに、ほんの少しほっとしました。
    心からお悔やみ申し上げるとともに、どうぞ安らかにとお祈りいたします。

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    夏秋妥世

    昨日から、何度も思い出しては、胸がつまり、本当に残念でしかたありません。
    今月初めに、佐藤さんのお若い頃の写真と記事を古い雑誌の中に見つけて、峰岸先生に見せなきゃと思っていた矢先でした。

    佐藤さんの熱い思いを、忘れず大切にして行かなければと改めて思います。

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    安楽岡美穂

    佐藤晃一さんへのメッセージをお送りして間もなくのことでしたので呆然としています。
    佐藤さんからしてみれば小さな接点の一つだったと思いますが私にとっては大きな出会いの一つでした。
    心よりご冥福をお祈りいたします。
    「親しい知人」は佐藤晃一さんが「友達」と言う代わりに使われていた言葉でしたね。
    いろいろ思い出してしまって胸が痛いです。

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    波田佳子

    ほんとうに残念です。佐藤先生の愛のあるあの情熱的なファイル講評を想い出すと胸がつまります。
    あの時言ってくださった言葉をずっと忘れずにいようと思います。
    佐藤先生ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

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    原 倫子

    大学生のころ、佐藤さんが廊下を歩いているだけで周りの学生たちの空気がピリッとしていたこと、自分も完全にビビっていたことを思い出します。ちょっと覗いた講義の言葉を思い出すだけでも今でも震えがきます。
    私は、多摩美美術館ツアーにも参加でき、合同授業でファイル講評もしていただけて、本当に幸運な生徒でした。しかし、佐藤さんの講義をまた聴きたいと思っていて、それがもうかなわないこと、本当に残念でなりません。

    佐藤さんありがとうございました。心よりのお悔やみを申し上げるとともに、ご冥福をお祈りします。

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    モリザキサチコ

    峰岸先生のこの記事を読み一瞬理解が出来ませんでした。え?まさか・・・と・・・
    合同授業の時はとてもお元気そうにされていたのでまさかこんなに早くにお亡くなりになってしまうなんて。
    ご冥福をお祈り致します・・・。

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    徳重千里

    早すぎます。
    まだまだまだまだ、教えて頂きたいことがたくさんあったのに。
    お会いした時間は短く、佐藤先生は、
    こちらのことは忘れてしまわれたかもしれませんが。
    思い出すと、涙が出てくるので、
    もう少し、時間が経ってから整理したいと思います。
    今は、感謝のひとことです。

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    橋本裕子

    合同授業の講評、懇親会・・・
    エネルギーの塊のよう・・・という印象でした。
    初めて「魚の入った箱のポスター」を見たときの驚きとともに、佐藤晃一さんの厳しさとユーモアを思い出しています。
    どうぞ安らかに・・・と、心からお祈り申し上げます。

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    鹿又

    俺もファイル見てもらいたかったです。
    言葉に伝える気持ちが乗っていて響く、そんな話し方がかっこいいと思い話しをしてみたい大人リストに入れていたのに…ご冥福をお祈りいたします。

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    加藤佳代子

    昨年1月の合同授業、峰岸先生とお揃いのように見えた編み込みセーター姿の佐藤さんは、高名なデザイナーとは思えないほど優しい笑顔で有意義な授業をして下さいました。
    私はもちろんのこと、佐藤さんのお話を聞いた誰もがそのお人柄に惹かれました。
    体調がお悪いことは先生からお聞きしていたのですが、東京新聞の訃報欄で佐藤さんのお名前を見た時の驚き、
    何と申し上げたら良いのか・・・。
    また次回も講義をお聞きできればと思っていたのですが、叶わず残念で仕方ありません。
    心よりお悔やみ申し上げます。

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    長光雅世

    合同授業に行けなかったりと、お会いする機会を色々と逃して来てしまいました。
    多摩美美術館での展示に個人的に行き、とても感動したこと思い出し、とても残念です。
    また来てくれないかなと期待してたのですが。
    佐藤晃一さんや峰岸先生世代、もっと上の世代のイラストレーターやデザイナーさんの凄さというものを、MJに入ったことで、実感する機会が増えました。
    お話を直に聞きたかったし、学びたかったです。

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    若林夏

    去年佐藤先生の多摩美美術館ツアー参加させてもらいました。案内いただき、その後の親睦会もとても楽しくて。厳しさの中に優しさがあり、とっても魅力的な方だという印象でした。あれから1年であっという間にこの世にいないなんて、なんとあっけない!帰りの電車の方向一緒で沢山大切な言葉をもらって、帰って一気に書き留めたメモ帳は宝物です。「絵は描く前から出来上がってる」と言われてて、、技術だけではとりつくろえないよ。自身の感受性を鋭く磨くことが大事だとって言われたとことか。。またお会いしてピシーっとした事言われたかったです。。心よりお悔やみ申し上げます。

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    柳澤万紀

    ただただ驚いております。
    どんな言葉を書いたらいいのかますますわからなくなりましたが
    合同授業の記事を読み返してみてあのときの興奮を思い出しております。
    お悔やみ申し上げます。

  • Reply
    原けい

    まだ実感がありません。
    自分でも少しでも納得のいくものが溜まったらいつかファイルを見ていただきたいと思っていました。
    MJ入って以来たくさんの恩恵がありましたが、多摩美卒というご縁で佐藤先生の個展ツアー&飲み会に同席できたことは大切な思い出であり糧です。
    誠にありがとうございました。

  • Reply
    坂内拓

    佐藤晃一さんの快復をなんの疑いもなく信じていました。
    今でもまたどこかでお会い出来るような気がしてなりません。

    峰岸先生とのご縁から、展示や合同授業を通じて佐藤さんの人柄を知れたことは、
    自分にとってはとても大きなものでした。
    合同授業の最後、佐藤さんが僕らに向けて言ってくれたメッセージは強く心に残っています。

    また一緒にお酒を飲みたかったです。
    心よりお悔やみ申し上げます。

  • Reply
    石橋 澄

    峰岸先生から、闘病中でいらっしゃることは、うかがっておりましたが、こんなにも早く逝ってしまわれるとは・・ 残念でなりません。
    合同授業に来てくださったのを思い出します。お優しい感じの中にも、ピシッと、ポイントポイントをおさえていて、とても為になりました。お話を聞くことができて、本当によかったなあと思います。ありがとうございました!!
    ご冥福を心よりお祈り致します。

  • Reply
    岸あずみ

    なんだか書き込めぬまま日が経ってしまいました、もう2週間も経つのですね。
    大きな病気をされたけれど、いまは回復に向かっているものと思い込んでました。いずれまたお会い出来る気がしていました。
    学生時代はお膝元にいながら教わる機会がなかったのに、MJにはいったおかげで教えてもらう機会を得て、自分には金言となることばもいただきました。ずっと忘れないです。今となっては最後にお手紙をお送り出来たことにも感謝です。ありがとうございました。

  • Reply
    本田 晴子

    またお会いできるものと思っていたので、訃報を聞いても、なにか腑に落ちないような気持ちです。佐藤さんの数々の作品からは緊張感のある完成された美が漂ってくるので、言葉を交わすまでは”お人柄も厳しいのでは?”と想像していました。多摩美卒のメンバーで佐藤さんの回顧展に伺う機会を得た時は色々な質問に快く答えてくださり、実は親近感を持てる方なのだとわかり楽しい思い出の一幕となりました。

    その日にはめていらした、たしか北欧のどこかの指輪がとても印象的で、写真を撮らせていただきました。横長の長方形の金のフレームにRingと刻印されて墨が流してあり、横には鉄道(路面電車だったかも)の絵が施されています。またお会いする機会があったら、もしかしてまたその指輪をしているのかな〜…なんて呑気に考えていました。
    知らせを受けてから写真を見返しています。

    ご冥福をお祈りいたします。

  • Reply
    正一

    ぼくはご面識はなかったのですが、デザイン事務所で働きだした若いときに
    勉強のたまに読んだ「アイデア」で佐藤さんを知りました。
    横尾さんから受けた影響をグラデーションと筆文字に削ぎ落として独自の美しさに到達できた、
    日本を代表するデザイナーのお一人と思ってます。
    羽良多平吉さんにも影響を与えたはず。
    ご冥福をお祈り致します。

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    川井純子

    度々お邪魔してすみません。
    (私はしつこいです)
    書いてなかったのですが、最初、先生の文の、お花見のところを読んで、
    私も胸が詰まってしまったのでした。
    お寿司を細かくちぎる様子が浮かんで、桜も散って行くような気がして、
    泣きました。

    この間春山さんも、影響を受けた人で凄い人で本当に凄く大好きな人だと言ってました。

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    若林夏

    度々投稿失礼します。佐藤先生にお会いした多摩美ツアーは1年前ではなく2年前でした。自分がつけてる絵日記に2014.6.17って記録してるの確認したのに。大変失礼いたしました。http://blog.waka-natsu.com/?eid=994148#comments とっても元気に見えたのにな。改めてご冥福お祈り申し上げます。

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    ネコポンギポンギ

    佐藤先生の事務所で先生にポートフォリオを見て頂きました。
    褒めて頂いたこと、アドバイスを受けた点を
    大切にしてこれからの作品作りに生かしていきたいです。
    たくさんの資料を見せて頂いてとても感動しました。
    また再会できると思っていたので残念です
    ご冥福をお祈りいたします。

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    坂本たま子

    遅ればせながら、失礼します。
    合同授業の後の飲み会でYES EYE SEEの本がどの様に作られたのかという
    緻密な設計を佐藤先生から伺い、衝撃を受けました。その事をきっかけに
    佐藤先生の事務所でポートフォリオを見ていただく機会をいただきました。
    春先でした、峰岸先生も参加してくださって、こんな機会をいただけた事にいたく感激したのを覚えています。
    事務所の壁には生徒たちの絵葉書やポスターがあり、皆さんに慕われてらっしゃるというのを肌に感じました。
    あの報道があった日のSNSには著名なデザイナーが佐藤先生を偲ぶ声も見られました。
    今も波の様に先生の言葉が思い返されます。
    愚鈍にならず戦略的に、線や面の探求をするという事をおっしゃいました。

    あふれるように思い出してしまうので、この様な文章になってしまいました。
    心よりお悔やみ申し上げます。いただいた言葉をずっと大事にします。

  • Reply
    Leatrice

    Paula, é por essa forma única de escrever e descrever os seus verdaderos sentimentos, sejam eles de admiração ou indignação, que te admiro tanto e continuo sendo sua fiel se!sodiragAbraçouValéria de Ilheus