<MJブック解説>6月21日(水)Aクラス 17


今回の冒頭文を担当します21期の小泉理恵です。
第4回目は「MJブック2017解説」で、ブック掲載の在塾生以外の気になる方を各自2~3名挙げて、在塾時のことなどお話を聞くという講義でした。

Aクラスでは、北住ユキさん、京極あやさん、小池ふみさん、徳丸ゆうさん、中島陽子さん、水沢そらさんのお名前が多く挙ったように思いました。
なかなかなプライベートなお話やほろ苦い(?)お話も多々あり、先生は何でも書いていいよ~と仰ってましたが、新人として少し勇気が足りませんでしたので特に気に留まったことをいくつか書かせていただきます。

◎仕事や学んだことと異なる絵を描く
グラフィックを学んでいた方が洋画的な絵、普段地道で細かな作業をお仕事としてる方が明るくのびやかな絵など。普段の生活とは反対方面の絵を描かれる方々のお話が興味深かったです。
個人の見解ですが、昔から好きなものや生活の中で気になることが作品のテイストに大きく現れることが多いように思ってましたので、少し驚きました。
ただ、そのような自分に染み付いたものをキレイに打ち消すことは難しいと思うので、いつもとは違う方面に向かうことで、昔からの自分のテイストを持っている方とはまたひと味違った新しいオリジナリティが生まれるのかもと思いました。

◎はじめから上手い方と、そうでなかった方もいる
そうでなかったとはいえ実際は…と思いましたが、入塾時からスタイルを確立していた方だけでなく、試行錯誤の末に現在の画風へという方もいるとのことでした。
特に試行錯誤派の方々は先生の仰ることを素直に聞いて伸びた(化けた)人が多かったとのことで、この「素直に聞く」というお話は今期も何度か耳にしておりましたが、描くこと含め表現が好きな人にとっては簡単そうで結構難しいことではと思います。個人的に楽しかったイラストではなく、人に見てもらうためのイラストレーションとして変わりたいと思うならば、自分以外の見え方や描くアイデアを受けとめる気持ちも鍛えていくことが重要と感じました。

◎たまに揉める
お名前が挙がった方のほとんどが素直で良い人だったという話のなかでも、絵を巡って揉めたエピソードがごくたまに登場していたのが、失礼ながら面白かったです。(ご本人達は笑えなかったかもしれませんが…)
どんな方でも、これだけはどうしても!という所はやはりいくつかあると思いますが、改めて考えるきっかけや言葉にすることは一人で描いていては中々ないことなので、素直な気持ちを持ちつつも自分の気持ちと向き合うことも大切と思いました。

先輩方が入塾してからブック掲載に至るまでのお話を、入塾したばかりの新鮮な気持ちの今聞けたことは、これからどうゆう心構えで制作したり講評に望むかということのヒントをたくさん得られたように思います。
これまでブックを見ていた時は、描き方や画材、モチーフ選びなど技術的なことばかり気になってしまいがちでしたが、ひたすら描くだけでなく、先生や塾生のみなさんとの話や自分の考えを言葉にすることにも多くの発見があり成長していく上で重要だということを改めて感じた講義でした。

と言いつつ言葉が苦手なため下手な感想文となってしまいましたが今回得たことを意識しながら先輩方に近づけるようになりたいです。
次回からの本の課題(挿絵、挿画)制作も悩ましいですが、みなさんの本選びなど見るのも楽しみだった課題ではあるので頑張って取り組みたいです。


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17 thoughts on “<MJブック解説>6月21日(水)Aクラス

  • Reply
    東久世

    先生、二時間がっつりお話頂きありがとうございました!
    リクエストに挙がる先輩たちは皆、あの絵この絵とすぐに思い浮かぶ方ばかりです。
    自分らしさを磨かねばと心ノートに刻みました。
    あらためて本を見返すと、活躍している方ばかりで励みになります。
    本に載っているの教え子の事はいくらでも話せると、先生も楽しそうでした♡

  • Reply
    四宮 愛

    東さんのおっしゃるように、MJブックに掲載されている方の多くが活躍の場を広げ
    お名前はもちろん作品を目にする機会がたくさんあり
    本当に励みになります。

    次号のMJブック完成も、今からとても楽しみですね~!

  • Reply
    橋本裕子

    先生、ありがとうございました。
    卒業生の方々が、それぞれのスタイルを模索して確立していく様子はとても興味深いものでした。
    何人かの方のスタイルの変化を、教室でまじかに見て驚いたことを思い出しました。

  • Reply
    峰岸達

    毎日1つずつのコメントありがとね、きっちり1つずつ。
    東さん、四宮さん、橋本さんありがとう。
    明日も入るかなあ・・・1つ。

  • Reply
    加藤佳代子

    入れてみました・・。コメント遅くなり失礼しました。
    お休みしたので先生のお話が聞く事が出来ず残念でした。
    先生の記憶力すごいんですよね。1期からいる私ですら忘却の彼方〜のエピソード等は忘れていることが多いのですが、先生の引き出しの多さに驚きです。
    私としては、こういう時によく出るお名前の方以外のお話が聞きたかったです・・。
    21期の方は参考になる話も多かったと思いますが、それにしても皆さんコメントしませんね。このHP見てますか―?
    自分の意見をいうことによって、意識がより高まることがありますので、もっとどしどし入れましょう!

  • Reply
    菅原さこ

    冒頭文ありがとうございます。
    とてもわかりやすくまとめてあって何度も読み返しています。
    課題の授業とはまた別の勉強になる授業でした。

    授業を聞き、結局描く人の人生がイラストレーションに投影されるのだなぁと感じました。
    ご活躍中の諸先輩がたも色々な努力や試行錯誤があっての現在なのですね。
    私自身はようやく自分の好きなテイストが見えてきたばかりですが気が引き締まる思いでした。

    峰岸先生、貴重なお話ありがとうございました。
    こだわり派、色々な作風、様々な職業や人生経験の生徒達を相手に長年ご指導されてきたのだと思ったら、「先生って百戦錬磨だな」(もちろんいい意味です!)と、いつの間にかノートに先生の似顔絵ができあがっていました…(授業は真面目に聞いていました!)
    私の試行錯誤は始まったばかりですが、今描ける精一杯を描いて自分の「好き」を大事にしつつも先生やスクールでのアドバイスを吸収して少しずつでも前に進みたいと思いました。

  • Reply
    坂元美奈子

    先生、ありがとうございました。
    たくさんの卒業生の方のお話を聞けて、とても勉強になる授業でした。
    先生のお話を聞きながら、MJブックを見返してみると
    今は活躍されている方たちにも色々な試行錯誤や努力があったのだなあと思い
    自分もまた改めて頑張ろうと思いました。

  • Reply
    CHIKARA

    今回の先生のお話を聞いて、イラストレーションの技法やジャンル、スタイルなど人それぞれ色々あるのだなぁと
    大変勉強になりました。
    自分も楽しみながら探していこうと、次の課題に取り組んでいます。

    トップ画面の先生のスイカの絵、すごくかっこいいです。

  • Reply
    石崎 静香

    峰岸先生、貴重なお話ありがとうございました。
    先輩たちの過去の在学中のお話から現在の活躍中のお話まで、いろいろ聞けてとても興味深かったです。
    できるだけたくさんの人のお話を聞きたかったので、リクエストは他の人とはかぶらないようにしていたのですが、今回2名ともかぶってしまってちょっと悔しいです。
    小泉さんの冒頭文がすごく詳しくまとめ方がおもしろくて、記憶が新たになりました。

  • Reply
    須貝美和

    先生、有意義な解説をありがとうございました。
    先生のお話(雑談含めて)が面白くて勉強になるのが
    MJの魅力の一つだと思っています。
    また、小泉さんの冒頭文を読むと授業の復習をしているみたいで、何度も読み返しました。小泉さん感謝です。
    私も皆さんの背中を追って一歩一歩進んで行きたいと決意を新たにしました。

  • Reply
    キムラキコ

    15分ほど遅刻してしまったところ、もう座る椅子が残ってなくてびっくりしました。まだ大丈夫だろう、という自分の考えが甘かったんですね…すみません…。
    お名前挙がった中には、教室で同じ時間を過ごした方々も多かったので、いろいろとなつかしかったです。みなさん活躍してて、改めて考えてみるとすごいことですねえ。
    先生、ありがとうございました!

  • Reply
    杉目 史

    もう二週間前になってしまいますが、先生、貴重なお話をありがとうございました。Bクラスの方の冒頭文にも書いてありましたが、何より一人一人の生徒への先生の愛情が感じられて、素敵な塾に入塾できてよかった!とおもいました。

  • Reply
    徳重千里

    峰岸先生、どうもありがとうございました!
    全員とまでは、いきませんが、段々、作品と作者とその方のイメージのようなものが
    つながってきました。
    十人十色で、それぞれのイラストレーションができあがってくるまでに、
    それぞれの出来事も…笑。

    冒頭文を書いてくださった、小泉さん、どうもありがとうございます。
    ◎たまに揉める…って、面白いですね。

  • Reply
    和田尚久

    峰岸先生のおはなしで、(今回だけではないのですが)日本のイラストレーションは絵画の系譜による人々というよりは、デザイナーの系譜につらなる人々によって形成されたということが印象にあります。
    先生がおっしゃる「色の整理」も、モチーフをデザイン化することかなあと思ったり・・・。

    ところで今回の余談で、海外からのオファーのメールがたまにくるが、外国語で何か書いてるのですべて
    無視!というのが凄かったです。もしかしたら海外でブレイクするかもしれないのに・・・先生らしいとも感じました。

  • Reply
    じーろじーろ

    先生のお話面白かったです。
    私はまだ迷い中なので、とても参考になりました。

    挿絵の回は振替でBクラスにお邪魔します。

  • Reply
    小泉 理恵

    遅くなってしまいましたが…
    菅原さん、石崎さん、須貝さん、徳重さん、冒頭文のことでコメント下さいましてありがとうございました。
    文章にすることで特に大切なことをより明確に出来たと思いつつ、
    やはりすぐ実現するのは難しいなと前回の課題でひしひしと感じました。
    が、少しずつでも活かせるように、講義を振り返りながら挑戦していきたいです。
    改めまして、峰岸先生、貴重なお話をありがとうございました。
    今後の講評の合間などに出る先輩方のお話(卒業生だけでなく在塾生の先輩方も)も楽しみにしております!

  • Reply
    石橋 澄

    この授業には参加できなかったのですが、小泉さんのフレッシュでとっても細やかな感想文が心に響きました。そうそう!私もそう思う!と読ませていただきました。ありがとうございます!
    先生の記憶力にいつも感服しながら、あこがれの先輩方もいろんなご苦労があっての今なんだなぁ・・と感じます。
    次号のMJブックもとても楽しみです!