今回冒頭文を担当します18期の石崎静香です。よろしくお願いし
まだまだ暑い日が続いています。
本日の先生の装いは白い帽子、藍色に近い紺色のポロシャツ、
授業の途中でゴキブリが先生の後ろの棚や椅子の下に姿をあらわし
夏休み明け最初の授業、今回の課題は”挿絵”。
みなさんそれぞれ選んだ本の作品が様々で、
絵が並んだ時にパッ見ただけで“自分も知っているあの本だ”
全体的に先生のコメントはやや厳しめでしたが、
講評の中で挙げられた主なポイント
l 挿絵の授業の時は本を持ってくること
<挿絵について>
l 挿絵は装画やカットよりも難しい。
装画はイメージでも描けるが、挿絵は内容に合わせる必要がある。
l 新聞小説もカットではなく挿絵になる。
量が多いことも大変だけど、
l はがきサイズは挿絵にするには小さい。
シーンを描くのでカットより大きめに。
l 心理描写を絵にすることは難しい。
抽象的な描写にするよりも、
l 純文学はエンターテインメント的な作品よりも絵にしにくい。
主人公をどこまで描くかが問題。
純文学の場合は具体的に描かずに主人公を象徴する物を描くという
<イラストレーションについて>
l イラストレーションはわかりやすく。
描いているものを“何?”って思わせない。
説明しないとわからないのではいけない。
l きちんと確認して描く
男性のスーツ・学生帽・
<白黒作品の描き方について>(
l ムラが無いようにするならアクリルガッシュを使うとよい。
ムラを活かしたい場合や厚塗りにする場合はアクリル。
l グレーの色画用紙を使う場合は特に全体をグレートーンにしない方
白を所々アクセントとして使う方が僕好み。
<その他>
l 個性は奇をてらわなくても出てくるもの。
l 方眼紙は建物を描く時に便利。
l 赤ん坊とおじさんって似てるね。
次回はAクラスも日曜日。日程表では“実技”
今日みなさんが選んだ本の装画を見られるのは次々回になりますが
明日館の庭では天体観測をしている人がいたり、
キムラキコ(10期)クリアリー家からの手紙/コニー・ウィリス
徳重千里(12期)So be it./Sarah Weeks(サラ ウィークス)
石橋澄(15期)ロボット(R.U.R.)/カレル・チャペック
やまもとようこ(15期)ロボット(R.U.R.)/カレル・チャペック
サカガミタケシ(17期)ロボット(R.U.R.)/カレル・チャペック
山﨑彩(19期)優しい言葉 パンとスープとネコ日和/群ようこ
山瀬尚子(19期)キャッチャー・イン・ザ・ライ/JDサリンジャー
以下振替。
石崎さん、わかりやすいまとめありがとうごさいます。
本題からずれますが、” l ”の見出し、見やすいですね!参考にします。
キムラさん、濃淡の振り分けかたや構図がとても参考になります。
徳重さん、原画の印象はもう少しふんわりしていましたが
シーンにもマッチしていてとてもよかったです。
色紙を置いたり、塗ったりするとどうなんでしょう?
長田さん、新しい描き方(?)もグラデがきれいで良いですね。
ありがとうございます!
そうなんです、
素材の感じが出ても良いかなあ
と思っていた所でした。
今度は、余裕をもって試してみま~す。
いしざきさんの二人、三浦さんの二人、まったく異なる空気ですが・・・それぞれ、いいなあと思いました。
金子なぎささんの原画、おしゃれで素敵でした。
石崎さん、ありがとうございます。
わりやすいです。
キコさん、山のにおいがしてきそうです。
橋本さん、窓の向こうの、人が気になる。
ロボットつづきで凄いですね❗
須貝さんの作品、好きです、こういう感じの。
東さん、右の女の子に愛着を感じます。
小泉さん、暖かさとハサミのシャープなところ、面白いです。
清沢さん、あずき、いいですね。
皆さま、素敵な作品ばかり…
ありがとうございます!
右の子、実は、、人間に化けている蛇です。
「挿絵」は本選びの段階から非常に悩む課題です。
自分の画風と本との相性、授業中先生がおっしゃった「場面」を描くか「シンボリックなもの」を描くかの選択。大好きな小説だったので楽しくもあり苦しくもありだったのですが、ミステリー小説を選んでみて色々と考えさせられるものがあり勉強になりました。
皆さんの課題作品では、同じ小説「ロボット」を石橋さん、やまもとさん、サカガミさんが描いていてそれぞれの表現が面白かったです。
アコルさんの時間泥棒の男達、時間を煙に巻く雰囲気が出ていて惹かれました。表情も好きです。
清沢さんの小豆の絵、美味しい餡子になるのはまちがいない!と語りかけてきます。
次の装画も皆さんの作品が楽しみです!
橋本さん、てへへな感じです^^。
挿絵はどんな本を選ぶか、いつも悩みますが、
橋本さんの「日の名残り」、本当にぴったり。素敵ですね!
石橋さんの構図いいですねー!映画のワンシーンみたい。
アコルさんの『モモ』も煙の表現がおもしろいな、と思いました。
杉目さんの作品も雰囲気あってステキですねえ。読んでみたくなりました。
サカガミさん、徳重さん、コメントありがとうございます。
グレー使いすぎなんだよな……と自覚しつつ、チューブのグレーの他に、自分で混色したグレーを容器に入れストックしてたこともありました……。
挿絵は難しい課題です。説明しすぎもどうかと思うし、外れすぎても。。
それを自分の絵にしながら、文章と程よい距離感にするのは大変です><
澄さん、この絵ざっと描いたーって言ってましたがとってもいいと思いました。
なんかグラフィカルでおしゃれな感じもします!
やまもとさん、須貝さん、モチーフを幾何学模様みたい捉えてて面白いっす。黒も効いてます!
こういうのもアリですね~ メモメモ