<挿絵>1月6日・Aクラス 29


新年明けましておめでとうございます。2016年初の冒頭文を担当させていただきます、19期新入生の吉田孔です。
よろしくお願いします。
年明け最初の課題は”挿絵”でした。各生徒それぞれ自由に選んだ小説の場面を挿絵として表現するという課題です。
想像していたよりずーと難しかったです。
特に今回の課題はカラーなしの白黒にて作成という事で、僕のいるクラスの生徒さん達は普段の課題においてみなカラーを使用した素晴らしい作品を製作する方が多く、白黒の作品を拝見させてもらったのは初めてでした。
ですがみなさんの作品はとても表現力豊かで一人ひとりの挿絵を見るとその小説を読んでいなくても場面の空気を想像でき勝手に”この小説はたぶんこんなストーリーなのだろうなあ~”と想像して楽しんでいました。
僕はいままでカラーの作品を制作したことがなく、白黒の精密画ばっかり描いていました。
なのでMJイラストレーションズに入って今回で3回目の課題ですがいまだに絵の人物やオブジェクトを細かく描こうとしてしまっています。
そのたびに峰岸先生から”あまり顔や服の皺などを細かく描かないように”と注意されます。
今回も中途半端に人間の顔や服を細かく描いてしまいました。そして他の生徒さんたちの作品を拝見して思ったのは自分の絵は人間や服などを細かく描こうとするあまり絵が複雑になってしまい逆に絵に迫力がなく表現力が弱くなってしまっているということにきずきました。
とても勉強になりました。
次回の課題は”装画”です。挿絵で取り上げた本のブックカバー製作ということで楽しみであり少し緊張しますが頑張ります!みなさんも寒いのでお体に気をつけて頑張りましょう!
それでは今年もよろしくお願い致します!

 

 

 katokayoko    
加藤佳代子(1期) 潮騒はるか/葉室麟

 

oonohiromi2 

 

oonohiromi1
大野博美(6期) 夏の葬列/山川方夫

 

hakamadashoko
袴田章子(9期) 静物画/柳美里

 

KyougokuAya-1
京極あや(11期) 小屋のある屋上/川上弘美

 

chigiraharuna
ちぎらはるな(12期) 薬菜飯店/筒井康隆

 

sakamotominako
坂元美奈子(15期) 薬指の標本/小川洋子

 

shinyayuko1

 

shinyayuko2
しんやゆうこ(16期) 青い鳥/メーテルリンク

 

HashimotoJunko
橋本純子(16期) ブランケット・キャッツ/重松清

 

haratomoko
原倫子(16期) 停電の夜に/ジュンパ・ラヒリ

 

yamashitaakiyo
山下 晶代(16期) レバノン杉の枝の上には/梨木香歩

 

kanomatakousuke_01

 

kanomatakousuke_02
鹿又広祐(17期) 消える/川上弘美

 

shinomiyaai
四宮愛
(18期) おせっかい(サキ短編集より)/サキ

 


石崎静香(19期) 陰陽師/夢枕獏

 

kageeiko
鹿毛英子(19期) 円卓/西加奈子

 

masakomuramatsu1

 

masakomuramatsu2
村松真砂子(19期) 桜島/梅崎春生

 

以下振替

 

matsumotoyui
松本悠似(19期・B) 炎上する君/西加奈子

 


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29 thoughts on “<挿絵>1月6日・Aクラス

  • Reply
    しんやゆうこ

    コメント1番(・∀・) ひとくちにモノクロといっても、カラーの絵をグレー変換したみたいに濃淡で描く人も、線とベタで描く人もいて、それぞれのモノクロ世界があるのですね。
    自分のモノクロ絵は濃淡派ですが、今度、線とベタの絵に挑戦してみたいと思いました。

  • Reply
    鹿又

    しんやさんのピックアップではなかったオーバーオールの犬が好きすぎます。丁寧で優しくて笑える。
    村松さんの線、素敵です。先生の言うとおり鈴木信太郎みたい。センスのいい野暮ったさがいいす。

    • Reply
      村松真砂子

      鹿又さん、どうもありがとう!鈴木信太郎なんて、超うれしいけど照れるわ〜。頑張ります。

  • Reply
    あかださきこ

    この日の授業は展示があり残念ながら参加できなかったので、みなさんの作品が見れてうれしいです!
    モノクロって想像力を掻き立てて面白いですね。
    この物語はどんなのだろう?読んでみたい!と思わせる、すてきな絵がたくさんですね!

    加藤さんの、安心して見れる落ち着きというか、技術力が流石だなぁと思いました!
    大野さんの、一瞬を捉えたような雰囲気のある作品、お話を読んでみたいです。
    京極さんの、白黒のコントラストが際立っていて、美しい画ですね!二人の視線の流れる感じとかも好きです。
    鹿又さんの、、、、とにかく好きです!カラーも素敵ですけど、白黒もいいですね!鹿又さんフィルターで世界を覗いてみたい、、、
    四宮さん、一瞬で目が絵に留まり、ハッとさせられました。
    石崎さん、ただ桜が描かれているだけなのに、時代感とか、空気の緊張感とか伝わってきてすごいです!

    来週「装画」は参加しますので、よろしくお願いします!

    • Reply
      石崎 静香

      コメントありがとうございます。
      あかださん前回渋い作品を選んでいて今回もどんな作品で描くか楽しみだったのでお休み残念でした。

    • Reply
      四宮 愛

      あかださん、先日は展示会お疲れ様でした〜。
      とっても気になっていたのに行けずじまいでごめんなさい。次回は是非お伺いしたいです
      ><
      課題への嬉しいお言葉、ありがとうございました!

    • Reply
      加藤佳代子

      あかださん、コメントありがとう!お礼が遅くなってごめんなさい。
      安心して見られる落ち着きと言って頂きましたが、
      自分では面白みに欠けて最近ちょっとマンネリ気味だなと思うことが多いです・・反省。

  • Reply
    加藤佳代子

    挿絵は何回描いても難しい課題です。
    モノクロで描くといっても、しんやさんが言われるように描き方が様々だからというのもあります。
    自分はグレーの中間色を使いがちで複雑になってしまうのを何とか出来ないかと思い、普段は使わない黒を使ってみました。
    くっきりして作業も早かったのですが単調な分、妙なリアル感が出てしまいました。
    反省・・また試行錯誤で地道に練習します。

    大野さんはとても達者でこのまま月刊誌に載ってもいいのにと思います。売り込み頑張ってー!
    袴田さんの挿絵は雰囲気ありますね。シンプルなのに物語を感じます。

  • Reply
    山下晶代

    今回も、みなさんどんなお話を描いたのだろう?と想像ふくらむ作品揃いでした。
    その中で、みんな知ってるお話を描いたしんやさんの直球ぶり。イメージのふくらませ方なんかもうまいなーと見入っておりました。
    鹿又さんはすごいシュールなことになってきて、どこへ行くのか超楽しみです。
    自分はというと、ついグレーに頼ってぼんやりした画面になってしまい、並べた時にしまったと思いました。
    先生の「白と黒だけで描くのは難しい、グレーを一色入れると途端に楽になる」といったお話がありましたが、すごくヒントになりました。次はそんな手順で描いてみようと描いてみようと思いました。

  • Reply
    京極

    あかださん、コメントありがとー。展示、お疲れ様でした!

    しんやさんのすごい好き。なんでみんな知ってる物語をここまで自分の色に染めて迫力ある絵にできるのか・・・。
    鹿又君の、見ててじわじわくるねー。面白い。

  • Reply
    大野博美

    加藤さん、あかださん、ありがとうございます。
    描く時に検索したら、教科書に載ってたりする意外と有名な作品みたいです。創元推理文庫の短編集で最近読みました。

    私もグレー使わずに白と黒できっぱりと描いてみたかったんですが、難しいですね。

    鹿又さんの、ほんとにじわじわ面白くて、すごく気になりました。
    モノクロになったことで形の魅力がぐいっと出てきた気がします。
    鹿毛さんの白黒の線もいいなと思いました。うさぎの表情も面白いです。
    村松さん、うまいなあ。ほどよく渋くて愛嬌もあって魅力のある絵だと思います。

  • Reply
    袴田章子

    加藤さんありがとうございます。
    私は人物になったらぼてっと感が出てきて、その調整がまだつかめていないのですが
    イラストレーションの醍醐味だと思って練習中です。グレーの使い方も本当に重要ですね。。
    鹿又さんのは、みんなが心つかまれた瞬間がありましたよね。すごいんだけど、なんか笑顔が出ちゃう
    こんな力の具合ってなかなか出せないなと。
    石崎さんもステキでした。光をとても感じました。

  • Reply
    石橋 澄

    うわー、しんやさんの、すごくいいですね!!
    四宮さんの男性、好みです!
    白黒は私は好きなのに苦手です。皆さんの線やテクスチャが、勉強になります!!

    • Reply
      四宮 愛

      石橋さん
      好みと言って頂いて、なんだか身内を褒められたような嬉しさと照れがあります笑!
      ありがとうございます。

      コメントを頂き、本当に励みになります。

  • Reply
    夏秋妥世

    原さん、カノくん、松本さんの作品は、
    小説を読みたくなる、なんか、引っ張る力がありました。カノ 2点アップだね。うむ!

  • Reply
    原 倫子

    装画の授業も終って今更な感じですが、2点ピックアップの人はみんな良くて、納得の結果だなあと思っていました。

    しんやさんの作品がすごく素敵で印象深いです。「青い鳥」って、鳥と子供2人と鳥かごしか出てこない話だとおもってたので、改めてお話を、しんやさんの挿絵で、読んでみたいものです。

    • Reply
      しんやゆうこ

      原さん、コメントありがとうございます。
      絵本などでおなじみの「青い鳥」ですが、原作(戯曲)を読んだら大人向けのお芝居でした。6幕12場あります。今回は絵本の「青い鳥」にもあった場面を描きました。
      生まれる前の子供達が住む「未来の国」があって、みんな何かを持って生まれるのですが、何かは、人の役に立つ能力でも、愛や優しさ、病気、罪でも「何でもいいんだよ」と子供の1人が主人公たちに説明するところがあります。選ぶものが「何でもいい」って面白いなーと思ったのでした。(感想文になっちゃった)