キムラキコ(10期)「ウィン」/ハーラン・コーベン
・ホワイトワトソン、アクリルガッシュ、Photoshop、iPad(Procreate)
日本では現在、絶版となっているマイロン・ボライター・シリーズと
呼ばれる小説が好きなんですが、その主人公の相棒が活躍するスピン
オフが日本でも昨年、刊行されて、めちゃくちゃうれしかったです!
やまもとようこ(15期)「人間そっくり」/安部公房
・ゲルインキペン、上質紙
ストーリー中に出てくるタバコの煙と妖しい緑色の煙が印象に残っていたので、モチーフにしました。
地味にいつもと違う種類のペンを使っています。
インクが乾きやすいのでありがたいです。
紙の種類によって使っていこうかと思います。
山﨑彩(19期)「セロ弾きのゴーシュ」/宮沢賢治
・画用紙、ペン、色鉛筆
前回人物の顔でアドバイスいただき、味のある役者さんの若い頃を参考にしました。
宮沢賢治ワールドのレトロ感が抜けてしまったので、
シャツにすればよかったな〜と後悔。
次回気をつけたいです。
菅原さこ(21期)「蝉しぐれ」/藤沢周平
・合成ゴム版 水溶性版画絵具 アルキド樹脂絵具 OA用和紙
作品内で随所に出てくる五間川の風景です。
時代物を意識して川の表現に気を使いました。浮世絵、版画、日本画を
参考に流れを線で表すか悩みましたがタイトルの邪魔にならないように
ベタ刷りで流れを白抜きにしてできるだけシンプルにしてみました。
ふちのとみよ(21期)「食堂かたつむり」/小川糸
・iPad、Adobe fresco
食べた人が優しい気持ちになれる料理を作りたい。
素材を慈しむ気持ちを持ちながら余す事なく料理を作りたい。
そんな主人公の姿を絵に描いてみました。
小川糸さんのほっこりする小説に合わせて画面も暖色でまとめてみました。
邦子(22期)「ガラスの犬」/フランク・ボーム作、津森 優子訳
・PC、オイルパステル
8話の短編集なので、各話からモチーフを決めてちりばめるデザインに
してみました。
おとぎ話に出てくるアイテムはかわいらしくて楽しかったです。
久保田美穂(22期)「卵の緒」/瀬尾まいこ
・iPad(Adobefresco)
卵をモチーフと親子の繋がりをどう表現しようかと迷いました。
自分的には可愛く仕上がったので良かったです。
(仕事の場合は自己満足だけではいけないと思いますが…)
もとざわひろみ(22期)「猫は抱くもの」/大山淳子
・水彩紙、水彩色鉛筆、Photoshop
装画はとても実践的な課題で勉強になります!
お話に出てくるモチーフをいろいろ入れてみました。
仙次(24期)「モーメント・アーケード」/ファン・モガ
・iPad(Procreate)、illustrator
壊れた家庭のイメージを自分の絵で表現するには
どうしたら良いかなあと考えているときに、旅行中に見た
崩れた家を思い出したので描いてみました。
Mayumi Sun(24期)「秋たちぬ」/寺山修司
・紙、ガッシュ
元のデザインを拝借して。題字のデザインを文字だけに改めました。
装画の授業はいつも皆さんのデザインに驚かされます。
イラストレーションの向上だけでなく、
もう少しデザインができるようになりたいです。
機械まったく使いこなせてないですが。。。
わたなべ友恵(24期)「ライオンのおやつ」/小川糸
・画用紙・アクリルガッシュ・色鉛筆
装画の課題はいつも以上に浮かんだ自分のイメージを、
紙や布にのせられるよう、脳みそと手をつなげたいと感じます。
そして顔の描き方にまだまだ特徴がないので、
色々な方の作品から刺激を受けようと思います。
古沢有莉(25期)「嫉妬/事件」/アニー・エルノー
・アルシェ紙、アクリルガッシュ
元彼の新しい恋人に嫉妬を感じ、相手の情報を取り憑かれたように
ネットで調べるという主人公が、自らを客観的に綴る物語。
行動は愚かで文章は毅然という難しい内容でした。
タッチはこのくらいラフな感じが好きで維持したいです。
宮坂理恵子(25期)「コーランを知っていますか」/阿刀田 高
・インク、iPad、色鉛筆
もう少し手書きのタッチを増やして個性を出したいと感じました。
ゆきこ(25期)「スズの兵隊」/H・C・アンデルセン
・Adobe illustrator、CLIP STUDIO
アンデルセンの短編の童話なので、
絵本と文庫にした場合を想定して内容を変えて描いて、
こちらの文庫バージョンををピックアップしていただけました。
夜の子供部屋で、スズの兵隊が、
バレリーナの紙人形に恋をしているシーンです。
若菜真穂(25期)「どんぐりと山猫」/宮沢賢治
・アクリル水彩、クレヨン
先生より「迫力がある」とのお言葉を頂きました。
貫禄ある山猫の姿を描きたかったので、
意図通りに伝わる表現ができ嬉しく思います。
大石さちよ(26期)「その手をにぎりたい」/柚木麻子
・Clipstudio
どろりとした闇をかかえた女性の大きな顔を描こうと思っていたのに、
小さくポップなタッチになってしまいました。
シリアスな絵に憧れますが、これはこれで、気に入っています。
kenbikyo(26期)「ボクの音楽武者修行」/小澤征爾
・水彩紙、水彩絵具、墨、iPad(procreate)
1960年、青年小澤征爾さんが貨物船に乗って一人本場のパリを目指します。
指揮者になるため音楽修行をしていた時代の自伝的エッセイ。
修行の雰囲気があるかな、と背景に白黒挿絵をコラージュしたものを
ピックアップしていただきました。
たむらみか(26期)「2020 木陰の物語」/団士郎
・パステル、iPad
今回は黒で描きあげた後、色はデジタルでつけました。
普段(手描き)と開きがないか心配です。あと、大ミスをしました。
「木陰」とは【樹の下の日や雨の当たらないところ】なのに、
ちゃんと分かっておらず、【(壁にうつる)木の影】を描いてしまいました。
提出前にそれに気が付き、イチからかき直しました…つらかったです。
中山ひがた(26期)「夢酔独言」/勝小吉(著)勝部真長(編)
・PC、CLIP STUDIO PAINT
小吉(勝海舟の父)の自叙伝です。
「(物を)イメージでなく、そのままに描く」という点に気を付けます。
小吉も凄いですが、信さんほか周囲の人々の強さに感服します。
西陰志保(26期)「なめとこ山の熊」/ 宮沢賢治
・iPad(procreat)
今回はとても楽しく描けました。もっと枚数描けるように頑張りたいです。
そして、うっかり白で輪郭を取ってしまいました。
皆様の装画の完成度が高く、すごいなーと感嘆しておりました。
原亜紀(26期)「ジヴェルニーの食卓」/原田マハ
・画用紙、水彩絵具
遅くなりましたが今年もどうぞよろしくお願い致します!
今年は去年よりたくさん提出できるようにしたいです。
久しぶりに水彩絵具で描いてみたら楽しかったです。
福岡麻利子(26期)「おめでとう」(短編集)/川上弘美
・Procreate
短編集の中からタイトルになっている「おめでとう」と
挿画でも選んだ「運命の恋人」の2話に共通するイメージから
私が連想した「生命の樹」を描きました。
ちょっと不思議でほのかに可愛い川上ワールドを描けた気がします。
藤原ねじこ(26期)「ひらいて」/綿矢りさ
・iPad(Procreate)
高校生の荒ぶる恋を描いた小説です。
主人公の表情と配色に気をつけました。
マツオカウスビ(26期)「誕生日の子どもたち」/トルーマン・カポーティ
・水彩紙、不透明水彩
作中に出てくる蓄音機と子供たちをイメージして描きました。
授業中皆さんの作品を拝見してもっと色々な題材にも
挑戦してみたいなと思いました。
4co(26期)「猫を抱いて象と泳ぐ」/小川洋子
・アクリル絵具・色鉛筆・photoshop
チェスに魅了され、不思議な出会いをしながら、チェスの世界の中に深く深く潜って生きる少年の物語です。
海に潜っていくようなチェスの描写であったり、身体が大きくなることを悲劇と感じる心情や、
大切な人たちと交わす言葉のひとつひとつが美しく、どこまでも静謐でありながら深く心に響いて、
この物語を知れてよかったなぁと思います。
仙次さんの作品が、この本の内容いったいなんなんだろう.. と興味が持てます
家とか車がパッと見てなんか日本と違うな、とか韓国っぽいとさらに素敵だなと思いました
全体的に青緑っぽいのもなんか家壊れたー暗い 感じがしていいですよね
松本さん、コメントありがとうございます。
なるほど!例えばハングルの看板や日本ではあまり見かけない除雪箱など
見慣れないものがあった方がパッと目に入るかもしれませんね!次回から意識してみます♪
装画の授業は皆さんの作品に見応えがあって、あっという間の時間でした。
久保田さん、シンプルでカラフルな感じが気持ちよく目に飛び込んできます。
そして卵たちがかわいい!
仙次さん、配色がとてもカッコ良くて好きです。壊れた家の中を覗き込みたく
なりますね。
ゆきこさんのスズの兵隊、ピックアップにならなかったものもどれも素敵でした。
たむらさん、ワントーンだけで木の葉や草などの自然を表現できるのが流石だなー、
すごいなーと驚きました。
藤原さん、淡いブルーが効いていてどんなお話なのだろうと興味が湧きました。
さこさん、ありがとうございます(>__<)いい風にとってくださりありがとうございます!涙
さこさんの作品は画面に写るといつも息を飲みます。植物や地面の線で、自然に見るときの視線がお侍さん→鳥に流れ、無駄のなさに痺れます。あとグレーの主線、タイトルが目立って「見やすい!」と思いました。色々あこがれます。
いい風にとってくださり…の後が抜けてました汗
普段、【影】を描かないので、影が描けず、黄緑も濃いすぎる変な色になり、どうにもならず「やばいやばい描けない」の苦肉の策のワントーンでした涙
さこさん、ありがとうございます。今回も物凄く色で苦労したので嬉しいです。
わたしはいつも、さこさんのスッキリした画面作りと配色に憧れていますー!
さこさん
覚えて下さっていて嬉しいです。
さこさんの、もうひとつの挿画も好きでした。
挿画はピックアップが1点なのに
手間のかかる版画でちゃんと作られていて
本当に版画で表現するのがお好きなのだなぁと感銘を受けました。
菅原さん、コメントをいただきありがとうございます。
菅原さんの版画、いつも雰囲気があって素敵です。今回の装画も、手前の岸辺に小さなお花を描くところなど、センスがあって尊敬します。
仙次さん扉絵おめでとう!
色がすごく綺麗なのに、描いてるのは壊れた家で、アンバランスな画面が興味をそそられます。
邦子さんのデザインの効いた画面も好き。直ぐに書籍として本屋さんに並びそうですネ。
Mayumisan文字をシンプルに入れたらぐっと絵が引き立ちましたね。綺麗な雲が活きてます。先生のアドバイスって的確でいつも納得してしまいます。
西蔭さんの絵も好き。民藝っぽい力強いタッチが緑と黒の画面の中で活きてます。
ゆきこさんやたむらさんをはじめとして25期26期の方々がうますぎて、、ちょい先輩の私は凹みそうになりますが、気を引き締めて描かねばならないと改めて思いました。
ふちのさん、名前を出してくださりありがとうございます!涙 個人的には、滅相も無さすぎ、皆の作品を授業やHP で拝見し「きゃー(*^^*)」と興奮した後、ふと我にかえって「ううぅ」と自分の絵になってます涙
ふちのさんの今回の作品、中央がしっかりとられ、そこにスーーーと流れるソースに感激しました。こういう静かな動きにより、作品に生命力や説得力が生まれる気が見ていてして「すごいな」としみじみしました
ふちのさん
ブレまくりのわたしも入れて下さるとは、めっそうもないですが、ありがとうございます。
ふちのさんの誰にも真似できない風合い、デフォルメや構図に、毎回驚きと喜びを感じております。
ふちのさん、ありがとうございます!
重い話ではあるのですが本の印象は爽やかだったので、爽やか系でまとめてみました!
もしもお仕事だったら、暖色系の落ち着いた色のバージョンも作るかも?と考えたりしました。
ふちのさん、コメントしてくださり、ありがとうございます。いつも授業で凹みがちなので、うぅと涙が出そうになりました。私はふちのさんの絵の、柔らかなゆったりとした空気感が好きです。色合いやデフォルメも、ふちのさんならではの個性があって、素敵です。
わたしは民藝のような風合いが好きなんだな、と最近ようやく分かってきた次第です。
もとざわさんの、目を引く配色と、帯で隠す効果のある動物の配置が絶妙で、わーさすがだ!って思いました。
仙次さんの、ジャンルが一目でわかる感じ、うまいなぁ。
ゆきこさんの、これ手に取っちゃうキャッチーさ!
西陰さんの、これ欲しい。この話は持ってないですが、宮沢賢治のなら1冊持ってても良いかとジャケ買いしちゃいます。
なんとかさん
なんとかさんに、そんなふうに言っていただけるとは、嬉しすぎます。
なんとかさんの視点、モチーフの選び方と表現力に、毎回驚き、楽しませていただいております。
なんとかさん、ありがとうございます。うれしいです。
建物擬人化どうだろう?と思って描いてみましたー!
なんとかさん、嬉しいコメントありがとうございます。とっても元気が出ました!
作中で青と黄色を使ってひまわりを描く画家が出てくるので、それをイメージしてみました。
なんとかさん、
ありがとうございます。うれしすぎます。
少しずつですが、自分の絵がわかってきたような気がします。凹みながらも、前に進んでいきます!
なんとかさんのモチーフの選び方や表現の仕方が絶妙すぎて、大好きですー!
仙次さん、トップおめでとうございます!本の内容からの壊れた家という解釈や、お色や……なんだか圧倒的に感じました。
キコさんの補色対比の華やかさ、装画にピッタリだと思いました。
やまもとさんのイラストレーションのなんだか玄人向きの雰囲気、カッコいいです!!
あやさん、主人公の視線外しからの、動物たちのガン見……キュンとしました
邦子さん、しっかりした技術と可愛いを併せ持っておられ、とにかく羨望の眼差しです。
久保田さん、久保田さんの描かれる絵が好きです。本を読む前に手に取ってみたくなるポップさと読んだ後のこの絵を見た時の答え合わせ……何度も味わえる装画に感じました、まず本をよみたいです。
もとざわさんの色合わせ、華やかでオシャレで素敵です。憧れます。
mayumisan.あきたちぬ……とはこういう気持ちいい情景なのか!とすとん!と落ちました。
わたなべさん、イラストレーションへの直接の感想ではなく恐縮なのですが、絵を拝見した時、丁寧に構成、着色しておられる真摯さが伝わってきたような気がしてなんだか泣きそうになりました。
古沢さん、混色で作られた暗いお色になんだか、ドロドロ感を勝手に感じました!!
宮坂さん、デジタル→手描きと言われてた気がしてずっと気になってます。
ゆきこさん、床と壁の切り替える位置、カッコ良すぎます!!
若菜さん、帯をとったら、どんぐりが出てきて、なんだか帯をめくった時嬉しいなと思いました!
たむらさん、ありがとうございます。
たむらさんのような優しい色味に憧れているんですが、自分が描くと彩度が高い色になってしまいます。先生のように、優しい色〜彩度が高い色まで使いこなせるようになりたいですね!
たむらさん、ありがとうございます!
パッキリとした色合いが好きで、派手目になりがちです。。
たむらさんの作品、暖かい色づかいも作風にとてもあっていていいなぁと見ています。
たむらさんコメントありがとうございます!
そんな嬉しいことを言っていただき、こちらこそ恐縮です。(泣)
内容が人生の最期が軸となっているので、穏やかで温かいものにしたいと思って描きました。
たむらさんの装画は、作品に真摯に向き合って描かれていて、インスタで拝見した他の作品もほんとに素敵でした。私は色を多く使ってしまう傾向があるので、ワントーンで魅せるたむらさんみたいに描けたらと思っちゃいます。そしてたむらさんのブルーの使い方が毎回好きです!
たむらさんコメントありがとうございます。たむらさんの人物の表紙も好きでした〜。モヤモヤした心境とか感じを表現するのは難しいけど描きがいがありますね。
大石さん、もとの表紙感も形をのこして入れておられる感じがかっこいいです。
kenbikyoさん、前回の装画に続き、沢山の絵のコラージュ作品、贅沢に感じました!なんだか時代の流れが音楽に乗ってすごく雰囲気出てます!!
中山さん、勝自体、私生活すごく奔放なイメージだったのですが、その父はもっと奔放だったなんて!読んでみたくなりました。中山さんの本を読まれた動機もなんだか興味深かったです。
西陰さん、黒と緑のコントラスト、かっこいいです!熊の顔も素敵です!
福岡さん、すすてきです!!センスのなせる技ですね!!アイボリーぽい陰の入れ方ががとても好きで、勉強になりました。
ねじこさん、水色の瞳、なんだか透明感があって素敵です。
マタオカさんの絵柄や選ばれるお色の品の良さや爽やかさ、心地よくて大好きです
4coさん、とても大きなマントの割合に惹きつけられました。象の足は見えないだけなのか、消えているのか……など妄想しました。
たむらさん、ありがとうございます。
うれしいですー!
たむらさんならではの色使い、独特な線の動きに、いつも見惚れてます。特に、田村さんが描く人間が好きです。
仙次さんの絵が惹きつけられました。
コンセプトも壊れた家庭関係を表現しているというところまで完璧です。。
とても勉強になりました。