こんにちは。16期Aクラスの山下晶代です。
初めての冒頭文が、なんと合同授業の記事になりました。
ゲストは、絵本作家でありイラストレーター、さらに多才な活動をされている、飯野和好さん。
峰岸先生が記事で紹介されたとおり、和服姿で現れました。
携えたたくさんの著書、手作りらしき楽器も気になりつつ、授業が始まります。
峰岸先生との初対面は、セツ・モードセミナー時代。
すれ違いざまに挨拶した飯野さんに、峰岸先生は気付かず行ってしまったのだそうです。
「俺、全然覚えていないんだよー」と困り顔の先生。
のっけから会場が笑いに包まれます。
峰岸先生を聞き手に、秩父で過ごした少年時代から、今へ至るまでの歴史が語られます。その語り口は、小学生くらいの男の子が、「ひゅーん」とか「どかーん」とかの効果音や身振り手振りを交えながら、夢中で話している様子を思い起こさせます。
今も演劇をなさっていて舞台に立つという飯野さん、山道を学校へ通う途中も、ひとり芝居をしながら歩いていたのだとか。
きっとその頃も、こんな感じだったのかな。などと想像してしまいました。
福生の米軍ハウスで過ごしていた頃、あの大瀧詠一さんがご近所だったという驚き(そして笑い)のエピソード。映画を撮っていた時のお話がもうノリノリで、「このままだと話が最後までいかないから」と先生が突っ込む場面もありました。
もちろん、ご自身の作品や制作についてのお話もありました。
デビューなさった頃の絵から、今の絵への変化。
それとともに、西洋風のファンタジーから、日本のファンタジーへと変化していったこと。個人的には、あの絵が透明水彩で描かれているというのが驚きでした。
自由闊達なイメージのある飯野さんの画風ですが、しっかり実物や資料を見て描かれていることに、背筋が伸びる思いをしました。「ヤギの歯を見て他の仕事で 描いたキリンの絵の間違いに気付き、印刷を止めて直した」というエピソードに、プロとしての責任感を感じました。それで初めてガッシュを使った、というオ チ?にはちょっと意表を突かれましたが・・・
「自分の中にたまっているものあるでしょう?それを絵本でもイラストでも、形にしたらいいと思うよ」といったことを飯野さんが言われ、それがとても胸に響きました。
目先の課題に追われがちだけど、もっともっと自分の中にあるものを引き出していくような、制作ができたら。そう思いました。
我らが峰岸先生も、かなりお話好きな方だと思うのですが、この日はすっかり飯野さんペースでした。最後に行われた、MJ生の皆勤賞の表彰式。
ここで、気になっていたあの楽器=手作りの三線が登場し、BGMを奏でます。なんともうらやましいです。
最初から最後まで、飯野さんの魅力にすっかり夢中になりつつ、笑いあふれる楽しい授業でした。
飯野さん、本当にありがとうございました!
山下晶代(16期・Aクラス)
合同授業今回も又、満員御礼!まったく打ち合わせ無しで、ぼくが聞き役になり話が始まる。
画期的絵本「知らざあ言って聞かせやしょう」の解説をする飯野氏。
福生の米軍ハウス時代、長年、真向かいに住んでいた大滝詠一との思い出話を語る飯野氏。
講義後、大分遅ればせながら16期までの皆勤賞、精勤賞の授賞式が行われた。横で飯野氏が持参のカンカラ三線でBGMを入れてくれた。打ち合わせしていたわけじゃないのに何故カンカラ三線を持参して来たんだろう?時間が余ったらなんかやろうとしてたな・・・。
合同授業の何日か前にはブルースのライブをやったが、今度は本職の絵本の原画展。
透明水彩重ね塗りの妙技を是非見に行ってみよう!
初日17:00より 朗読会を予定 定員30名 先着順 入場無料
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ぼくも聞くまで知らなかったが、あのエネルギッシュな色彩が透明水彩の重ね塗りで仕上がっているとは驚いた。
生徒には、透明水彩で描くと淡い色調で(が必ずしも悪いわけではないが)いかにも水彩画っぽくなり、現代的な新しいイラストレーションには適さない画材だなどとよく言っていたが、ぼくの認識不足だった。
でも、あの技術は一朝一夕では修得できない・・・というより、飯野和好が編み出した独特の手法だと思う。
描く世界も以前の西欧的なものより「ねぎぼうずのあさたろう」に代表されるような日本的なものが多くなったが、それにしても「知らざあ言って聞かせやしょう」は、画期的。
歌舞伎で有名な弁天小僧菊之助が主人公だが、弁天小増というのは、元稚児(男色家の相手を
する少年)で手癖も悪く、白波5人男という盗賊の一味になるわけですね。
そんなワルが主人公の話を絵本にしちゃう飯野和好はエライが、そんな本を出すほるぷ出版もエライ。自動図書の範疇の本なのに美人局(つつもたせ)なんか出てきちゃうもんね。とにかく絵に迫力があってスゴイ絵本だ。
2次会にもつき合ってくれたどころか、その後、生徒7,8人とぼくも混じり、朝4時過ぎまで、新宿ゴールデン街でゴールデンに飲み明かした。
安西水丸さん(自称イラストレーター1の酒飲み)が脳溢血で倒れたのは、その次の日だった。亡くなったのは2日後の19日。とてもショックだった。合掌。
水丸さんは享年71だったが、ぼくも飯野くんもトシは近い、酒、自重しないとね・・・。
峰岸達
今期最後の飯野さんの合同授業 楽しみにしていたのに行けなくなり 山下さんの冒頭文 先生の文を読みながら 残念残念と悔やんでいます。何時もの着物姿での楽しそうなお話し!聞きたかった..!次回は是非行きます!のでよろしくお願いします。
とても興味深い授業でした。古き良きセツ時代の楽しい人間模様な話、誘われて行った海外でのワークショップが転機となり、人物の眼に瞳が入った話、それまで堀内誠一さんには見出されても、他では仲々売れず、地道に売込みに行き苦労されたこと、福生での隣家が、まさかの大滝詠一さん宅だったこと、無邪気、闊達な絵本の読み聞かせや、映画グリーンブラッドを何としても観たいなぁ、と思ったことなど、とどまることなく面白い話の連続でした。貴重時間をありがとうございました。
飯野さん、楽しくてためになる授業をありがとうございました。
メモを読み返してときどき思い返しています。
峰岸先生との仲良しなやりとりも、あたたかくて素敵だなと思いました。
とても楽しみにしていた合同授業、飯野さん 最後まで楽しいお話をありがとうございました。
幼少期のお話、画材のお話、画風の変化のお話… どれもとても興味深かったです
何枚か塗っておいて、調子のいいときに色の修正をするというお話、なるほどと思いました
親睦会でも楽しいお話(とサイン)ありがとうございました
ぴゅるるるるる あさたろうこれからも読み聞かせます
山下さんの冒頭文、楽しく読ませていただきました。楽しい合同授業の情景が浮かんできて、少しだけ参加させてもらっているような気分を味わえました。わかりやすく書いてくださってありがとうございます^^
飯野さん、たくさん資料を持ってきてくださって、さぞかし重たかったでしょうね。(三味線まで!)
MJ生のことを考えて、あれこれご用意いただいて「大切に思われているのだなぁ」と嬉しくなりました。
安西水丸さんのニュース、私もうかがって(お会いしたことないのですが)とてもショックでした…。
ご冥福をお祈りします。
飯野さん、ありがとうございました!
とても和やかで、笑がたくさんあって、仲良しならではの先生へのツッコミも痛快で、こちらはもう、笑ったり、笑ったり。
でも、情熱ももちろんビシビシ伝わってきました。
ガッシュを使わざるを得なかったエピソードがとても面白かったです。
展示もとてもたのしみです!
水丸さんの訃報、とてもショックでした。飯野さんも、先生もまだまだお元気な姿が印象的ですが、やはりとても心配になりました。お身体をお大事にして下さい!
ゴールデン街組みの吉泉ゆう子です。
先日は朝までおつきあいをありがとうございました。
そして貴重なお話をたくさんありがとうございました!
軽快な面白いトークの中にまざる真面目な制作や絵の見方などのお話。
目からウロコも多く、とても勉強になりました。
飯野さんの絵から感じる不思議なパワーは先生ご自身から
溢れる魅力とエネルギーだと実感いたしました。
あらためてますます飯野さんの絵が好きになりました。
本当に、長時間ありがとうございました。またの機会を楽しみにしています。
飯野さんも峰岸先生もお身体大切にしてずっと私たちに指導を御願い致します!!
イラストレーションのことや、それ以上のこと、とても心に残る授業でした。
飯野さんのパワーを分けて頂けたような気がしました!
カンカラ三味線の演奏と皆勤賞の表彰・・最高でした。とっても嬉しかったです!!
貴重な時間をありがとうございました。
ゴールデン街組のちぎらです。飯野さん、本当に魅力的なお話の数々、ありがとうございました!
飯野さんの自由で、楽しませたい!が溢れたサービス精神に思う存分溺れさせていただきました。
峰岸先生とも一緒に朝まで飲めて、なんだか幸せな時間でした。(連絡なし朝帰りで旦那には怒られました 笑)
私も誰かを楽しませる事が出来る人に、イラストレーターに、なりたいです。
安西水丸さんの訃報には本当に驚きました。なんだか信じられません。
飯野さんも先生も、本当体大事にしてくだいさい!
飯野和好様
懇親会での、吸い込まれてしまいそうな怪しいお話の続きをもっと伺いたかったです。
「朝までコース」があったとは…
昨日、Pinpointギャラリーへ伺いました。
原画を拝見して、何て綺麗な色なんだろうと思いました。
また、馬の顔がアップになっている絵や、上からのアングルの絵に迫力がありました。
上野科博も楽しみにしております。
峰岸達先生、このような場を設けて下さって、ありがとうございました。
山下晶代さん、忘れてしまいがちなことを冒頭文にして下さって、ありがとうございました。
飯野先生、合同授業ありがとうございました。
セブ島で女の子の目を描いたことから、今までの洋物の画風から日本物に変化できたこと、秩父で生活が先生の絵のおおもとになっていること・・・が特に印象的でした。
「児雷也」にサインと絵をありがとうございました。太郎がほんとうに可愛いです!
「月見草の花嫁」原画展、拝見してまいりました。深く清らかな絵で、とても静かな心地になりました。
藍や紫、白が織りなす風景もとてもきれいでした。
峰岸先生、ありがとうございました。
山下さん、ありがとうございました。いろいろ思い出しました。
飯野さん、合同授業どうもありがとうございました。授業の間中笑いっぱなしでした。けれども、たのしいだけではなく、興味深いお話をたくさん伺えて本当に勉強になりました。飯野さんの伴奏の中皆勤賞の賞状と似顔絵をいただけたのはとてもうれしかったです。どうもありがとうございました!
飯野さん、とても楽しいお話をありがとうございました!とても勉強になりました。(当日はカメラ係だったのですが、本当はカメラを置いて、じっくりとお話を堪能したかったです笑)また皆さん書いてらっしゃいますが、まさか透明水彩だったとは。。。本当に驚きです!いつかまた楽しいお話を聞かせて下さいませ。ライブもまた遊びにうかがいまーす☆
飯野さん、合同授業ありがとうございました!
飯野さんのお話はいつ聞いても楽しいですが、それだけでない奥深さも感じました。
飯野さん、ありがとうございました!
イラストレーションにブルースハープにカンカラ三線、
どれもが飯野さんらしくお茶目で、セクシーで素敵だなあとおもいました。
朝まで尽きることのないエネルギーはどこからくるのでしょう・・
先生とのやりとりも、最高でした。
貴重な機会をありがとうございました。
飯野さんの合同授業に参加できなくてとっても残念でした。
前回の合同授業ではパフォーマンスもあったりで、楽しくためになる授業でした。
皆のコメントを読んでいると、今回はご自身の作品や制作についてのお話があったとか。
聞きたかったです・・・
飯野さんの個性的な魅力に触れたかったです。残念でした!
飯野さんのお話は、経験からくる貴重なもので、
昔のことから今のことまでを語ってくれるお姿に感激しました!
絵本作家の先生の今後の活動、いつも応援しています。
新作の「月見草の花嫁」の原画展行ってみたいと思います。
ありがとうございました☆
子供が小学生の頃、読み聞かせのボランティアで、飯野さんの本をたくさん読ませていただきました。その中でも「あのとき好きになったよ」は何回読んでも泣きそうになるほど、子供だった頃の感性が揺さぶられる大好きな一冊です。今回合同授業に出席できずとっても残念でしたが、山下さんの冒頭文で、飯野さんのお人柄や、先生との親密度や会場の臨場感を感じることが出来ました。
印刷を止めてまで絵を修正されたという、プロとしてとても大切なお話や、「自分の中にたまったものあるでしょう?それを形にしたらいいと思うよ」というメッセージ、読んだだけでじーんと来てしまいました。これからも飯野さんの作品を楽しみにしております!是非また合同授業にいらして下さい!
飯野先生、楽しい時間をどうもありがとうございました。
先生自身、とても自由におしゃべりを楽しみながら
どんどんみんなを明るく愉快な気分に誘い込む様子、
自分も笑いながら、よい大人としてのお手本にしたい思いでした。
制作や活動でつい考え込んでしまった時にはふと思い出したいです。
手元に置かれたハンドメイド三線…何が始まるのかずっと
気になったまま、終わりの時間を迎えましたが…
またいつかの機会を楽しみにしております!
飯野さん、魅力的なお話をたくさんありがとうございました。
何事にも楽しんでいくような雰囲気や濃い人たちとの出会い、笑いの合間にはっとするような言葉を伝えてくださって、とても楽しい時間でした。
飯野さんの表現する力もですが、飯野さんの中にあるものの濃さがまずすごいのだと感じました。
私も絵本をやりたいと思っているのですが、まず自分の中身を濃くしていきべきなのじゃないかと思いました。
私も頑張りたいと思います。
飯野さん、興味深いお話をたくさん、本当にありがとうございました。
ご自身がとても魅力的で、絵本にもその世界観が出ていて、
だから引き込まれるのだなあという気がしました。
授業で透明水彩と聞いてびっくりしましたが、
「月見草の花嫁」原画を見ると納得。丁寧に塗り重ねられた青や紫がとてもきれいでした。
いろんなアングルから描かれているのもすごいなぁ・・とじっくり拝見しました。