元・トビラ絵について 38


課題が「雑誌の表紙」ということで、実際にイラストレーションが表紙に起用されている雑誌に挑戦したいと思い、児童文学雑誌「飛ぶ教室」のイメージで制作しました。
描くにあたり、「少年と冒険」という特集を勝手に想定。
男の子が冒険物語に夢中になっている姿と読んでいる本の世界が目の前に広がっていくような様子を絵にしたつもりです。
子どもって変な格好で本を読むんだよな。どんなポーズにしよう?
読んでいる本は何に?床には飛行機か船のおもちゃ?それとも本?
ふたつの世界をどう組み合わせれば自然に見えるかな?
などなど、ここ最近の課題の中ではわりと細かい設定まで悩んで完成した絵になりました。
トビラ絵に選んでいただき、とにかくびっくり。そして大変嬉しかったです。
ありがとうございました!

余談:少年が読んでいる本は「十五少年漂流記」や「海底2万マイル」が有名なジュール・ヴェルヌの「神秘の島」という設定です。海底2万マイルの続編です。
この夏、冒険したい方はぜひご一読を。

大学時代の所属サークルは児童文学研究会だった22期B・藤安初枝でした。

 

 

 


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

38 thoughts on “元・トビラ絵について

  • Reply
    えだかのん

    藤安さん、扉絵、おめでとうございます!コメントを読んで、藤安さんの頭の中をのぞき見した気分になりました^_^あの緻密な絵は、こうやって生まれていたのですね!空気感が、すごく伝わってきます!

    • Reply
      藤安初枝

      えださん、コメントいただきありがとうございます!
      頭の中、あれこれ考えてばかりで…。それを手からどんどん出せればいいんですが、なかなか難しいですね~。

  • Reply
    藤安初枝

    峰岸先生、うめもとさん、掲載ありがとうございました。
    サイトを開いたら自分の絵があって、なんだかじわっと汗が出ました。
    そして、もっとこうすればよかったかなという点が次々見えてきたり。
    こういった経験も含めて、色々と勉強させていただいて、ありがとうございます!

  • Reply
    前田なんとか

    はっちゃん扉絵おめでと〜☆
    真っ先にコメント残そうと思ってたのに、えだかのんに先を越された〜!
    所属サークル児童文学研究会だったのね!はっちゃんの描く少年少女がいつも知的なのはそこかしら。
    雑誌の特集が「少年と冒険」というだけあってザワザワした海とかなんか綺麗な色の空飛ぶ乗り物とこか、じんわりと壮大な冒険を頭の中に繰り広げている感じがはっちゃんの細密な描き込みで表現されていて、いつまでも見ていられる作品でした。こういう表紙に出会うと処分できなくっていつまでも家に置いてしまう雑誌になるんだよね〜。お見事!

    • Reply
      藤安初枝

      なんとかさん、ありがとう!
      読むばかりで何も書かない児童文学研究会員でした~。
      空飛ぶ乗り物は壊れた気球なんだけど、もっと小さくないと島のサイズとのバランスおかしいなと掲載されてから思った…。

  • Reply
    正一

    はじめまして。
    いい絵ですね。惹かれました。
    子供のころの夏の午后を思い出しました。

    • Reply
      藤安初枝

      正一さん、はじめまして。コメントいただきありがとうございます。
      まさしく夏の午後のイメージで描いたのでそう感じていただけて嬉しいです!

  • Reply
    邦子

    初枝さん、扉絵おめでとうございます!
    冒険譚にのめり込んでいる様が伝わってくる、どこか凛々しい表情の少年。
    魅力的な作品ですね。

    • Reply
      藤安初枝

      邦子さん、ありがとうございます!
      少年、なんでもすぐその気になって読みますものね。凛々しく見えてよかったです。

  • Reply
    小菅葉子

    トビラ絵、おめでとうございます♪

    ソファで読んでいて、心は読んでいる本の冒険に向けているのが伝わるイラストレーションですね〜
    繊細な色使いと線の感じも素敵!です。

    • Reply
      藤安初枝

      小菅さん、ありがとう!
      ざっくりとした塗りに憧れつつも、なんだかついチマチマと線を入れてしまうのですが、それが結局持ち味なのかなあと思い始めたこのごろです。

  • Reply
    平塚じーろ

    藤安さん、トビラ絵おめでとうござきます!
    そして、「飛ぶ教室」という雑誌を初めて知りました!奥が深い、雑誌界隈。

    藤安さんの絵はいつも透明感があって素敵なんですが、今回はさらに瑞々しさと優しい色使いが好きです。

    原画で見たかった!

    • Reply
      藤安初枝

      じーろさん、ありがとう!
      「飛ぶ教室」は自分の中で超メジャーだったのですが、月刊誌ではないし、書店ではあまり見かけないかもしれませんね~。
      夏なので、涼しく瑞々しく、と意識してみたので伝わって嬉しいです。

  • Reply
    出口えり

    藤安さん!トビラ絵おめでとうございます! 
    子供は変な格好で本読む、はさすが二児の母目線!観察力がすごいです!そして、このポーズとても覚えがあります。私はこのポーズしたまま後ろのクッションに倒れる派だったなーとか懐かしくなりました。
    一心不乱に読んでる表情もとても素敵です!

    • Reply
      藤安初枝

      出口さん、ありがとう!
      この姿勢やってましたか~。
      これはまだマシな方で、時にはソファからさかさまにひっくり返って床に置いた本を読んでいたりする、男子…。
      子どものころをちょっと思い出せるような絵になれて嬉しいです。

  • Reply
    いしざきなおこ

    はっちゃん、扉絵おめでとう〜!
    このブログを開いて目に飛び込んできた絵、
    もしかしてはっちゃんのかな?と思ったら正解だったので、わたしもなんだか嬉しいです。
    繊細で暖かみのある絵だなーと思いました。
    脚を肘掛にひっかけるの、わたしもやってたかも‥‥

    藤安さんと同窓生で茶道部の幽霊部員だった(半年で退部)4期いしざきより。

    • Reply
      藤安初枝

      なおちゃん、当ててもらえた上にコメントまでありがとう!
      茶道部だったとは初耳。
      ゆるっと描くのに憧れながらも、気づくと真面目に繊細になってしまうのよね~。
      この姿勢はきっと子どもあるあるなのです!

  • Reply
    もとざわひろみ

    藤安さん、トビラ絵おめでとうございます!
    サイトを開いて一目で藤安さんだ!と分かりました。
    読んでいる世界が広がっていく情景がとても自然で引き込まれました。
    男の子のポーズに関しても、目の付け所がさすがです!

    • Reply
      藤安初枝

      もとざわさん、ありがとうございます!当ててもらえてうれしい。
      読んでいる世界と現実世界、どう組み合わせようか悩んだところなので、自然に見えてよかったです。

  • Reply
    森 きなこ

    ふじやすさん、扉絵おめでとうございます〜!
    原画も素敵でしたがサイト開いてもまた素敵!やはり繊細でキレイです。。そして夢中になっているのが伝わってきて、この子楽しそうだなあとニヤリしました。まさにこんな読み方してましたね、読み方第3段階くらいの時!

    • Reply
      藤安初枝

      きなこちゃん、ありがとう!
      ここにもこのポーズを取っていた子が。
      そうそう、読みながら姿勢が変わっていって最後とんでもない格好になっていたりするのよね。
      男の子の表情がおとなしすぎたかなと思ったけど、楽しそうに見えたのならよかった~。

  • Reply
    杉能みお

    藤安さん、トビラ絵おめでとうございます!
    少年の座り方や表情など、実際の様子が目に浮かびます。
    課題作品に載っているのも含めて、人物の描き方がリアル過ぎず主張し過ぎず良い雰囲気で素敵だなー。

    • Reply
      藤安初枝

      杉能さん、ありがとうございます!
      人物の描き方はまだまだ模索中で、今回はどちらも横顔だったので何となくそれなりにおさまったのかもしれません。
      ついつい写実的になっていくのですよね…。

  • Reply
    菅原さこ

    藤安初枝さん、扉絵おめでとうございます!

    海と空の透明感が涼しげでとても素敵ですね。
    こんな夏休みを過ごしたい。
    児童文学の世界は脳内でこんな風に色々な場所や国にあっという間に連れて行ってくれたことを思い出しました。

    私もどこかで原画を見てみたいです!

    • Reply
      藤安初枝

      菅原さん、ありがとうございます!
      脳内旅行は、児童文学はじめ読書の醍醐味のひとつですよね。
      夏休みっぽさが伝わったのなら嬉しいです。

  • Reply
    橋本裕子

    物語の世界に入り込んで周りの音が聞こえなくなっている少年、敗れた気球、波がしら・・・いいですねえ・・・
    子供時代の永遠に続くような時間を思い出しました。

    • Reply
      藤安初枝

      橋本さん、ありがとうございます!
      「子供時代の永遠に続くような時間」という表現にグッときました。
      そうそう、そうなんですよねえ。子どもの頃って1日1日が長かったような気がします。
      橋本さんの少女時代、きっといい時間が流れていたのだろうなと女学生シリーズなどを見るたびに思います。

  • Reply
    鈴木実千代

    藤安さん、トビラ絵おめでとうございます。少年が本を読んでる現実の景色の向こうに、本の中の世界が描かれてて素敵ですね。
    藤安さんの絵には透明感、繊細さ、ヒンヤリするような美しさを感じてたけど、今回少年の姿にほのぼのした優しさまで加わった感じ!
    詳しいコメントも、どうやってこの絵が生まれたかが分かって嬉しいです。

    • Reply
      藤安初枝

      実千代さん、ありがとうございます!
      自分の絵をなかなか客観的に見られないので、「透明感、繊細さ、ヒンヤリするような美しさ」を感じるというコメント、大変参考になりました!
      そのあたり、意識して描いてみようと思います。

  • Reply
    増田恵

    藤安さん

    サイトを開けた瞬間爽やかな風が吹き抜けていきましたー!
    藤安さんの絵はいつも重厚で静謐さを感じますー!
    冒険いってこようかなー♪

    • Reply
      藤安初枝

      増田さん、ありがとうございます!
      重厚、静謐…なんだか恐れ多いです~。
      ぜひ冒険行ってみてください!

  • Reply
    長光雅世

    藤安さん、とってもきれい!
    こんなに細かく設定があったのですね!素敵です!

    • Reply
      藤安初枝

      長光さん、ありがとうございます!
      絵にするときにキーワードを書き出したりしていて、それが今回は細かい設定につながっていった気がします。

  • Reply
    ミヨシ

    藤安さん、トビラ絵おめでとう〜!
    藤安さんの絵にはいつも清涼感と儚さと希望を感じてます。
    この時期にこのトビラ絵、夏休み読書の雰囲気ありますね〜
    児童文学研究会!なるほどーこの辺が藤安さんひととなりを物語ってる感じしますね。

    • Reply
      藤安初枝

      ミヨシさん、ありがとうございます!
      キーワード「清涼感と儚さと希望」メモしました!
      夏休み読書感出せててよかったです。
      児童文学研究会、略して児文研。物語ってますかね。ふふふ。

  • Reply
    わたなべえみ

    藤安さん、トビラ絵おめでとうございます!
    授業中は、あまりゆっくり見れなかったので、
    こうして制作秘話とともに拝見できるのが、サイトの良いところだなぁと思いました。
    すっかり物語の世界に入り込んでいる少年の姿に、
    読書のすばらしさが伝わってきました!

    • Reply
      藤安初枝

      わたなべさん、ありがとうございます!
      そうですね、授業中はなかなかゆっくりは見られなかったりしますよね。
      私もピックアップ作品をサイトで見返すのをいつも楽しみにしています。